東京オリンピックが終了しました。
まあ、開会式のときにも書いたように、私はもともとあまりスポーツに興味がないのでほとんど見てません。ただ何人かの選手については興味もあって、彼らがどういう結果を出したかということをニュースで確認したぐらいのものでしょうか。
最近リアルタイム解析を見ていると、このブログでブルース・スプリングスティーンについて書いた記事が読まれていて、これはもしかすると、ブルース・スプリングスティーンの娘ジェシカさんが馬術競技の選手としてオリンピックに出ていた関係かもしれないとか……そんなこともありました。
このタイミングで、朝日新聞が世論調査の結果を出しているんですが……それによると、菅内閣の支持率は発足以降最低で、同紙の調査においてはじめて3割を切ったということです。
まあ、そりゃそうでしょう。
これで五輪効果で内閣支持率がV字回復なんてことになっていたらさすがに絶望しかないところでしたが、多くの人はそれとこれとは話が別と考えているようです。五輪については「開催してよかった」という人が圧倒的多数でしたが、それは政権に対する評価につながっていないものと思われます。
しかしながら、五輪を開催してよかったという人たちも、いずれその見方を変えるときがくるかもしれません。
オリンピックは閉幕……パラリンピックのほうも開催されそうですが、それも終わってしまえば、感染爆発の現実に向き合わなければならないときが必ずやってきます。
ここで、名曲を一曲。
ブルース・スプリングスティーンの名前が出てきたので、彼の曲を。
Lucky Town から、The Big Muddy です。
Bruce Springsteen - The Big Muddy (from In Concert/MTV Plugged)
俺の友人にこんなことをいった奴がいた
“行動には気をつけなよ
毒蛇にかまれれば お前自身も毒になるんだ”
腰まで泥まみれ
腰まで泥まみれ
はじめは高いところにいても
最後は地面を這い回ることになるのさ
その筋に詳しい方はお気づきのとおり、この曲にはピート・シーガーの「腰まで泥まみれ」が引用されています。(原詞ではwaist deep in the big muddyで、曲のタイトルもここからとられている)
「腰まで泥まみれ」は、中川五郎さんの日本語訳バージョンを、以前このブログで紹介しました。
破局が待ち受けていることがうすうす予感されているにもかかわらず渡河訓練をやめずに死者を出した部隊の歌……
思えば、インパール作戦にまでなぞらえられた今回の東京五輪。腰まで、いや、首まで泥まみれになりながら最後まで渡河作戦が中止されることはなかったわけですが、果たしてその先にはなにが待っているのか……ラムダ株流入も発覚し、懸念は募るばかりです。