ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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英国ギタリスト列伝を振り返る

2022-06-01 18:16:29 | 過去記事

ギタリスト列伝 ~ブリティッシュHR/HM編~
去年このブログでは、ドラマー列伝、ベーシスト列伝というものをやりました。それは、「ドラムの日」、「ベースの日」にあわせてということだったわけですが……では、「ギターの日」というもの......



今回は、ここに登場したギタリストたちの、この一年の動向について書いてみようと思います。
故人であるエディ・クラークに関しては動向というのもないわけですが……彼をのぞけば、一応全員の名前が出てきているはずです。


▲ブライアン・メイは、ソロ作 Another World を再発。
あのジャケ写について語る動画が公開されています。日本語字幕付きなのがありがたい。


ブライアン・メイが語る『Another World』パート1:アルバム・ジャケットの大木の想い出と再訪


最近、ブライアン・メイはトニー・アイオミとコラボした作品を制作中ともいいます。コロナ禍のことなどもあってあまりはかどっていないようですが……

そのアイオミですが、オジー・オズボーンのニューアルバムに参加しているという情報が。
参加アーティストがなかなか豪華で、ギターではオジーのバックギタリストとしてよく知られるザック・ワイルドも参加。また、ジェフ・ベックとエリック・クラプトンも参加しているということで、そうなると、ジミー・ペイジも……ということでオファーしたそうですが、これは叶わなかったそうです。ドラムとして参加しているレッチリのチャド・スミスによると、ジミー・ペイジはもうあまりプレイしていないとか……ちょっと気になるところです。
ちなみに、オジーのこのアルバムは9月にリリースされるとのこと。


▲リッチー・ブラックモアは、ブラックモアズ・ナイトとして過去に発表したクリスマス・アルバムのリマスター版を発表。そのなかから、MVを公開しました。
奥さんが「生まれたばかりの王(イエス・キリスト)に栄光あれ」なんて歌ってます。レインボーでは Kill the King といってたんですけどね……

Hark the Herald Angels Sing Official Video

ブラックモアに関しては、生誕の地にプレートが設置されるということがありました。
イギリスでは、ブルー・プラークと呼ばれる史跡案内板が各所に設置されていて、リッチー・ブラックモア生誕の地にこれを設置しようという署名運動が行なわれたということです。「本人がまだ生きている」という理由で申請は却下されたんですが……当該の施設が趣旨に賛同し、独自のプレートを掲示したのだとか。


▲エイドリアン・スミスは、リッチー・コッツェンとのユニット、スミス/コッツェンとしての新作を発表。
4曲のミニ・アルバムですが、そのうちの一曲ではドラムとしてドリーム・シアターのマイク・ポートノイが参加と、なかなか気合が入っています。

Rise Again (feat. Mike Portnoy)

エイドリアン・スミスといえば、アイアン・メイデンを一時脱退した際、デフ・レパードへの参加を検討していたという話が近年あかされました。
1991年にデフ・レパードのスティーヴ・クラークが死去した際、その後継ギタリスト候補の一人として名が挙がっていたそうです。



▲グレン・ティプトンは、闘病中。
一方、バンドのジューダス・プリーストは、今年ロックの殿堂入りを果たしました。
また、新たなツアーも開始。今回のツアーでは、これまでのツインリード体制をやめ、4人編成にしているということです。グレン・ティプトンの代役をつとめてきたギタリスト(アンディ・スニープ)を今回は起用しないということなんですが……ただし、グレン・ティプトンは、これまで同様ときどきステージに登場するとのこと。