立憲民主党の結党大会が行われ、合流野党が正式に発足しました。
枝野代表は、あいさつで「今こそ選択肢を示すときで、そのために真正面から進んでいく」と語ったということです。
その前に「この7年8か月、残念ながら政治に対する諦めが広がり、政権の選択肢を明確に示すことができなかった野党の責任を痛感している」ともいっていますが……常々いっているように、これは有権者の側の態度にも問題があると私は思います。
野党の政治家という立場からそうはいえないでしょうから、代わりに私が一有権者として指摘します。
この国の有権者は、政治に向き合う姿勢がゆがんでしまっているといわざるをえません。それは、以前も書いたとおり、明治維新以来の日本の歴史によるところが大きいと思われますが……このゆがみを直さなければ、社会のゆがみはどんどん大きくなっていくでしょう。
それを防ぐためには、とにかくまず政権交代が起こりうる土壌を作る必要があります。
私は必ずしも立憲民主党支持ではありませんが、そのためなら場合によっては立憲民主党をサポートするのにやぶさかではありません。そういった考え方が、政治におけるリアリズムだと私は思います。
そのリアリズムに基づき、ひとまずは、間近に迫っているともいわれる衆院選で新・立憲民主党が躍進することを期待しています。