吉田拓郎「土地に柵する馬鹿がいる」
今回は、音楽記事です。前回の音楽記事では、河島英五を取り上げました。そこでは書き損ねましたが……彼はデビュー当初、「吉田拓郎の再来」といわれたといいます。こうしてフォーク記事......
過去記事です。
音楽記事では日本のフォークからいったん離れるといいましたが……今年は吉田拓郎さんの引退という大きなできごとがあり、そこに触れておかないわけにもいくまいということで、過去に拓郎さんの書いた記事を。
拓郎さんといえば、ちょっと前にこんなアルバムを手に入れました。
拓郎さんのトリビュートアルバム。
中ノ森BANDのカバーした「結婚しようよ」について以前書きましたが、それも収録されてます。
先日加川良さんについての記事を書きましたが、「加川良の手紙」も。カバーしているのは、つじあやのさん。
m-flo のLISAさんは「ビートルズが教えてくれた」をカバー。
私的なハイライトは、真心ブラザーズによる「流星」でしょうか。
ほかにも、怒髪天、ホフディラン、ジェイク・シマブクロなど……大人気アーティストというわけではありませんが、本当に音楽を大事にしているんだなあということが伝わってくるミュージシャンたちが集まっています。そこはやはり、吉田拓郎さんゆえでしょう。
思えば今年は、山本コウタローさんが世を去るということもありました。
井上陽水、中島みゆきといった人たちにも引退がささやかれ……また、最近のニュースとして、高石ともやさんが、およそ半世紀にわたって続けてきた年末の「年忘れコンサート」を今年で最後にすると表明しています。80歳をひとつの節目として……ということです。音楽活動自体は継続していくということですが、やはり、フォーク界の大御所たちもだんだんと舞台を去りつつあるということでしょうか。
活動しなくなるのかなぁとしみじみと思っています。
シーンをリードするような若い人が出てこないのは
寂しいばかりです。(自分が知らないだけかもしれませんが)
拓郎さんのアルバムはあまり買ってなかったのですが、
今月完全盤で発売される1979年のライブ盤を買ってみようかなと。
「シーンをリードするような若い人が出てこない」というのは、おそらく業界自体に、若いやつにリードなんかされたくないというある種の保守性があるからなんじゃないかなとふと思いました。
たぶん昔からそうで、大手の会社はあくまでもアーティストを持ち駒として管理したいのであって、自身がコントロールされたくはない……
60年代ごろのフォークには、URCとかエレックというかたちでその裏をかくエネルギーがあった。吉田拓郎さんはその一つのシンボルだったんだと思います。