ひさびさに、3DCG記事です。
今回は、原点に帰って、拙著『ホテル・カリフォルニアの殺人』の舞台であるホテル・カリフォルニアをblender
で作ってみました。
前に一度やりましたが、あのときは使用ソフトが
Poser でした。
blender
も併用していましたが、編集と最終的な出力は
Poser 。それに対して今回は、blender
であらためて一から作ったものになります。
もともと私は
Poser をやっていて、補助的に使おうと
blender
に手を出したんですが……どうも、しばらく使用してみると
blender
のほうが圧倒的に表現力が高い気がしてます。というか、そもそも
Poser
はモデリングソフトではないので、造形は本来の用途ではありません。やはり、なにかを“作る”のは、3Dモデリングソフトのほうがよいということでしょう。
おそらく誰が見ても、以前Poser
で作ったものよりも、この
blender
によるもののほうができはいいでしょう。
それは、モデリングという部分だけでなく、マテリアル、テクスチャの表現性によるところも大きいです。やや専門的な話になりますが、特にバンプテクスチャの表現力ではblender
のほうが Poser
より数段上という気がします。
そのテクスチャですが、手前にある建物を構成する石材のテクスチャはフリー素材で、そういう意味では結局フリー素材のテクスチャ依存ともいえるわけではあるんですが……
あと、建物の横に立っているヤシの木は、オブジェクト丸ごとできあいの素材です。
ということは、自分で“作った”といえる部分は意外に少ない、ということにもなってしまいます……
なので、これからもっと細部を作り込んで、動画というところまで持っていこうと思います。
動画というところまでいけば、それなりに手の込んだことをやっているといえるでしょう。入り口から建物の内部に入って、ホテル内を歩いていくというような動画にして、いずれ公開しようと計画中です。