ロック探偵のMY GENERATION

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選挙にいこう 2021

2021-10-29 21:22:01 | 時事


いよいよ衆院選の投票日がせまってきました。

各党の訴えも熱を帯びてきています。

このブログでは選挙のたびに同じことをいっていますが……とにかく投票にいきましょう。
ただし、面白そうとか、何となく印象がいいから、とかではなく、きちんと候補者なり政党なりの主張を検証したうえで。

投票したい人がいないという場合には、投票させたくない人物の対立候補に入れるという“アンチ票”でもいいでしょう。ネガティブな行為のように思えるかもしれませんが、先日のストーン・ローゼズの記事でいえば、投票というのは「怒りを乗せて投げる石」であってもいいと思います。むき出しの怒りというのも、公正な社会を維持していくために時には必要なんじゃないでしょうか。ただし、それを投げつける相手を間違えなければの話ではありますが。ハロウィンで暴動まがいの騒ぎを起こすぐらいなら、そのエネルギーを怒りとして投票用紙に乗せたほうが建設的というものでしょう。


ところで、選挙といえば……先月香港で行われた選挙のことを思い出されます。

これは行政長官を決める選挙委員を選出する選挙ということなんですが、この3月に選挙制度が見直され、とんでもないことになっていました。

当局が「愛国者」でないと判断した人物は立候補できないという無茶苦茶な制度で、実質的に候補者から民主派を排除するシステムが完成し、議席のほとんどが親中派によって独占されたのです。
有権者の数はなんと97%も減り、実際に投票した人は人口の0.1%未満、定数の7割超は無投票で決定……これはもはや、選挙制度が存在するとはいえない状態でしょう。数年来続いてきた民主派への弾圧が、いよいよこの状態にまで達したということです。

選挙制度というのは、たとえ存在したとしても、いつそんなふうに骨抜きにされてしまうかわかりません。
そこのところをよく考えて、投票権を行使する必要があるでしれたのです


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