高齢化、平均年齢が上がっている反面、少子化が進んでいるからなお更感じるのかもしれないが、周りは老人ばかりです。
私は、詩吟の教室四箇所、手稲文化協会の事務局長をしていて、自分の教室だけではなく、多くのサークルにも接しています。いま、どこのサークルも会員の減少に悩んでいます。そして、後継者がいない悩みを抱えたりしています。
何か、ジェネレーションでの差が大きすぎるように思います。時代の風潮なども大きく変わってきています。 私たちの世代には、例えば詩吟などには、郷愁のような懐かしさを感じる人も多かったと思うのですが、今の世代の人には縁遠いもののようです。 また、酒を飲む飲み方でも、今は石原裕次郎やマヒナスターズのようなムードの世界で、酒を楽しむ姿は失われているように思います。
演歌の世界とロックの世界の違いみたいな格差が出てきているのでしようか。 それが歴史なのかも知れません。変化は当然のことなのです。でも、伝統的な素晴らしいものが、単に保存される対象でしかなくなるのはやりきれない感じです。