「涙」といえば、あの新庄の涙に、感動し、もらい泣きした人も多いと思う。私はもらい泣きもしなかったけれど、実は、恥ずかしい話だけれど泣き虫なのです。
中年を過ぎてからでないかと思う。つまらないこと?で涙を流すのです。特に浪花節的な人情話には弱いのです。テレビを見ていて、人情をくすぐる場面になるとしきりに鼻をかむことになり、体裁の悪い思いをする。
「すぐ泣く」 子供の頃は、弱い子供の代名詞みたいな言葉だった。「泣くもんか」 我慢強い、強い子だった。「男だもの、泣くわけないだろう」男が泣くと言うのは、男らしさに欠けるということらしい。
こんなことを思うと、どうも私は、女々しい男なのかもしれない。でも、悲しくて泣いていることは少ない、むしろ、感動、人間の暖かさとか純粋さを感じると自然にで涙が溢れてくるのです。嬉し泣きともいえません。「喜びの言葉は笑い、悲しみの言葉は涙」と言われたりしますが、それも一面の真実でしょう。
「涙ほど早く乾くものは無い」と言う言葉もあります。是はよくよくかみめていい言葉だと思います。