朝青龍の強さだけが際立つた場所。特に白鳳の休場で優勝争いの興味は半減していた。
それにしても、どうしてこうも怪我が多いのだろう。そして、何故無理して出るのだろう。脚の関節を痛めると、直すのが大変だ。次の場所まで2か月足らず、安静にしても完治は難しいと思う。稽古をしなければ、本番はまったく駄目、だから稽古をしながら直す。無理です。益々悪化させることも多いと思う。今場所でも栃東の膝のサボーター、琴欧州の膝のサポーター、名前を挙げることは出来ないけれど、テーピングをしていない力士のほうが少ないくらいです。
琴欧州も大関になるまではよかったのに、膝を痛めてからは全く精彩を欠いていた。それでも大分良くなったのでしょう。そこそこの成績でしたが元には戻っていません。
初日、魁皇が久しぶりにテーピングなしで出てきて、初日に豪快な上手投げで勝ったのを見て、一寸期待したのですが、やはり、怪我で力を出し切れないできた、その弱みは隠しようがありませんでした。10勝出来たのは褒めていいのかもしれません。
相撲は、仕切りでしっかり両手をつけて立ち、しっかり組み合って勝負するものと思っていた。しかし、最近は変わりました。手もつけたかどうか判らない立ち方、激しく張り手を使う、昔は、張り手なんてめったに見れなかった。それが今は誰もが平然とやり、更に、所かまわず突きまくる、時々目にまで当たったりしている。格闘技に違いないのですが、どうも昔と変わったように思えて成りません。
日本人の横綱出て欲しい。貴乃花のような、綺麗な相撲をとり、しかも強いそんな力士、当分期待できそうにありません。次の横綱は、白鳳、琴欧州、のどちらかのような気がする。
今のままじゃ、満員御礼も出せなくなる大相撲になってしまいそうです。