以前にも書いたことがある。
小学校の生徒に詩吟を聞いてもらう機会を作りたい。そのためには直接学校に出向き、校長先生にお願いして、機会を設けて頂くしかないと思う。
そうは思いながらも、行動できないでいる。
詩吟だけで、一定の時間、それも関心を持たせながらやることに自信が無いのだ。筝曲の岩本先生が、一緒に動いて下さるようなので、お琴とタッグで展開すれば40分くらいの授業としてやれると思うのだが、どんなものなのだろう。
お琴は、子供達に馴染みの曲を披露することが出来る。お琴の伴奏で歌わせることも出来る。そのお琴を伴奏にして私が、例えば「少年老い易く学なり難し・・」とか、子供でも理解のできるような吟を聞かせ、一緒に声を出させてみる、そんな展開を想定したりしている。
私達の子供のときは、先生に詩吟をされる方が結構いらっしゃって、何回か聞いて、それが詩吟をやるきっかけになっていたことを思い出す。
私は、折角詩吟をやっていながら、授業の中でわほとんどやらなかった。最後に勤めた学校で、一度だけ聞かせたことがある。それが、結構大きなインパクトとなって受け入れられていたことを、退職してから知った。
たかが詩吟、しかし、子供の感受性にはそういうものを受け入れる純粋さがあると思う。ポップスや演歌と違う音楽の世界のあることを知ってもらいたい。そんなことが伝統芸能の維持に貢献することにもなるのではないかと思うのです。
伝統芸能に縁の薄い北海道だからこそ、そんな取り組みが必要だと思うのです。
考えるだけでは、何にもならない。行動が伴わなくては・・・。新学期も始まっている、思い切って近くの小学校にお願いに行って見ようか?
扉は叩かなくては開けられない。思い切って叩いてみようか・・・。