夕張が経済再建団体になって大変な苦労をしている。同じようなことが国家で起きるなんて考えていなかった。
報道によると、ギリシャの国家としての債務は日本より少ないと言う。ただ、国債を他の国に引き受けてもらっていた。日本は国内の銀行などにほとんどを引き受けてもらっているからそんな目にあわないでいるかららしい。
ギリシャの国内では大変な事態が起きているようだ。給与のカット、賞与の停止、年金のカットなど国民生活にもろに跳ね返っているのだ。
日本の状態を見ていると、やはり恐ろしく感じる。この赤字を解消するのには、もう一度バブルでもこなくちゃならないけれど、それは期待できないでしょう。日本も外国の国債を引き受けているはずだ。今回のギリシャの場合あまり被害はなかったみたいだけれど、私たちには分からない。とにかく健全財政に一刻も早くすすまなくちゃならないはずだ。
やはり、政治家の数を大胆に減らすべきだし、公務員の数も減らさなくちゃならない。そうすると、それでなくても失業者の多い現在が更に厳しくなる。そんなスパイラルを断ち切る大胆な政治が無ければならない。
日本の技術は、世界の最先端を走っているといえる。しかし、素晴らしい技術を生かした企業が、日本で生産できず、国外で生産している。人件費の問題があるのですが、そんな企業が国内で生産活動の出来るような体制を考えるべきだ。本当に素晴らしいものなら高くても買ってもらえるはずだ。そのような企業をもっと大事に支援していってほしい。
先日、介護ロボットを開発した、中小企業の話が報道されていた。素晴らしい介護ロボットだけれど、日本では製造しても販売が出来ない仕組みになっていると言う。その話をいち早く知った海外から、引き合いが来て、更に工場を誘致するという話まで来ているという。
とても情けなくなった。こんな素晴らしいものを、みすみす外国に持ってゆかれる、そして、それを今度は逆輸入することになる、それを黙って見ている国の無策さを悲しく思った。