手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

TPP に思うこと

2010-11-10 17:10:56 | 政治
あまり判りもしないのに勝手なことをいえば笑われることになる。そんなことは判っていて書いてみたくなった。

 北海道も道議会で反対を表明した。どうも、農業関係団体の反対が強く、内閣でも農業関係の、いわば族議員の猛反対などで、政府も加入の決断ができなかった。

 反対するのは、加入することになれば、安い農産物がどっと入ってきて、日本の農業は壊滅するというのです。

 しかし、農産物以外なら、原料をほとんど輸入に頼っている工業関係は凄い恩恵を受けることになっていくと思う。その辺から、開港か鎖国かという話になるのだと思う。

 今も日本の農業関係は、発展よりも衰退の道をたどっていて、これからも先は極めて不透明です。このような閉塞状況を打開するには、小手先では出来ないはずです.かつて構造改革が進められました。そして今があります。構造改革がバブルの崩壊とともに行き詰まったのです。この現実から抜け出すためには、大きな痛みを覚悟した新しい構造改革に向かわなければならないと思う。

 農業の経営者の高齢化、離農の増加・・・・。新しい日本の農業を構築するために、このTPPは大きなバネになるのではないでしょうか。

 とても不思議に思うことが多い。国産はとても貴重で、国産を売り物にしているものは沢山有る。国産は高い、少ないからです。でも離農で土地は荒れ放題、減反で放置される水田、お米だってやっぱり国産を食べます。安くするのには減反などしないで沢山作ればいいのじゃないですか。ここには零細農家の切捨てみたいなことが起こるかもしれないけれど、だとすれば、そこは国が構造改革のために思い切った救済措置を執らなければならないけれど、そんな覚悟なしでは先が開けない。

開国か鎖国か・・・明治の開国、昭和の開国、環太平洋のリーダーとして進む気迫と勇気を期待したいが、だめでしょうね。こんなときこそ、小泉さんの郵政民営化みたいな決断とリーダーシツプがほしいのだけれど、それを菅さんに期待するのは無理ですか。

 
コメント
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