手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

北朝鮮の砲撃事件・・・・どんな考えがあるのだろう

2010-11-24 16:12:07 | 無題
 昨日の北朝鮮による砲撃事件、驚きを通り越してあきれた。
 どうやら、北朝鮮が勝手に設定している国境線の中で韓国軍が実弾演習をしたことに対する報復、警告砲撃と言っているようだ。

 朝鮮戦争終結時に、設定された境界線は、事実上実効支配されていて、そのことに対する北朝鮮の積極的反対とか、国際社会に主張をし、いくらかの支持でも得ているかといえば、それは全くない。とすれば、北朝鮮の主張する海域内で韓国軍が演習しようが、漁船が操業しょうが、それに実力排除する根拠はないのだ。

 それにもかかわらず、韓国の哨戒艇に対する魚雷攻撃、そして今回の砲撃、これは韓国に対する武力挑発以外にない。

 ただ、ここには、北朝鮮のふてぶてしい計算があると思う。ここまでやっても、韓国が戦争に持ち込むはずがないという計算だ。さらに、これは、北朝鮮が攻撃を受けたらいつでも反撃に出る体制が整っているということを内外に示す、いわば示威攻撃だったともいえる。

 ウラン濃縮施設をアメリカに見せたことも、一連の示威につながるのではないだろうか。北朝鮮はすでに、原子爆弾を所持しているかもしれない。それだけに、簡単に挑発に乗ることもできない。

 国民を飢餓においこみながら、原爆つくりに奔走し、核武装をして、世界で孤立することもいとわない、この体制の真意はどこにあるのでしょう。

 同じ民族で、核武装はまったく考えず、民主主義国家を目指した韓国のこの繁栄をどう見ているのでしょう。

 結局、金総書記を中心とした、軍事独裁政権が、その権力保持のためにやっている政治で、これは外からの力で代えることはできないでしょう。

 もちろん、国民の中から変革の運動が起こることも期待できない。外から抑えていくと、今度は暴発の危険がある。核を持って暴発されたら大変なことになる。

 恐ろしい、火薬庫をそばに置いているようなもので、恐ろしい。
コメント
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