手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

福島原発問題で明らかになったこと

2011-12-14 18:06:52 | 政治
もう9か月が過ぎた。大震災もまだまだだがこの原発問題は深刻だ。解決のめどが立っていないのだ。

 原子力の怖さを、福島の事故が教えている。チェルノブイリやスリーマイルどころでないのだ。勿論、立地条件とか、対応する国家の姿勢とかも違うけれど、福島は最悪のシナリオになっている。

 一電力会社の問題でなく、国が推進したのだから国の責任でもある。

 東北電力は破産でしょう。収入の総てを賠償、廃炉費用などに当てても収まらないでしょう。国家財政にすら大きな影響を与えている。

 チェルノブイリと事故の大きさは同じレベルというけれど、それ以上と考えたほうがいいようだ。冷温停止が出来たというけれど、それが30年維持できる保証も無い。それどころか現在循環冷却をしている地下の汚染水、どうなるのだろう。先日も循環のホースから水漏れが発生している。地下は汚水貯留施設ではないのだ。対応は勿論考えていると思うけれど、容易なことじゃないだろう。三号機建屋のあの破損の様、どうするのだろう。

 静かに特別のことも無く、廃炉を待つ状況とは思えない。

 今、除染が始まった。除染の汚染水はどこへ行くの。焼却灰は捨て場がなくなっている。瓦礫も放射能に汚染されたものが多く処理の引き受けを困難にしている。

 国の責任で、汚染物質の最終処理場を作るべきです。汚染物質の出た自治体に押し付けて解決できるものでない。せめてこの処理場だけでも早く何とかできないものだろうか。

 原発一基の事故が、国までも潰しかねない教訓を福島は教えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする