手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

小学生100名に詩吟を聞いてもらいました

2013-12-03 18:10:02 | 詩吟関係
 8月にコンタクトを取っていた小学生に詩吟を聞かせる授業、今日の午前中(4時間目)に設定いただき終わらせてきました。

 お願いをしていましたが、どんな人数で、どのような形になるか詰めていませんでした。ただ、パワーポイントで教材を投影しながらできるということでしたので、あまり心配しないでいました。昨日、確認の電話を入れたら、当初視聴覚教室でやる予定が、都合で音楽教室に変更になりましたという話で、スクリーンがないのでテレビになるとの話でした。

 そして人数を聞いて驚きました。6年生、100人くらいだというのです。始めは多分一クラス30名くらいと考えていたのですが、ちょっと戸惑いました。

 10時50分からの授業ということで、10時15分くらいに学校に行きました。担当の先生がテレビへの接続などを手伝ったくれましたので、準備は滞りなくできたのですが、テレビの画面は教室の後ろでは見えないところも多いのです。しかし、やるしかありません。

 音楽室の椅子は全部運び出され、生徒は直接床に座る形で聞くことになりました。

 
 最初に「詩吟」という言葉を知っている人と質問してみましたら、4人くらいが手を挙げていました。

 導入部で、論語の「学びて時にこれを習う、亦説しからずや。朋有り遠方より来る亦楽しからずや」を素読をして、その意味を教え、漢文のリズム感を合わせて感じてもらいました。そして、漢文の怖さを和らげて、訓読法について話をしました。ただ、画面が後ろまで見えないので、説明も簡単にして、「偶成」の書き下し文を解釈をしてあげ、素読を3回ほどして、そのうえで、簡単な詩吟の説明をして、範吟に入りました。

 10日ほど前からの風邪がようやく治ったところで、体力が落ちていたのですね。それまでの話で体力が消耗していて、吟の後半になると力が続かない感じになるのです。そのあと区切りながらみんなに吟じ方を教えました。コンダクターを持って行っていましたが、100人も入っているところでは、私のコンダクターの音はうしろまで届きません。2本までは私が一緒にやれるのですが、子供たちには6本が必要です。無理に6本でやらせましたが、コンダクターの伴奏が聞こえないのですから、うまくゆくわけがありません。大きいコンダクターを持ってゆくべきでした。

 最後に担当の先生の司会で、感想を何人かに述べてもらいましたが、とてもうれしかったという感想でした。中に日本の伝統芸能の詩吟を聞くことができたのはとても良かったという方もいました。

 初めての経験で、しかも予想外の人数に、調子を崩して最後の締めくくりがうまくやれなかった悔いが残ります。でも、長年の夢を実現でき何か方の荷物一つが降りた感じです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする