手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

手稲第一教場  詩吟 

2014-02-10 20:20:47 | 詩吟関係
 今日は第三会議室だった。全員集合。と言っても6名です。

 しばらくぶりに10月に入会してくれたTさんがいるので、活気が出ています。

 この頃はどの教場も素読を先にやらせることにしています。また、時々質問を入れることにしています。やはり吟だけは稽古をしても詩文の解釈とか作者についての理解が出来ていいません。

 詩文とか作者とかについて、一回話してもそれほど理解してもらえません。 私はその折々で詩文の核心となるようなところをとらえて質問してあげます。みんなの中でわかっている方には積極的に発言してもらいます。

 たとえば「富貴にして淫せず貧賤にして楽しむ」という一句を取り上げどんな意味ですか、と尋ねます。すると、言葉通りに解釈しようとします。それはそれとして大切なのですが、もっと大胆なとらえ方をしてみてはどうかと言います。富と貧を使って言い換えさせてみます。また「人間の是非」ってどんな意味?と聞いたりします。「わが胸の熱き思いにくらぶれば煙は薄し桜島山」を扱うときに、平野國臣は尊王攘夷の志士だったと伝え、するとこの「もゆる思い」はどんなおもいですか、「煙は薄し桜島山」は、どんな意味を持つのか尋ねてみます。その上で、月照十七回忌の話をしてあげます。

 こんな質問が割合心に残ったりするものです。質問の仕方も指導者の大切な心得だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする