手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

末期肺癌患者が回復した話  薬を開発してたのは日本人なのだという

2014-11-06 18:51:29 | 随想
 或るテレビ番組で見て驚いた話。南米の小島に現地人と結婚している女性の話でした。末期肺癌と日本で診断され、それでも抗がん剤の治療をつづけていて、あきらめていたところで肺癌の新しい薬が開発されていることを知り、それに頼ったという。ところが現在治験中で、その治験がアメリカと韓国でやられていて、治験のための条件もあるのだけれど条件はクリアでき、韓国で治験を受けることとなったという。その後アメリカでの治験に移ることもでき自宅からアメリカに治療に出かけているという。もうCTの写真からは癌の影は消えているのです。ほぼ完治したのだと思います。

 その話で驚いたことは、この薬を開発したのが日本人医者なのだと言う。日本人が開発して、なぜ日本の病院で治験できないのかという事だ。多分いろいろな規制があるのでしょう。でも、それをアメリカや韓国手ではできることなのだ。

 日本の新しい発明などに対する、対応ひどく時代遅れでないのかという不信感を持つ。こんな話もあった。誰も見向きもしない分野での研究の結果、物凄い耐熱性のある合金を開発したという。するとすかさずオファしてきたのがアメリカの航空機メーカーだという。

 日本の中小企業の会社が新しい物を開発しても、それを積極的に国も企業も支援してくれないうちにほかの国からオファがあり、日本でないところに工場ができたという話も聞いた気がする。

 日本には優れた技術力がある。そこで開発される新しいものには、もっと積極的な支援をして行く体制が必要だ。

 先に書いた合金でも、これからそれを使った新しい機械類の開発が進むと思う。その開発製造を日本でやれるように、素早く対応できる支援体制を確立してほしい。やりたくても中小企業では出来ないなどと困っているところに金を出すという外国が出てきたら飛びついて丸ごと外国に行ってしまう。そんなことの無い支援体制を整えてほしい。すでにあるのかもしれないけれど、とてもスピード感に欠けているように思う。
コメント
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