手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

沖縄  わかりすぎて わからない

2015-04-03 18:42:28 | 政治
  沖縄に米軍基地が多いのは終戦後アメリカの統治下に置かれたこともあるけれど、戦略的にも重要な位置であるからだと思う。

 アメリカの基地があるが故の犯罪とか、事故とか、危険と隣り合わせの現状に、基地の撤去を求めるのは納得できる。しかし、日米同盟の中で沖縄の戦略的位置は、移転では解決できないものがあるように感じる。

 今、辺野古地区の埋め立てで、揺れている。例の鳩山元首相のあの言動がなかったら既に普天間の移転は終わって、空港が返還され、さらに海兵隊のグァム移転まで実現できていたはずなのだ。それが実現できていたとすれば、今の困難もないわけだし、沖縄の負担軽減はずいぶん大きかったはずだ。

 鳩山元首相のおかげで、移設返還は元の木阿弥となり、それでも先の知事が辺野古移転を認め、やれやれと思っていたら、選挙で辺野古移転反対の知事が誕生して今もめている。

 先の知事の同意を得るまでに国が沖縄に格段の配慮を続けていた。そうした国の配慮に応えたのが先の知事だった。沖縄の県民意識は理解できる。

 那覇で辺野古移転を容認する動きがなぜ出ないのだろう。今那覇の米軍基地があることによって那覇の経済は支えられているといえる。地域産業が乏しい中で基地関係の仕事はかけがえのないものでもあると思う。出て行ってほしい、でも困るみたいな思惑はないのだろうか。少なくても、先の知事が反対していた間、国の沖縄関係予算はかなり優遇されていたはずだ。このあたりは触れることのできないいわばタブーの思惑が絡んでいそうに思われる。

 どういわれようと、戦争は反対だし、米軍基地はいらない。沖縄から出てゆけ!!といくら叫んでも出て行くことは当分ありえないことと承知の上での反対運動、しかし、反対を声に出さなければ事態が動かないそれも道理なのだ。

 沖縄の人の気持ちも知らないで、もう少し協力したらいいのになんて言ったらたちまち叩かれると思う。でも先に沖縄が辺野古移転を受け入れていた。その人は沖縄の知事でもあったのだ。沖縄の負担軽減になることは確かなのです。危険な普天間もなくなり、大きな米軍使用の土地が返還されるのです。それを知事が一度ならず二度も認めているのをまたひっくり返す。

 結局、論議は無用の絶対反対。これで絶対あってはならないことだけれど、普天間飛行場に着陸失敗の事故が起きたらどうなるのだろう。危険と隣り合わせといわれ続けている。一刻も早く那覇の危険はなくすべきだと思うのだけれど。
コメント
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