手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

志 目標 そんなものの関係ない85歳

2015-04-05 19:03:02 | 随想
 4月、新年度です。新しい年度に向けて、志を新たにしている方が多いはずです。

 若い人は将来への夢をどう実現するか、そのために今何をすべきかを改めて自分に問う時期でもありましょう。また現役の方たちにもそれぞれ抱えた課題があるはずで、それに向かって自分を立ち向かわせているのだと思います。

 さて、私は? 最早先に何物もないみたいな虚しさを感じることがある。しかし今も現役の詩吟の指導者なのです。さすれば、こんな情けないことを口にすべきでないのですが、こんなことを感じるというのは、85歳という年齢のせいかもしれない。これから何年続けられるかもわからない、会を大きくしたいと思っても、今の時代望むべくもない感じがある。

 詩吟の教室では、決してそんな思いの気配すら感じさせない指導を続けている。しかし、所詮その場しのぎなのでしょう。明確な展望、志の裏打ちが無いのです。さしあたって6月に開催する碌峭会創立30周年記念大会の成功を目的に頑張ってはいます。これまで詩吟でも関連しての役職などもあり、その仕事に努力しなければならないこともあったり、まだ若かったので会員の増強、吟道への精進なども努力目標として身近でした。

 元老の大浦錦翁先生が会報に毎回立派な啓蒙文章をお書きになっていることには敬服いたします。多分、このような活動をご自分の吟道精進の成果の結集として、広く読者に共感してもらい、吟道推進の糧してもらいたいという大きな志に根ざすものなのだと思います。私には、そこまでの力も気力も今はない。

 最近、詩吟のない日にはカラオケに出かけることが多くなっている。肺気腫がかなり進行していて、運動は駄目、労働も駄目、読書は目が疲れて続きません。ですから、家にいるとただ漫然とテレビを見ているだけになる。その点、カラオケはいろいろの方と接しますし、新しい曲にも挑戦しますので、詩吟一筋に色合いをつけてくれています。ダサイと笑われそうですが、時間を持て余すことはなく済んでいます。
コメント
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