美唄にいたときに詩吟に出会い、札幌に来てからも継続し、あまり上手でなかったが好きでしたので頑張り師範の資格をいただきました。ちょうどそのころに勤務していた高校の公開講座に
「詩吟入門」を立ち上げたところ10人ほどの希望者があり、講座終了後、同好会として最初の教室を立ち上げ、私の所属していた象堂流に加盟して活動を始めました。そして退職後正式な詩
吟教室としました。たまたま退職したときに自宅の近くに老人福祉センターが出来ました。その時に詩吟の講座を設けるならばその講師に使ってほしいとお願いして、幸いなことに採用されま
した。このセンターの講師が新しいお弟子さんをいただく大きな力となり、最盛期は正式な教室が三つ、それにこのセンターの講座、それに町内会老人クラブの同好会と週5回の教室を教え
お弟子さんの数も100人近くなったりしました。そのほかに趣味でパークゴルフをやっていて、一週間暇なしの生活が続きました。時代の流れで詩吟をやりたいという方が減少して、91歳で終
止符を打ったのですが、退職後の30年はとても充実した毎日でした。好きこそものの上手なれ、といわれますが、あまり上手でなかったけれど好きで頑張り素晴らしい余生にできました。