紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキ、集中治療室にて

2017-05-07 17:48:07 | ムラサキの栽培
「危機を脱す‼︎ 蘇る緑‼︎」
翌朝、回復の兆しのムラサキを見る。
絶望的に見えたムラサキであるが、驚くべき回復力である。
著しい脱水状態で、葉先が枯れ2枚のみが僅かに緑を残している状態であった。


ガラス窓から覗いて見て、ほっとするより驚きの方が大きかった。
流石に枯れた葉先まではピンとなる訳では無いが、乾燥に強い事の証明であろう。



昨年、花を見る事も無く、寒気が来て間も無く地上部は枯れた。
しかし、既にこの新芽は来春を期して僅かに白い点となって覗いていたのである。
鉢の下からの給水を始めたのは、この春先からであろうか?
用土を入れ替える思いが浮かんで、たっぷりの給水を控えて替え時を逸していた。



こちらは、鉢の受け皿からの給水で事足りた。花を咲かせ11個の
種を収穫している。地上部は葉が黄色くなったが枯れる事も無く、2月頃に地上部の茎を切った覚えがある。
新芽の確認は出来ないままに茎を切ったのである。1ヶ月後に2個の新芽が出て来た。



問題は、この根である。2個の新芽を育てる力があると思われる。
昨年は、全く肥料無しで健気な花を見せてくれた。鉢のサイズに合った生育でもあった。
さて、今年はどうしよう。新しい根が育つのだろうか?
長らくの疑問である。2年目の株は根の生育が余り見られないのである。


用土は赤玉土のみで取り敢えず鉢に収め直した。

  「 つぎのはが  でてくるまでは よこにされ」 

コメント
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