紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・秋苗の発芽

2019-11-19 18:57:40 | 薬草・薬用植物
「11月の日本ムラサキ」
紫根の収穫を終える前から来年栽培のムラサキの育苗に余念がない。発芽試験と称して、毎月の様に発芽の姿を眺めては得心している。
本年度産の発芽試験に入った。

10月1日〜19日に発根・発芽した苗。45ポット。1ヶ月半本葉2枚が生育中。

10月20〜30日に発根・発芽した苗。40ポット。育苗1ヶ月本葉が出始める。

11月12日〜14日に発根・発芽した苗。48ポット。発芽間もない苗である。培養土は「タネから育てる培養土」(弱酸性)を使用。双葉が開くと赤玉土の粉末を表面に敷く。給水時のサインにしている。

発根種をポットに伏せてから5日目に発芽の兆しあり、1週間目。

数日後、双葉が開く。発芽後10日目。

2週間目には本葉が覗き始める。

3週間目には本葉が開いて生育。

1ヶ月後には双葉と同じ大きさになり、本葉は3枚目が生育を始める。室内の育苗は量が増えると大変である。大きな問題点は温室設備はなしで、冬場を乗り切れるかである。厳寒期にはこの室内は氷点下になる。ストーブ1台で昨年は何とか春を迎えた。

  「このふゆを かんがえなしで なえそだて」
コメント
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