紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、意外な発根(続)

2019-12-14 19:18:30 | 薬草・薬用植物
「紙コップからの発根続く」
紙コップからの発根は毎日の様に続いている。思いも拠らない媒体である。
保温効果が効いているのではと推察している。但し、種の数量が半端ではない。除外した種は、コップ1杯分もあった。その半数以上を畑の苗床の端に播いてある。コップの底に残った種の量は3cm程である。とてもでないが数える気にはならない粒数である。


発根した種は、コップの底に多いので爪楊枝で種を掘り起こさないと見つからない。

二つの紙コップに分けてあるが合わせると毎日、10粒程が発根状態で見つかる。

最初に取り出して、ポットに移した種の多くが発芽。1トレイが満杯となってしまった。

多くの種が発根するが、発芽率が良いかどうかは不明である。母数が大きすぎて検討がつかない。発根した種をポットに播くと見ると発芽率は100%となる。

種の廃棄は選別方法による。様々な選別の最後に浮種検査を実施しているが、今後不必要な気がする・・・。時間を設定して6時間後の浮種は廃棄、除外品とすれば意味があるかも知れない。今までは、即沈下の種を合格品としていたのだが、改めて再検討の必要性が判明した。
また、大きな課題は発芽時期を揃える種の選別方法である。100粒の種は日を置いて発芽してくる。何時、見切ったら良いのか判然としない。発芽しない種は、とんでもない時期に発芽してくる。開花時期と関係があるのではと推察しているが、種の採取時期の問題と重なる。来年の課題がまた増えた様である。

     「はこのすみ つついてみては おおさわぎ」
コメント
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