紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草 育苗日記、逆子の誕生?

2019-03-17 19:25:21 | 紫根染め
「紫草、奇妙な発根、2019,3,17」
発芽前の発根状態から種を取り上げているのは、助産師役に近い。
発芽を待つことが無くなって兆しを知る事で、その役を受け持つ訳である。

そんな日々の中、種の殻が割れて白い点を確認するが、様子が違う。
ポットへと取り上げて見ると、伸びていく先端が丸いのである。


殻から取り出して、良く見ると子葉の部分である。
根になる箇所が生育できない状態である。
殻の割れ方に支障があったのだろうか。


別の種子の発根状態と比較してみる。

このまま日が経つと、白い丸みは緑を帯びて双葉の姿となる。
しかし根は腐り、生育はできない。
殻を取った姿はまるで赤子の様であった。殻はもういらない。


こうして、カメラの目で見ると根の部分がしっかりと確認できる。

このポットで多分、しっかりと根を伸ばし生育していくと思われれる。
以前時々、根がなくて双葉の緑だけの発芽を見る事があった。
こうした原因に依る生育不良だったのかと改めて納得する。

   「ねをしまい さかさのはつが さきあんず」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本ムラサキ、発根の生態 | トップ | 紫草、育苗日記(春彼岸) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

紫根染め」カテゴリの最新記事