紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2018紫根収穫(続)

2018-11-13 19:23:02 | 紫根染め
「紫根の収穫は日々気温が下がっていく中で着実に進行中」
午前中2時間半、午後2時間、毎日続く。
手順は同じだが、要領よく作業が進む様になってきた。
午後は日が短くなり、時に吹く風は冷たく汗も出ない作業となる。
第2ブロックの紫根収穫である。祈るより他ない。


水不足で生育障害の苗も出たが、全体的には揃って生育した。

今回はブロック内の土を置く場所があるので作業効率は良かった。
紫根は直伸性があることが明瞭となる。
苗の定植間隔は狭かったが何とか揃って生育した。


前日の収穫。良い紫根と不良紫根、半々である。

翌日の収穫。ブロックの北側で良品が多かった。

クズ根で土の塊に残ってしまった細根である。
土を崩しながら、こうした根も集める。
染料の抽出液を作る際には随分と役立つ。
嵩はあるが、秤の針が振れる程の量はない。
しかし、かなりの色が出る事は経験済みなので捨て置けない。


収穫の済んだNo2ブロックの整地も終了。
3ヶ日間を要したが満足の紫根を得て、納得の整地でもある。
30cm下の土は固く乾いていて渇水時期の様子が残る。
耕した土であるが自重でこれほど固くなるとは思いも寄らなかった。
ツルハシを使わないと先へ進めない地下の状況である。
来年への教訓を得て、方策を講じなくてはなるまい。
まだ3ブロックが残っている。雪が降る前には終えたいものだ。

  「かんじざい つちにいのりて しこんほり」
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