釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグの刺身・コモンフグの唐揚げ・アカメフグのチリ鍋

2024-12-29 07:04:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへのフグ釣行は完全復活なる15匹の釣果で竿頭をいただいた。

アカメ5匹は熟成させて1週間後に鍋の予定。
まずはショウサイとコモンからいただきましょう。

(これよ。)

ショウサイフグの刺身。

唯一獲れたこの時期のショウサイは刺身でいただかないと勿体ない。

30分ピチットシートで水分を抜いて下ろした身はツヤツヤ。

身はプリプリで味が濃い。
1年中ショウサイを食べているけれどやっぱり旨いね。


(ちょっとだけよ。)

ショウサイフグの薄皮の湯引き。

包丁で引いた薄皮を熱湯で10秒湯がき、冷水で冷やして水気を取って切りつける。

コラーゲンタップリだろうモチッとした食感にほのかな旨味。
箸休めに良いよ。

そしてメインは、


(定番ね。)

コモンフグの唐揚げ。

小型が多いから半身のまま揚げたらナゲットのようだ。
食べ応えかあっていいな。


(集合写真。)

ショウサイもコモンも旨くて、釣りでも食でも楽しませてくれる。

そして翌週末。

1週間熟成させたアカメフグの封印を解く。


(熟成完了。)

アカメフグは身がしっかりしているから寝かせて旨味を引き出す。

鍋ならば寝かさなくても良いのだけど、日に日に期待が高まり気持ちが盛り上がってくるのよ。


(出汁取り。良い色ね。)

まずは昆布とストックのフグの中骨で出汁取り。

甘い香りが立ってきたら頃合いよ。


(アカメどーん。)

先に野菜とキノコ類をぶち込み煮込む。

特にネギはトロトロなのが好みなんでじっくり火を通すよ。

(アカメ投入。)

頃は良しとブツ切りのアカメを入れると鍋が溢れそうになる。

蓋をして煮立てずにじっくりと炊く。

アカメが煮えたら豆腐と今回は三つ葉を散らしてちょっと温めたら完成。


(出来上がり。)

今季2度目のアカメフグのチリ鍋。


(日本酒もいっちゃうよ。)

出汁と素材の味を堪能するためにポン酢は振り掛ける程度。

骨付きのアカメの身に齧り付くとブリブリの歯触り。
食べ応えがあって噛むとジワッと旨味が湧く。

これを家でいただける幸せよ。
フグ釣りをやってて良かったと思う瞬間ね。


(このスープがまた堪らん。)

具を綺麗に平らげたら〆の準備。

中華麺を別茹でしてスープに塩・コショウして待ち構える。


(定番の〆。)

アカメフグ出汁のラーメン。

雑炊よりもお気に入りで最近の〆はほぼラーメンね。
スープが絶品で残さずいただきますよ。

ショウサイ、アカメ、コモンと、それぞれのフグの味を堪能して満足、満足。


🐡

【釣】強風とうねりを物ともせず遂に覚醒する!? (2024/12/14 アカメフグ 野毛屋)

2024-12-27 05:53:00 | 釣り
ドン底からの完全復活かを自身に問うための野毛屋さんへのフグ釣行は、4:55着で9番目。

宿並びの駐車場に停めて開店まで車内で待つ。
これからの季節は寒さとの戦いだ。


(毎度。)

釣り座は右舷舳1番をチョイス。

両舷艫側から埋まっており、北風が強い予報で揺れる舳1番はどうかと考えたけれど、釣り座の有利を優先した。
実釣時間の多くが上げ潮だからね。

本当にUGスペシャルを使いこなせているなら、うねりにはどうにか対応できるだろう。


(本日は第十忠丸。)

船に移動して準備していても風で船が揺すられる。
湾内の船着場でこれだとコンディションは相当悪いのではなかろうか。

今の釣り場だと北風は避けられないから海に出たらうねうねだろうな。


(潮はこんな感じ。)

右舷は6名で出船がないユキちゃん船長が胴の間に収まる。
今日の風じゃさすがにお立ち台には立てないからね。
左舷は9名だそうで偏ったね。


(平潟湾の夜明けぜよ。)

定刻前に出船。

平潟湾を出たところからビュービューと北風が吹き付け、飛沫を被る左舷に退避命令が出る。

強風によるうねりで船はドッタンバッタン。
舳は1mくらい上下してジェットコースターのようだ。

釣り座選択を誤ったか?
胴の間の方が良かったか?
ちょっと後悔が頭をかすめたけれど、何とかすれば良いことよ、と強い気持ちで振り払う。


(釣り開始。)

八景沖で釣り開始。

仕掛けはノーマルカットウ。
底まで落とすもののうねりのためか10号ナツメだと着底が良く分からない。

数回誘ってオモリを丸型15号にチェンジ。


(風とうねりがあるよ。)

風に対してはしっかりした穂先のUGスペシャルは微動だにしない。

以前のAllegroでは柔らかい穂先が風でブレてアタリが取りづらかっただろう。

うねりに対してもUGスペシャルならリニアな操作でタイミングを測っていなせる。

これならこの海の状況に対応出来るぞ。
不安が解消して釣りに集中出来る。

すると、サクッと掛かるのよ。


(7:42に1匹目。)

小型のコモンフグ。

開始早々に型を見てホッとする。
これで後の展開が楽になるな。

暫し流すも船中数が揚がらないので、大きく移動になる。


(南本牧の水路。)

やって来たのは南本牧の水路。

ここはアカメ狙いだな。
風とうねりが避けられるから他のフグ船も来ている。

護岸の際を流すと軽い根があるもののラインを揺すると外せるレベル。
先程に比べると格段に釣りやすい。
オモリは10号ナツメに戻す。

丁寧に誘っていると着底間際にチョコチョコとアタリが出る。
着底と同時にアワセるとガツン

竿先が突っ込みゴンゴン来る手応えは大アカメだ。

水面に浮かせてカットウの掛かり所を確認、そのまま引き抜いた。


(デカアカメゲット。)

手にしたのは35cmクラスの大型アカメフグ。

このクラスがあれば前回に続きチリ鍋がイケそうだぞ。

打ち返すと再びガツン
続けて良型アカメをゲットする。

更に続けてガツン
35cmオーバーのデカアカメを揚げる。

周りは沈黙している中でのこの展開は有利な釣り座であるものの凄いぞ。

これは無双モードの発動か?


(8:57に5匹目。)

アカメに続いてコモンも揚がる。

しっかりした穂先でも誘い下げ時に出る触りが見える。

いると察したらタイミングを読んでアワセて掛ける。

ゼロテンで微小なアタリも取れる。


(このサイズのアタリも取れるぞ。)

リリースサイズのミニコモンのアタリを取って掛ける。

風に負けないしっかりした穂先でも触りやアタリがしっかり取れ、反応するとタイムラグなくアワセが決まる。

まさにUGスペシャルは欲しかった理想の竿だ。
ようやくそのポテンシャルを使いこなせるようになったか。

ポンポンとミニコモンを揚げながら心の中で勇治船長に感謝する。

勢い止まらず、面白いようにアタリが出る。
誘いで掛ける。


(9:56にツ抜け。)

水路に来てからものの2時間足らずでツ抜け。
それに加えてミニコモンを5匹リリースしているから驚きのペースだ。

ドン底からの完全復活どころか理想の竿を得て覚醒したのではあるまいか。


(心も晴れ晴れ。)

アカメを追釣し、水路では大型2匹を含む5匹をゲット。
アカメフグだけでチリ鍋が出来るぞ。

水路で12匹を揚げたところで中の瀬へ移動。

移動中に左舷の常連さんから数を聞かれて答えると、桁が違うと驚かれる。
この時点でユキちゃんでも8匹だそうだ。

これまでユキちゃんに先行することはあっても勝ったことはない。
このままでは行かないでしょう。


(10:30頃に中の瀬へ。)

中の瀬では北風をもろに受け、うねりが続いている。

ここではショウサイとトラ狙いだろう。

うねりがあって釣りづらい状況にあって魚影は疎らなようだ。

船中なかなか揚がらないところに触りが出る。

いるぞ。

ゼロテンからカウントしてタイミングを取って空アワセ。
サクッと掛かるとビビビビーと小気味良い引きで走る。

期待とともに巻き揚げると、

(嬉しい1匹。)

良型ショウサイフグ。
刺身に嬉しい1匹だ。

ここで1匹が獲れたのは精神的にデカイ。
うねうねの中でも集中力を切らさずに積極的に誘えるぞ。

(うねうねよ。)

水路での驚異的なペースからガタ落ちして長い沈黙が続くけれど、うねりに合わせた誘いとゼロテンで微かな触りも見逃さんぞと竿先を凝視する。

唐突にガツガツと出たアタリにアワセるもスカす。
タイミングを測って空アワセるも空振り。

仕掛けを揚げるとエサはなくカットウのハリスが切られてる。

これはトラフグの仕業だ。
これが獲れていれば4種のフグをコンプリートだったのにな。


(風も止まず。)

船中時間を置いてポツと揚がる程度で、横目で見る胴の間のユキちゃんもペースが上がらないようだ。

バッドコンディションが幸いして前半のリードを維持出来ている。
丁寧に集中して1匹でも多く揚げるぞ。

するとサクッとコモンをゲット。
これで14匹。

ユキちゃんに捲られる不安から、あと1匹、あと1匹と念じて誘い続ける。

微かなアタリを捉えてアワセるとサクッ。
無双モード発動中は逃しませんぜ。

ゴリ巻きで揚げると、

(キミかね。)

シロギス。

肩透かしを食らうも、アタリを取ってシロギスの喉元に掛けるとは良い反応じゃないかと自画自賛。

最後まで1匹でも多く稼ぐぞ。
アタリが遠くとも集中力が切れないまま誘い続ける。

リズムを崩さずに誘っているとサクッ。


(14:14に15匹目。)

良型のコモンフグを揚げる。

あと1匹、もう1匹。
念じながら集中し続けたけれどこれで終了。

沖あがりを迎えた。


(沖あがり。)

結果は15匹。
リリースが5匹あるから非公認記録なら20匹か。

久し振りにスイッチが入りっぱなし、集中しっぱなしだったのに疲れはない。
充実した釣りが出来たからだな。


(本日のフグ。)

健船長に何匹釣った?と聞かれて答えると左舷艫側に向かった。
上位者の釣果を確認に行ったのだろう。

再び船長が現れるとその手には竿頭シールが。

ユキちゃんから逃げ切ったのか。
この価値は大きいぞ。

シールを手に健船長に記念撮影いただく。


(超久し振りにゲットだぜ。)

振り返ると竿頭は4年振り。
累計で記念すべき10回目だ。

ドン底からのV字回復で完全復活どころか一皮剥けて覚醒しちゃったのではあるまいか。

今回で年間累計釣果は70匹になり、ようやく目標の140匹の折り返し地点に到達した。

年末までのフグ釣行は行けてあと1回。

既に目標達成は叶わないだろうが、これから怒涛の快進撃となるのか覚醒した自分に期待だ。

期間限定で終わりませんように。


・アカメフグ : 5
・ショウサイフグ : 1
・コモンフグ : 9(+リリース5)
・シロギス : 1(リリース)
船中0〜15(竿頭)
大潮


🐡

【感】石見銀山で街と自然と仔猫に癒される (2024/11/07 夫婦旅行・2日目 石見銀山)

2024-12-25 06:05:00 | 日記
出雲旅行の2日目。

朝食を済ませ早々にホテルをチェックアウト。
本日は機動力を活かして観光するためにレンタカーを借りる。


(お世話になりました。)

グリーンリッチホテルから歩いてトヨタレンタカー出雲市駅前店へ。

本日の相棒はヤリス。
以前も借りたし、勝手知ったものよ。


(ヤリス。)

まず目指すは石見銀山。

車の機動力を活かし、石見銀山を観光した後に日御碕神社にお参りし、宍道湖で湖畔に沈む夕日を観て、松江で乗り捨てる計画だ。

おいしいところを押さえるよ。


(この行程ね。)

石見銀山へ向かう途中の道の駅で日本海を臨む。


(本日も曇天。)

風が吹いて波が打ち寄せ、日本海は荒々しい印象を受ける。
長く続く砂浜が綺麗だな。

1時間ほどで石見銀山に到着。

石見銀山公園の駐車場に車を停めて、観光案内所でマップを貰い、周回している電動カート「ぎんざんカート」の時間をチェック。
すると2分後に近くのバス停に来ることが分かったけれど間に合わない。


(マップはこれ。)

「ぎんざんカート」は6名乗りのカートで空いていれば停留所以外でも乗せて貰える。

次が30分後だから歩いて街を観ながら道を下り、始発地点から乗ることにした。



(タイムスリップした感じの街並み。)

街は昔ながらの日本家屋が軒を連ねている。

平日で時間が早いこともあって人は疎らだ。
現在でも住人が住んでいる家屋もあれば、リノベーションしてお店になっているところもある。


(自販機にも木枠が。)

下から電動自転車で登ってくる方々とすれ違う。

石見銀山は車の乗り入れが禁止されているから、駐車場から銀山までは徒歩か、「ぎんざんカート」か、レンタサイクルかが移動手段になる。

始発地点から龍源寺間歩への道程は3.1kmあり、徒歩だと片道65分掛かる。



(味があるよ。)

街並みをつらつらと眺めながら、カートの始発地点の代官所前ひろばに着いたものの、停留所が分からない。

先にトイレに行っている隙に通りを曲がるカートを見つけ、慌てて追い掛けて乗せて貰えた。

座席数は6席で片道500円。
運転手さんが観光案内をしてくれながら街中をゆっくり走り、終点の龍源寺間歩まで行ってくれる。


(終点のぎんざんカート。)

行きは登り坂だからカートの利用が楽だ。

観光ポイントで速度を緩めて説明もして貰えるからありがたい。

終点で降りて100mほど歩いたところが石見銀山で唯一公開されている龍源寺間歩。
「間歩(まぶ)」とは「坑道」のことね。



(雰囲気あるよ。)

入坑料金は410円。
天井が低いから頭をぶつけないようにヘルメットの無料貸し出しがある。

ヘアスタイルが崩れるから借りませんけどね。


(龍源寺間歩。)

石見銀山は室町時代に発見されて戦国時代に開発された銀鉱山。
2007年に世界遺産登録された。

最盛期には世界の銀の1/3近くが石見銀山から採掘されたものだったそうだ。

そうでありながら街や自然が保全されて残されているのは素晴らしいな。


(天井低い。)

龍源寺間歩に入るとひんやりする。

あちらこちらにノミで手彫りした跡が見える。

先行する団体さんにガイドさんが着いていて解説しているのを、すぐ後ろで聞きながら着いていく。
棚ぼたね。



(横穴も掘られている。)

龍源寺間歩は全長600mあるそうだけれど、公開されているのは150mほど。

当時どうやってここまでの間歩を掘ったのだろうか。
相当の苦労で多くの人々が働いたのだろうな。


(最奥。)

見学できる最奥は人ひとりが通れるくらいの幅。

ライトアップされているから先まで見通せるものの、当時の心もとない灯火じゃ不安だったろうな。


(ここから出口へは登り。)

見学の最奥地点からは横穴で出口へと続く。

ここは機械で掘ったのだろう。
壁面を見ると違いは一目瞭然だ。

(なるほど。)

岩にはあちこちと断裂が走っていて、そこを熱水が通過することで金属が蓄積されるのだという。

闇雲に掘るのではなく色々な条件があるのだな。

タメになります。





(なるほど。なるほど。)

出口への通路には当時の採掘の様子を記した絵と解説がある。

手掘りも大変だけど、金属の蓄積条件に水が関わっているのなら排水に骨が折れたことだろう。

桶で運んだり、竹のポンプで掻き出したり、色んな工夫をしてたのだね。


(出口。)

機械がない時代にこれほどのものを構えるなんて凄いな。

当時と同じ条件下だと、現代の我々の能力は当時の方々の足元にも及ばないのではあるまいか。


(白く光っているのが銀ですと。)

龍源寺間歩からの下りは「ぎんざんカート」は使わず、散策しながら遊歩道を歩くことにした。


(遊歩道。)

途中にある神社にお参りしてみる。




(佐毘売山神社。)

急な階段を昇ってお参りしてぐるっと一周しても誰もおらず。

御朱印は始めに寄った観光案内所で売っていると張り紙があった。

「ぎんざんカート」の乗り場を通ると地域猫がいて、カートの下に潜り込むなど運転手さんを困らせている。





(地域猫が可愛い過ぎ。)

親猫に仔猫が5匹。
駅舎を住処にしているようで人がいようがお構い無し。

仔猫らの遊ぶ姿が可愛いくて写真を撮りまくり。
癒されました。




(清水谷精錬所跡。)

遊歩道から少し外れて清水谷精錬所跡を見に行く。

明治時代に建てられた精錬所だそうだけど1年半しか操業しなかったとか。

苔むした石垣が味があるけれどどこか物悲しいね。


(清流を横に歩く。)

遊歩道を行く人はおらずかみさんと二人だけ。

川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら自然の中を歩く。
心が洗われるようだよ。

約1時間歩いてちょうど12時になったからお昼を食べてから移動しよう。


(味があるよ。)

寄ったのは群言堂石見銀山本店。

都内にも店舗がある群言堂の本店がここなのね。
築170年の商家をリノベーションして店舗とカフェになっている。


(落ち着くね。)

店舗内をぐるっと見て回ってからカフェへ。
リノベされた日本古民家が刺さるよ。
落ち着くね。


(ドライカレーをいただきました。)

ご飯を食べたら日御碕神社へ移動だ。


🌲

【釣】釣行前記 (2024/12/14 野毛屋)

2024-12-23 05:38:00 | 釣り
前回の野毛屋さんへのフグ釣行では、かつての感覚が戻って、ようやくUGスペシャルを使いこなせているような気がした。

今季初の大型アカメにショウサイ、トラ、コモンと4種のフグをコンプリートして、今季初のチリ鍋を味わったらもうウズウズして来る。

ドン底の釣果からV字反転したものの、たまたま上手くいったのかもしれないし、連続して結果を出さないことには完全復活と胸は張れない。
自分を信じきれないからまだ半信半疑なのよ。

今季2度目のフグチリも食べたいし、今の感覚が一時的なものではないと確かめたい。

自分を信じるために。
完全復活を証明するために。
再びフグチリをいただくために。
真価を問うべく野毛屋さんへ行ってまいります。


🐡

【食】アカメフグ、ショウサイフグ、トラフグ、コモンフグのチリ鍋

2024-12-20 06:01:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへのフグ釣行は釣果復活の9匹。

アカメ、ショウサイ、トラ、コモンの4種のフグをコンプリートだ。

(釣果整列。)

大型アカメが一際光る。

この1匹があるのとないのとでは食の満足度も違うだろう。

おチビショウサイ2匹は刺身で、それ以外は予定どおり鍋でいただくよ。

(ドーンと。)

アカメ、ショウサイ、トラ、コモンをブツ切りにする。

身の色で種類の色別が可能だ。
白い身がアカメ。
透明感がある白い身がショウサイ。
ややくすんだ透明なのがコモン。
灰色っぽく一番くすんでいるのがトラ。


(煮ると分からんな。)

ストックしてあるフグの中骨で出汁取りして、野菜を煮込んでからブツ切りのフグを投入。
今季初のチリ鍋だから楽しみよ。

(おチビの刺身。)

おチビショウサイ2匹を刺身に下ろした。

身がツヤツヤで張りがある。
いつもはピチットシートで水分を抜くのだけど、この2匹は必要なし。

包丁を入れただけで旨いのが分かるよ。


(いただきます。)

鍋が煮えたら水菜を散らしてひと煮立ち。
ポン酢を振り掛けていただきますよ。

大きなアカメの身に齧り付くとブリンとした歯触り。
噛めば噛むほど湧く上品な旨味。
これよ、これ。

ショウサイとコモンの身はホロッと中骨から外れてやわらか。
トラは小型だからか想定よりも柔らかいな。

やっぱり鍋は旨いな。
今季やっと食べることが出来る喜びを噛み締める。

(プチ集合写真。)

鍋の合間にショウサイフグの刺身をいく。

通常のショウサイに比べて一段旨味が濃い。
刺身はこの時期の八景沖産おチビショウサイが一番旨いよ。

家族揃ってフグに舌鼓を打つ。
我が家の冬はこれよ。


(〆。)

〆は予定どおりラーメン。

鍋のスープに塩・コショウするだけで絶品フグ出汁ラーメンの出来上がり。

フグと野菜の旨味が効いたこのスープが堪らんよ。

麺もスープも綺麗に平らげて完食。

出来ることなら今季あと2回は鍋を味わいたい。
食のためにもフグ釣りを頑張りますよ。


🐡