釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】三線と島唄と泡盛で乾杯する (沖縄 1日目)

2018-07-02 06:05:00 | 日記
那覇空港に到着。
予定より30分近く早く着いたところ、待機場が空いていないからと地上で待たされる。
そんなこともあるんだね。

空港内には航空自衛隊の那覇基地が併設されてるから戦闘機なども見れて、お徳感あり。
メカは男心をくすぐりますな。


(到着。)


(奥にジェット戦闘機が見える。)

機外に降りた瞬間にモワッとした熱気に晒される。
さすが沖縄、暑さのレベルが違うよ。
スーツの上着なんて着てられない。
当たり前か。


(那覇空港駅から。)

ゆいレールに乗って視察先に向かう。
駅から歩く道すがら浴びる日差しが暴力的だ。
これは仕事じゃなくて、リゾートでしか浴びたことがない、海とセットの日差しだよ。


(視察先の屋上から。)

視察先の方々は皆「かりゆし」を着ている。
沖縄では正装だそうで、そりゃそうだ、と頷ける。
こんな気候でスーツなんて着てられないことを身をもって体感しましたよ。

温暖化の影響か、関東でも沖縄と変わらない気温まで上がるんだから、夏は「かりゆし」にしませんかね。
国会で前向きに検討いただきたいですな。


(国際通り。)

お仕事の視察を終えたらホテルにチェックイン。
お宿は国際通りにある、ホテルグレイスリー那覇。

沖縄は3度目だけど、過去はいずれも観光でリゾートホテル泊だったから、国際通りに来たのは初めてだ。
この雰囲気は良いねー。


(お宿はこちら。)

一息ついたら、懇親会へ。
会場はホテルから徒歩3分の「あっぱりしゃん」。


(方言で「美しい・素晴らしい」という意味だそうです。)

沖縄料理で視察先の地元の方々と愉しく懇親を深めます。

お店は古民家を思わせるインテリアで、アットホームな雰囲気が落ち着くね。


(ミミガー、島らっきょう、もずく酢。)

地元の食材を使った料理は、豪華とは程遠い、素朴な沖縄の家庭料理が多いけど、そこが良いのですよ。

特に感動した品をカメラに納める。


(そうめんツユが合う。)

まず、もずくそうめん。
もずくを漬けツユに浸けてそうめんのようにツルツルといただく。
もずくと言えばポン酢しか思い着かないところに、これは新鮮な驚きだ。

国内の99%は沖縄産だそうだから、産地トレトレの良質なもずくならではのメニューなんでしょう。
もずく自体が太くて歯応えもあるから、食感も楽しめる。

こんなもずくを毎日いただけるとは、なんて贅沢なんだろうか。


(取り分け後だから寂しい見た目ですが。)

もずくの天ぷら。
少し前にテレビでも紹介されていたそうで、共に訪れた女性陣から大評判の品だ。
そとはサク、中は程よく水分を含んでトロッとしつつも歯触りを残し、鼻に抜ける磯の風味が爽やか。

海草を天ぷらにする発想がすごいな。
これは食卓のメインを張れる逸品ですよ。
感動。


(イカスミそうめんチャンプルー。)

そしてイカスミを使ったそうめんチャンプルー。
使ってるイカスミはコブシメですかね?と地元の方に聞くと、そうでしょう。とのこと。
沖縄では良く墨汁で食べると言う。

皆でお歯黒になりながらも、イカスミの旨味がそうめんに良くマッチして箸が止まりませんよ。

そうめんチャンプルーの作り方を教わったから、スミイカを釣ったら自宅で挑戦しますよ。


(ライブで三線と島唄が聞ける。)

泡盛を重て、気分が良くなった頃にライブが始まる。
お客の皆がグラスを片手に周りに集まって、島唄に合わせて手拍子と間の手を返し、合唱して盛り上がる。

知らない人同士でも乾杯を繰り返して、最後は皆で踊って一体感に包まれる。
ライブが終わる頃には皆がお友達という雰囲気になってるよ。


(同じ写真ですが、後の方がマスター。)

このライブが時間を空けて2回あって、石垣島出身のマスターの回が印象的だった。

唄の間に語りがあって、思いを伝える。
子どもの頃から日常に歌があり、両親が唄って子供たちが間の手を返すとか、皆で集まると唄って踊って盛り上がるとか。

戦時中に戦禍に見舞われた時、多くの方が親しい人を無くし、マスターのお爺さんも戻って来られなかったそうだ。
悲しみの中でも唄を忘れず、沖縄には神社やお寺がないから、皆で唄うことで親しかった人と共に盛り上がるのだと言う。
泣くのが嫌で明るく唄うということか。

そんな話を聞くと、「島人ぬ宝」が更に沁みますよ。
皆で乾杯して、一層力強く唄って踊って、大盛り上がり。

沖縄で忘れられない夜になりました。


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