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【釣】かろうじて鬼滅して中オニを持ち帰る (2022/03/12 オニカサゴ 一俊丸)

2022-03-18 06:19:00 | 釣り
昨年の夏に野毛屋さんで行けなかった鬼退治に、一俊丸さんで挑みます。

オニカサゴは底取りしてエサを漂わせれば向こうアワセで掛かってくれるから、そう難易度は高くない。

ただ、絶対数が少ないから数は期待出ないし、釣れたとしても成長か遅い魚だから持ち帰れるかも運次第。
キープサイズの目安は25cm以上だ。


(土曜日は久し振り。)

釣り座くじ引きの5:30前に到着し、4人の抽選でスソとなる引きの弱さ。
釣り座は両舷の舳しか空いておらず、右舷舳をチョイス。

土曜日の一俊丸さんは盛況で、受付に行列が出来てる間にサービスのコーヒーとカップ麺をいただいて一息つく。


(相模湾の夜明けぜよ。)

朝は一桁の気温でも日中は20度にもなる予報で、風もないしポカポカの釣り日和だ。

もう春だね。


(茅ヶ崎港の左岸から乗船。)

一俊丸さんのLTオニカサゴはスポット出船で、今シーズンは本日が最終日とのこと。

右舷8人、左舷7人でそこそこ乗る。
右舷はお隣から6名続きの団体さんのようだ。


(本日のタックル。)

オモリが100号指定なんで、竿はミッドゲーム、電動リールはフォースマスター800を使用。
仕掛けは昨年夏に自作した2本バリにサバエサとタコベイトを着ける。

舳の釣り座は段が上がってて座ったままの釣りになっちゃう。
頻繁な底取りが必要なのにちょっと釣りづらいな。
くじ運がない自分のせいですがね。


(出船。)

出船して15分程走り、釣り開始。

水深は90m前後だったか。
潮は緩く、ほぼ垂直にラインが出ていく。


(潮はこんな感じ。)

着底したら底を切り、エサのサバ短冊がヒラヒラと底を漂うように演出する。

底は泥土のような感触。
アマダイもいそうだね。


(釣り開始。)

水深がどんどん変化するから小まめに操作が必要。
座った釣りだと竿を動かす幅が取れないからやりづらいな。

誘い上げたり、上から落としたり、試してみるものの反応なし。
ゲストでも良いから誰かしらエサにチョッカイを出してくれんかね。


(ポカポカね。)

船中も沈黙したまま。

船長アナウンスによると、底に春特有の潮の汚れが溜まってるそうだ。
魚探に映るほど凄いのかな。

暫くして左舷で本命が揚がったものの、汚れを避けるために西へ移動する。


(相変わらず風景写真。右端にぼんやりと富士山が見える。)

移動後は水深120~130m。

ポツポツとユメカサゴなどのゲストに混ざって本命のオニカサゴも顔を出し始める。
右舷で揚がるのはどれも小さいリリースサイズのようだ。

こちらは違う魚だろう食い込まない小さなアタリが数度。
バクッといく明確なアタリが欲しいぞ、とユラユラと誘い続ける。

すると、ググンと一発で食い込んだアタリが出る。

来たぞ!来たぞ!

電動の巻き上げが時々スローになる、なかなかの強い引きは良型を思わせる。
しなる竿先、活性がある魚の引きは良いね。

残り5m。

ロッドホルダーに置いて手巻きに入ると、赤じゃなくて茶色い魚影。
魚が違うぞ。
揚がったのは、


(キミかね。)

サメ。

ハリを外して直ぐさまリリースですよ。

手応えが良かっただけに残念だけど、魚の引きを味わえたから良しとするか。


(再び風景写真。)

船中ポツポツとオニが揚がり出し、船長がアナウンスをくれる。

タナボケしないように頻繁に底取りをして集中。

すると、湾フグばりに凝視している竿先がククンと揺れた。
来たか!?来たか!?と次のアタリを待つものの、動きがない。

送りぎみにしてドキドキしながら暫し様子見。
食ったか?

竿を動かして聞いてみても反応は微妙。
着いててもおチビだろうね。

期待もせずに巻き揚げてみると、


(9:07に小オニ。カメラ目線が凛々しいな。)

本命オニカサゴ!

20cm程で完全にリリースサイズのおチビですがね。

これで型を見れたからオデコは回避出来た。
あとはお持ち帰り出来るサイズが獲れるかだね。


(この後、元気にリリース出来ました。)

サイズは時の運だから改めて頑張るぞ。

本命を揚げて気が楽になったものの、続くアタリが来ない。

怪しいモタレでエサを取られたり、ブルンと1回エサを突っつくような反応はあっても、食い込みまで行かない。

そもそも魚が違うのかもね。


(ポカポカ陽気で気持ちは良い。)

アナウンスでは左舷側で良型のオニが多く揚がってるようで、見るところ右舷側はおチビやユメカサゴが多い。

この際、ユメでもノーマルでも、キープサイズのカサゴであればオニに拘りませんよ。
何とかお願いしますよ。

祈るように続けているものの、反応なし。


(桶は空のまま。)

しかも、上潮だけで底潮が動かず、船中度々オマツリが増える。
オマツリほどきや仕掛けの交換で集中が途切れて、まったりモードになって来る。

午後を回っても、釣ったのはリリースサイズのユメカサゴだけ。


(一面が青い景色。)

今日はダメかも。
持ち帰りゼロは寂しいぞ、何か買って帰るか?
などと弱気になったところで、微妙な手応えが出る。

暫く様子見して聞きアワセを入れると、右2つ隣の方が連動して巻き始める。
オマツリだね。

こちらも速度を合わせて巻き揚げて、「来た、来たー!」と仲間と盛り上がってる2つ隣さんに、オマツリですよ、と伝える。

隣の方に先に仕掛けを揚げて貰い、3人でオマツリが揚がるのを見ていると、赤い魚影が浮いてくる。
オニじゃね?

「オニが掛かってる!どっちだー!?」
「そっちかー!」

オマツリした仕掛けごと取り込むと、確かにオニの口にあるのは自分のハリだ。

残念な思いをしたのに仕掛けを切ってくれた2つ隣さんに感謝だ。
スミマセンね。


(13:55に2匹目の本命。)

毒の背鰭とトゲをハサミで切り落とし、血抜きまで済ませる。

サイズは30cmくらいで、お持ち帰り出来るものの家族4人の食にはちょいと足らない。


(掛かってくれてありがとう。)

更なる大型を目指して打ち返すと、後ろの左舷舳の方が、この日最大の40cmを揚げる。
記念撮影を横目で見つつ、デップリとした大オニの腹回りに、あれだけあれば食には十分だろうな、とちょっとジェラシー。

まだ可能性はあるぞ!
食え!食ってくれー!
と念じつつ粘ったもののタイムアップ、沖あがりとなった。


(沖あがり。)

結果は2匹でお持ち帰りは1匹。

オニカサゴは数えるほどしか経験してないけど、戦績は良くない。
贅沢は言わずに何とかキープサイズを獲れたことを喜ぶべきだろうか。

夏に野毛屋さんで期間限定があれば、その時に複数匹の持ち帰りを目指そう。

一俊丸さんでは船中の釣果が良かったんで、船宿に戻ったら、

「オニカサゴを止めるのを止めました!また来てくださいねー!」

と、女将さんが延長を宣言してましたよ。


・オニカサゴ : 2 (リリース1)
・ユメカサゴ : 1 (リリース)
・サメ    : 1 (リリース)
船中:0~5
長潮


🐡