野毛屋さんへの平日釣行の釣果は上出来の19匹。
(ドーンとね。)
(フグ投入。)
(いただきます。)
(まいった。)
あと1匹が獲れない詰めの甘さが今の実力を物語ってますわ。
例年であればこの時期のターゲットはアカメフグになっているはずが、今年はいまだにショウサイフグが釣れ続いてる。
いつもならアカメのブリブリの身を鍋で堪能しているのに、今季はまだフグ鍋を食べれていないのですよ。
ならば、釣った全匹を鍋で心行くまで味わいましょう。
食べ尽くしましょう。
(ドーンとね。)
大型と中型はブツ切りに、おチビは身欠きのままね。
アカメフグは煮込むと身が締まるのに対して、ショウサイフグは柔らかくなる。
だから身の投入は食べる直前にする。
昆布とストックしてあるフグの中骨で出汁取りし、まず野菜らを煮込む。
具材が煮えたところでフグを投入、仕上げに水菜を入れたら頃合いを見定めてイキますよ。
(フグ投入。)
フグの中骨や身から更に旨味が出て出汁が黄金色になって来る。
立ち上る甘い香りが懐かしい。
これよ、これ。
我が家で鍋と言えばフグチリよ。
(いただきます。)
中骨付きでブツ切りにした身はホロッと身離れが良い。
淡白な中に上品な旨味が湧いてくるのがフグの良さね。
特筆すべきは身欠きのまま入れたおチビ。
刺身同様に味が濃くて一段と旨い。
皆で次から次に手が出ますよ。
この前食べた肉のしゃぶしゃぶよりも数段満足度が高い。
やっぱりフグの鍋が最高ね。
(個人の感想です。)
(まいった。)
〆は雑炊。
出汁を味わうために汁が多めの雑炊に伊豆で買ってきた海苔を乗せる。
睨んだとおり、これが合う。
味付けは塩のみだからストレートに素材の味が来る。
フグと野菜の旨味に海苔の風味が渾然となって、優しくも磯の野種を感じる逸品になった。
皆でかっさらい、汁も残らず鍋を空にしましたよ。
マジ旨でした。
これが初フグ鍋とは遅いスタートけど、今季は何回味わえるだろうか。
アカメの鍋も食べたいぞ。
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