釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行してサポートしつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。
12月11日(日)に三喜丸さんでタチウオを開催しました。
本来は9月に予定していたタチウオですが、台風で中止になったために12月に追加開催です。
なお、今回の釣り教室はシマノ発行の釣り雑誌「フィッシングカフェ」の取材を受けることになり、ライターの方も同船します。
(三喜丸さんよろしくお願いします。)
追加開催で今年ラストの釣り教室ですが、気掛かりなのはここ2週間ほどタチウオの機嫌が悪く、釣果が上がっていないこと。
出船前から状況が厳しいことは分かっていました。
純粋な子供たちの気持ちが、この状況を覆してくれれば良いのですが。
(参加の面々。JOFI神奈川のホームページから。)
状況の渋さに観音崎沖ではなく、近くの浅場での釣りになるとのこと。
なのでリールは手巻き、オモリは30号で済みますからお子さんでもタックルの扱いが楽でしょう。
私は右舷舳で中学2年の男の子とお父さん、小学2年の女の子とお母さんの2組をサポートします。
どちらも過去の釣り教室に参加されているのでリールの扱いは分かっているとのこと。
タチウオ釣りの経験はないそうなので、釣り方やエサの付け方をレクチャーします。
厳しい状況であることも伝えて奮起を促します。
女の子とお母さんは今年から釣りを始めたとのこと。
陸っぱりで隣の釣り人がタチウオを釣ったのを見て、どうしても釣りたくて教室に申し込んだそうです。
これは責任重大ですね。
何としても釣らせてあげたいです。
出船して10分ほど南下し、六浦沖で釣り開始です。
タナは底から5mまで。
反応はあるようですが渋いのは分かっていますから、タナを決め打ちで小さくゆったりの誘いをしてもらいます。
誘いの後はしっかり食わせの間を取るようにも指示、女の子に張りついてサポートします。
ロッドキーパーにセットしたまま、竿をチョコンと動かして誘って貰います。
周りには久比里や富津の船がいますから、ここ六浦沖が東京湾で期待のポイントなのでしょう。
「来た!」
開始早々に女の子が言います。
「そのまま同じように誘って!」
確かに、間を取ると竿先がチョコチョコと揺れています。
お母さんと両方から女の子を挟んで見守ります。
「強く引き込むまで続けてね。」
アタリが続いてるか聞くと、あるとのこと。
しっかりアタリが取れているのは頼もしいです。
「食えー!食えー!」
声に出して念を送ると、チョコチョコと揺れていた竿先がグンッと突っ込みました。
「食ったー❗アワセて巻いて❗」
竿は突っ込んだまま。
掛けました!
重いー、と言いながら女の子が巻くとグイングインと竿が踊ります。
ユラユラと銀色の魚体が水面に現れたところを一気に抜き揚げます。
「やったー❗」
船中1番でゲットして女の子と大喜びです。
揚がったー!と声を揚げてカメラマンを呼びます。
「すごーい!」
お母さんも大興奮。
この展開には痺れましたね。
(船中1匹目をゲット!JOFI神奈川のホームページから。)
開始早々に型が見れて、これは良い流れか?と思ったものの、状況はやっぱり厳しいままでした。
その後、タチウオは鳴りを潜めてしまいます。
船長曰く、底に反応は出っぱなしとのことですが、タチウオが全く口を使ってくれません。
誘いを変えても、タダ巻きにしても、誘わなくても、何をしてもタチウオは振り向いてくれません。
更に浅場に移動し、イージス艦を眺めなから釣りますが状況は変わらず。
船中たまにポツリと揚がりますが単発で終わります。
疲れて休憩してた女の子の竿を借りて私も誘ってみましたが、何をやっても反応なし。
手も足も出ませんでした。
終盤に船中ゲストに良型のヒラメとマゴチが揚がって盛り上がったのがせめてもの救いでした。
12:30に沖あがり。
皆さん最後まで頑張ってくれましたが、担当した2組4名で釣れたのは朝の1本だけでした。
(その1本。)
この状況を打開するアドバイスが出来ずに申し訳なかったです。
何をやっても釣れない時があるのが自然相手の釣りなんです。
港に戻ったら、釣れなかったご家族にインストラクターが釣ったタチウオを進呈し、三喜丸さんからはアジをお土産にいただきました。
三喜丸さんありがとうございました。
(当日サポートしたインストラクター。JOFI神奈川のホームページから。)
さて、2022年の釣り教室はこれで終了です。
毎回ご好評いただいてキャンセル待ちが出ていますので、来年は教室の開催回数を増やす計画です。
初回は3月に初のヤリイカ教室からスタートする予定です。
来年も皆さんとご一緒出来ることをスタッフ一同、楽しみにしております。
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