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【釣】風とうねりでヤバくとも食材調達を完了する (2023/11/11 ショウサイフグ 野毛屋)

2023-11-20 05:55:00 | 釣り
次男を伴っての野毛屋さんへのフグ釣行。

友達家族に自分で釣ったフグを食べさせてあげたいと殊勝なことを言うけれど、風が強い今日のコンディションでは初心者の次男は釣れても1、2匹だろう。
その分自分が頑張らねばならん。


(毎度。)

4:50着で23番目。
週末はこの時間に来てもほぼこの番手だな。

本日のフグ船は2艘出しで、釣り座は健船から埋まっていき、ユキちゃん船の方が余裕がある。
ユキちゃん船の空いていたラストの四隅右舷舳1、2番目をゲット。

風によるうねりがある中、舳は迷ったものの胴の間が空いていたからズレると読んだ。


(ユキちゃん船は左端。)

船で準備すると、読み通り左舷が10名ほどのところ右舷は5名。
余裕の釣り座で調整になり、周りを気にせず釣りができるぞ。

次男にはリアランサーを貸与。
仕掛けはノーマルとチラシを1つずつ渡し、アタリが取りやすいチラシを付けさせる。

出船前に竿の持ち方から釣り方を一通りレクチャーし、酔い止めにアネロンを飲ませておく。


(出船。)

港を出ると風がビュービュー、海はうねうね。
潮を被るから操舵室後ろのデッキに退避しても飛沫が来るほど。
ドッタンバッタンで船速を上げられずノロノロで移動する。

こりゃ過去トップ3に入る程のバッドコンディションだ。


(海はうねうね。)

少しでも風を避けるためだろう根岸沖で釣り開始。

うねりで船が1m以上上下するから次男にゼロテンキープは厳しい。

それ以前に、酔い止めを飲んでいても軽い船酔いになっているから、休み休みの釣りになる。

アタリなんて取れないだろうから、底を取って動かさずに5秒待つを頑張って貰う。


(潮はこんな感じ。)

うねりの上下動に合わせてシャクリと着底のタイミングを計らないとスカしちゃうし、腕ごと動かしてゼロテンをキープする。
難易度高いぞ。

着底と同時にアタって掛けたファーストヒットは、


(お前か。)

サバフグ。

今日は釣果を進呈する予定だから、自宅の唐揚げ用にキープしますよ。

記念すべき次男のファーストヒットもサバフグ。

続いて明確なアタリで掛けたのは、


(キミかね。)

イシモチ。

チラシカットウの上に付けた胴突き1本バリに食ってきた。
続いて次男もイシモチをゲット。

風とうねりでポイント移動もままならず、フグは船中ポツしか型を見ていないようだ。

開始約2時間後にようやく本命の型を見る。


(9:23に1匹目。)

小振りなコモンフグ。

すると、間を置かずに次男にもコモンフグが掛かる、尾行されているような状態だけど釣れれば良し。

次男の記念すべき初釣果だ。

とはいえ、2家族にコモン2匹じゃ話にならん。
頑張らないと。


(この風どうにかならんかね。)

風は治まる予報だけど、まだ止む気配がない。
暫くは我慢の釣りだな。

自分の竿先を見つつ、周辺視野で次男のシャクリをチェックしてアドバイスをする。

シャクリ幅が大きいぞ、と指摘した後に流し変えのため仕掛けを揚げると、次男のチラシバリと掛けバリに絡まった小型のショウサイフグが着いている。

「何か重たい気がしたんだよ」

と次男。
釣った感がなくても1匹は1匹。
このコンディションで2匹目を揚げてくれてホッとする。

次男もショウサイを揚げて嬉しそうだ。


(どんより空。)

次男の所作も安定してきたし、ならば集中して釣果を稼ぐか。

そう思ったものの、潮止まりを迎えて一切の反応がなくなり我慢の時間が続く。

時間の経過とともにだんだんと風が弱まって、うねりも治まってくる。
ここで釣り場を中ノ瀬に移動。

上げ潮も流れ出しコンディションが好転する。

すると、来ましたよ。


(11:27に2匹目。)

良型のショウサイフグ。

エサをガッツリ尻尾の殻まで食っているので活性は高いと見た。

仕掛けをチラシからアピール重視でノーマルカットウに替え、胴突きも外す。

今日はチラシよりもノーマルカットウがアタるから、次男の仕掛けも替えさせる。


(カワハギも顔を出す。)

うねりが弱まってアタリが取れるようになり、昼を回ってようやくフグと勝負ができる状態だ。

ここからだ、とポツポツとショウサイフグを追釣。


(13:04に5匹目。)

着乗りの連チャンもあって順調に数を重ねる。
余裕の釣り座で船下の魚を独占できてるからね。

続く投入で着底と同時に明確なアタリ。
反応してアワセるとガツンと来た。

大型アカメか!?
グングン突っ込むような引きはフグだろうけど、アカメ特有のゴンゴン引きじゃない。
魚が違うのか?と思いつつ揚がったのは、


(13:19の8匹目はトラ。)

トラフグ。

40cmくらいの中型は嬉しい1匹だ。

コモンとショウサイは全て進呈する予定だから、このトラは自宅用でいただきましょう。


(14:24に10匹目。)

何とかツ抜けを達成して2家族用の食材確保はOKでしょう。

アドバイスをしているものの追釣がない次男に手を取って指導をくれる。

シャクリはエビが跳ねるようにピシッと初動を早く、でも強くせずに優しく。
誘い幅を取り過ぎないようにして、トップ位置でピタッと竿を止めて誘いにメリハリを付ける。

すると、誘って掛けてショウサイフグをゲット。
これは「釣れた」じゃなくて「釣った」だぞ。

その後も集中して誘う次男。

「来た!」

次男が巻きに入ったところでこちらにも掛かる。

「ダブルヒットだぞ」

ゴリ巻きから揚げてみると、次男はウミエラ、自分はショウサイフグ。

ダブルで締められず残念。


(これがウミエラ。美ら海水族館のホームページから。)

揚げたところで沖あがりのアナウンス。


(沖あがり。)

結果は11匹。

ユキちゃん船ではトップだけど、健船と合わせると異次元のIさんが頭。
3匹差は善戦だよ。

次男は3匹だけどサバフグを2匹揚げた。

午前中のバッドコンディションと船酔いがあってこの成績は上出来だ。


(本日のフグ。)

次男に聞くと、楽しかったけど船酔いで釣りができない時間があったのが悔しかったそうだ。
コンディションが良い日に再挑戦だな。

父親の面目が保てた親子釣行でした。


・ショウサイフグ : 9
・トラフグ    : 1
・コモンフグ   : 1
・サバフグ    : 2
・カワハギ    : 1
・イシモチ    : 1
・チャリコ    : 2(リリース)
船中0〜14
中潮


🐡


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