seishiroめもらんど

流野精四郎&東澤昭が綴る読書と散歩、演劇、映画、アートに関する日々の雑記帳

poetry note No.10

2020-08-27 | ノート


水の底から見透かされているような、
雲の透き間から見下ろされているような。
不思議な時間だ。
たゆたう私は、その間を行ったり来たりしながら、
やがて蒸気となって消えていく。かげろうのように。
この川は遠い海につながっているし、
この空をたどれば地球の裏側にだって行けるはずなのに、
私はいつまでも橋のうえに佇んだまま。
何を見ていたのか。何が見えるというのか。


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