我が家の小さな庭の片すみで二本の”ふきのとう”を見つけた。春の訪れ。天婦羅にはどうだろう。
普段は家に閉じこもりがちの老夫婦、春のほかほか陽気に誘われ、いま満開の梅見に出かけた。藤崎台球場横の梅林では、紅梅や白梅のいまがさかり、さわやかな香りが、しばし心を安らげてくれる。黄や赤や緑色の帽子をかぶった幼稚園児と一緒に、楽しい梅見ができた。
熊本地震で被災し立ち入り禁止が続く県指定重要文化財の旧細川刑部邸の梅園では、満開の梅とそのかおりが気持ちを和ませてくれた。
それにしても地震で大きな被害を受けたお屋敷や、その周りをとりまく長塀は傷んだまま。痛々しい限り。復旧工事は行われているというが、まるで手付かずの状態だ。元の姿を取り戻すのはいつのことだろう。