お正月、部屋に飾ったたくさんの白ユリの花が満開となり、家中に甘い香りを漂わせている。
きょうは鏡開きの日。お正月に神様や仏様にお供えしたお餅を、神仏に感謝し病気にならないようにと祈って、ぜんざいや、お雑煮にして食べる全国的な行事。お供えしたお鏡を入れたぜんざいを今朝いただいた。
玄関のしめ縄も外し、どうやら我が家のお正月の行事が終わったようだ。取り外したしめ縄は、団地の近くの高平台小学校で14日の成人の日に催される”どんどや”に持って行くことになる。”どんどや”は、辞書に「左義長(さぎちょう、三毬杖)」と書いてあり、小正月に行われる火祭りの行事だとある。
高平台小学校で開かれる盛大な”どんどや”は、長い間続く地域の大切な行事だ。その規模の大きなことから、毎年、新聞やテレビを賑わせており、自慢ではないが、県内でもその豪華さは秀でている。
それにしてもその準備は大変なもの。新年を迎えるとすぐに、会場となる小学校の近くの竹林から、大勢の地域の人たちや消防団の方々が一体となって、大きな孟宗竹を何本も切り出し、広い校庭に20メートル近くの高さのやぐらを組み立てる。大変な作業だ。思わずご苦労様と頭が下がる。
青空の下に舞う大やぐらの雄大な火柱と火焔を、今年もまた見ることができるだろうか。お天気が心配でならない。