東京都23区内で、西側の高校です。この二年足らずの間で、生徒の両親が5人亡くなりました。すべて同じ学年の父母。同じクラスの父母でも2名いらっしゃるそうです。都内全域から生徒は通っている学校。一学年はおよそ400人くらい。1人は突然死であることは間違いない話。
事故から2年が経過して、語ることは何かを考えています。
3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」
18:30開場、19:00開始(~21:00予定)
関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会
さらに最近、本当にレベルの低い妨害をする頭のおかしい人間がいるので、その人間たちの言説とバンダジェフスキー博士の見解と、どちらが意味があるのか、まずもう一度確認してください。
また他にも、京都大学の今中哲二助教のように、チェルノブイリに詳しい日本人研究者(原子力系統ですが)の立ち位置で、しつこくバンダジェフスキー博士の足の引きずりおろしを続けている方もいます。僕には異様な行為に見えます。
さらに、こういう御話をされる方もいます。
「バンダジェフスキー氏の結論が、バンダジェフスキー氏の結論というより、自覚的科学者が共有して認める真実であるかのような理解で、広く話題になっていることと、バンダジェフスキー氏の結論がすべて正しいということを前提にして、放射線被曝安心論を言う人を、非難する人が多いことに疑問があります。」
これは、僕のところに頂いている話です。世の中、一般的には、被曝に理解があり、市民の側に立っているイメージが強い医学者からのものです。
僕はこの医学者の方が、こうした見解を実名で公にされるべきだと考えます。そこまで言われるのなら。
なんというか、こうした人々は、結局、被曝による健康被害が現実に、福島以外で起きる可能性がない、首都圏や宮城・岩手などでおきないのだと考えたいとしか、僕には思えてなりません。
僕は、今の日本の被ばく状態が、どうなってくるのかという現場のつきとめの方が大切で、ある意味、バンダジェフスキー博士への評価など本質的には、どうでも構いません。それでも、博士の方が遥かにまともな気がしますが。
医療者であれ、反原発の専門家であれ、今のこの事態にリアルに立ち向かうべきなのに、やっていることが全然違います。政党が背景にあり、反原発を唄っているあるタイプの病院が、被曝対応に本質的に無理解なケースが多いことも、いろんなところから聞いています。そういう病院が信頼度が高いとは限りません。個別の医師で信頼できる人もいますが、それはかなりレアです。よく言って、ケースバイケースです。
僕は、いろんな意味で、本当に、怒りが抑えられません。
バンダジェフスキー博士の話から書いた一年前の記述をほぼ再録致します。
① 博士本人は、ある意味汚染された場所の医科大学を、ベラルーシ政府側から引き受けさせられた人物であること。元々政府に否定的な学者というわけでなく、そもそも政府の意向も受けて、その現地の汚染に立ち向かったスタンス。
②事故発生から数年した、90年代当時の現地の状況が酷く、彼は亡くなった方の解剖を進めて、当時のベラルーシの技術水準で、臓器ごとに可能なかぎりの放射能の検査をおこなったこと。
③生きている人の調査は、開架型(椅子型)のホールボディカウンターでおこなっていたこと。生きている人のBq/kgはこれで出されたもの。このため、精密型のホールボディカウンターよりも数値が高く出ていると考えられること。
④調査・検査をやったことで、病気の多発、死者の増加について、彼が提示しているのは、臓器にセシウムが大量に蓄積されている実態を明らかにしたこと。彼はセシウムがこの事象の主な原因と考えていること。
⑤この実態を明らかにしたため、政府の意向に反したとして、逮捕され、長年にわたって刑務所に入れられたこと。それによって研究データの大半が残存していないこと。
⑥少なくとも、ベラルーシをはじめとして、そのエリアでは、死者が、生まれる人々を上回る状態が継続して続いていること。人口が大きく減り続けている社会に、この国々が恒常的になっている状態があること。
⑦人口の減少は、放射性物質による影響しか考えられないこと。特に他の大きな要因はないこと。
⑧福島第一原発の事故は、彼の考えではチェルノブイリよりも広範囲ではないが、深刻度において、さらに問題が大きいという認識があること。福島県内の汚染程度が酷いこと。チェルノブイリは汚染が農村地帯が多かったが、今回は東京のような大都市にまで酷い汚染の地域があって、深刻度が桁違いとなる可能性があること。ゴメリの汚染と江戸川区の汚染にあまり差がないこと。また、セシウム以外のほかの核種の影響も甚大であること(これが未解明なこと)。
⑨死者の増加は、キエフでも顕著に増えていて、さらに高濃度のエリアでは、かなりの勢いで増えていること。ゴメリなど。これは、今回の福島第一原発事故によってもおきる可能性が高いこと。それを考えた場合、福島は当然のこととして、宮城や東京、関東の汚染エリアから移住できる人は移住したほうが良いこと。子供、妊婦、妊娠可能な女性は優先。
⑩日本、特に関東・東北のエリアでこれから起こることについて、博士本人が相当な危惧を抱いていること。これをとめることそのものは、実は、大変に難しいこと。
⑪こうした中で、政府がガレキの広域拡散を進めようとしているが、放射性物質が付着したガレキを、汚染の少ないエリアに移すことも、さらに移送して焼却することもありえない行為ということ。放射性物質を拡散させないことが大切で、旧ソ連でもおこなっていないこと。
⑫日本政府や行政当局が情報隠蔽をおこなっていることは間違いないこと。これについて、市民側が風穴をあけるしか方法がないこと。
⑬ペクチンなどの排出剤は効果が最低限しかないこと。短期的一時的なもの。アップルペクチンは、そのままりんごを皮ごと食べるほうがマシなこと。しかし、排出剤に頼ることは何の意味もないこと。それよりも安全な、放射性物質が含まれていない食品を食べることが望ましいこと。
⑭それよりも可能なら、福島のみならず、関東・東北のエリアの中で汚染地域からは移住するのが望ましいこと。優先は、妊婦、子供、妊娠可能な女性だが、全年齢で放射性物質の影響はあるため、逃げることのできる人は、全て、逃げるべきであるということ。沖縄、札幌、京都などで、博士は関東東北から避難移住した全ての人々に「あなたたちの選択は正しい」と明言したこと。
⑮東京23区の土壌汚染状況が、ぼくたちの調査で平均してセシウム合算で800Bq/kgを超える状態(キエフ以上)であることを伝えたところ、「可能な人は逃げたほうが良い。最低でも保養に出たり、汚染されていない食べ物を食べないとならない。でも、移住がベターだ」と話していたこと。
⑯世田谷区でほこりに50グラムで75Bq検出された一般の木造家屋の話を伝えると、「そこは危険だ」と断言し、可能なら移住したほうがよいと明言したこと。吸気による危険も大きいと本人も判断していること。
⑰日本の大半のメディアは、博士の来日についても、記者会見の内容に関しても、完全に無視するか、ほとんど記事にしようともしていないこと。一部メディア以外、掲載する雰囲気はほとんどないこと。博士が伝えている内容そのものの衝撃が大きく、「無視」という結論に大半のメディアが至っているのが今の日本の現実であること。というかこの内容を報じると、首都圏に人がいるかどうかという議論になることを消化できないとして記事にしないとするマスコミも存在した模様。
⑱ほとんどのメディアが無視するにも関わらず、品川区の1000人会場も即日満員、世田谷区の四百五十人会場も二回で九百人が三十分程度で満員になるなど、一般の皆様へのインターネットを介しての情報発信が強くなってきていること。マスコミと一般の皆さんの間に乖離現象もおきていること。
⑲今後起きることへの懸念が強い中で、博士本人は日本に対して最大限の協力をしたいという意志は持っていること。しかし、博士本人が有効な防御策を数多く持っている訳ではなく、彼の協力に助けられても、放射性物質との闘いはきわめて厳しいということ。
以上です。1年前の話とは思えないほど、今の日本にも、強く響く内容と思います。彼のこうした言説と、彼を批判する人々の言説を、あなたたちが比べて下さい。
これは、貴女にも突きつけられていることですから。逃げないで下さい。
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健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。
僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)
講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。
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【ガレキ広域処理で東北被災地から火事場泥棒する富山の自治体】
震災復興特別交付税7億2400万円をもらう高岡市。広域圏にある氷見市は1億8600万円、小矢部市は9000万円。「東北の絆」「ガレキ位受け入れろ」とこう言い張る方々へ。ご自覚ください。そういういい加減な言説が流布して、東北はむしり取られるだけです。高岡の職員は、ごみ処理施設の建設費に充当させるため、ガレキは受け入れると市民に答えています。
東北に行くはずのお金が、関係ない富山の自治体にむしり取られる現実。これがリアル。
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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013030402100006.html
富山震災がれき 対住民告訴に抗議
市民ら集会 中止要請へ 「広域処理は不要」
震災がれきの試験焼却で出た灰の搬入を妨害したとして富山地区広域圏事務組合(富山市など五市町村)が住民を告訴した問題で、ジャーナリストや住民ら百八十人が三日、富山市内で抗議集会を開いた。住民側は四日、岩手県との間でがれき処理の契約を結ぶ富山県と、地元の富山市に対し、広域処理の中止を求める住民監査請求をする。
フリージャーナリストの木下黄太さんや、俳優の山本太郎さんらが出席。木下さんは「現場の警察官が現行犯逮捕をしていない。告訴権の乱用だ」と語気を強め、山本さんは「告訴は精神的な打撃が大きい」と訴えた。
告訴された可能性がある住民グループ代表の中山郁子さん(44)は「最終処分場のある富山市の池多地区全体への説明を求めただけ。告訴されるようなことはしていない」と話した。
集会には、昨年十二月に大阪市内の駅でがれきの受け入れに反対するビラをまいた際に威力業務妨害容疑で逮捕された阪南大の下地真樹准教授も出席。「広域処理の安全性や必要性に根拠がない。告訴は反対運動を萎縮(いしゅく)させるためだ」と主張した。
住民監査請求では、被災地でがれきの処理が進んだため、広域処理の必要はなく、復興資金の無駄遣いになるなどと訴える方針。
この問題では、組合が昨年十二月、富山県立山町の焼却施設で岩手県山田町のがれき二十五トンを試験焼却。同月十八日に灰を積んだトラックが最終処分場に向かった際、住民十数人が道を約十時間ふさいで搬入を止めた。複数の警察官が出動し「これ以上やると威力業務妨害になる」と警告。最終的に住民が道を空け、トラックは処分場に入った。
組合は二月七日、住民の行為が威力業務妨害にあたるとして十数人を県警に告訴した。 【北陸中日新聞より引用】
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木下黄太講演IN横浜
「健康被害の現状と放射能防御~事故から二年が過ぎて」
3月20日(水・祝) 18:30開場、19:00開始(~21:00予定)
関内ホール<小ホール>
JR関内駅 北口 徒歩6分、市営地下鉄関内駅 9番出口 徒歩3分
地図 http://kannaihall.jp/access/
定員 260名(予約優先)
託児はありません。ベビーカーのおあずかり不可。
主催 横浜子供の会
申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/
*参加費:おひとり(中学生以上)1000円。当日お支払いください。なるべく、お釣りのいらないようにお願いします。
*申し込みは、中学生以上はお一人ずつ行って下さい。
*同伴の小学生がいる場合、小学生と書いて、メッセージ欄に、その人数を明記して下さい。なお、幼稚園児以下はお膝でお願いします。これも、幼稚園児以下と書いて、人数を明記して下さい。
*申し込み完了メールが予約票の代わりとなります。携帯画面かプリントアウトして当日、受付にて、ご提示ください。
*全席自由。
*キャンセルされる方は、必ず、こくちーずのキャンセル画面にて手続きを行って下さい。問い合わせのメールフォームからキャンセルできません。