「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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4/6(土) 木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」開催。 

2013-03-14 14:00:00 | 福島第一原発と放射能

木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」 
場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)中ホール
日時:4月6日(土曜日) 開場13:30 開演14:00 終演16:30(質疑応答含む) 
座席:全席自由。受付番号とチケットを持っている方から先着。300席(超過した場合にはフロアに座ることが可能です)
料金:800円(小学生以下無料)
駐車場:有(無料)

講演時間中に 紙芝居を楽屋控え室にて行います(舞台モニターあり)

申し込み方法:
kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします。返信メールで受付番号を発行します(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)
お問い合わせはメールにて。
別途、沖縄県内で紙ベースのチケットも販売致します。

主催:OCRR(Okinawa Committee on Radiation Risk)


安倍総理、原発収束の事実上撤回について。被曝関連、特に甲状腺で、医師にかかる時の注意(少し改定)。

2013-03-14 02:00:59 | 福島第一原発と放射能

事故から2年が経過して現況を語ります。残席30席を切りました(表示の通り)。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/



首都圏は、きのうは風塵がおきたそうです(成田空港など)。煙霧に続き。気象用語の勉強が、ある意味、こんなにできる事態が頻繁におきて、ほんとによかったですね。マスクも、眼の防護も首都圏は必須ですね。

甲状腺などの診察関連で、過去にも書いている内容ですが、一部変更しました。再確認の為。

①過剰に「被曝」のことを言い募らない。大半の医師は認識がない。(あなたの言葉が過剰反応を誘うことも。)
 
②甲状腺関連の学会の医師を、最初は避けた方がよい場合がある。(患者とのトラブルは所属医師が多い、学会内の情報に左右され自粛する。)
 
③まず医師の技量などの水準確認を。(被曝対応よりも、医師としての基本能力がない医師はダメ。これは常識。)
 
④検査を受けるクリニツクの診療が別ジャンルを狙う。(エコー検査ができるところ。狙い目は耳鼻科等で探す。)
 
⑤みつかったのが、のう胞なのか結節なのかきちんと確認する(そこからはっきりわかっていないケースが多数。わからないことは聞くし、少しは勉強していきなさい。頼むから。ちょっとは真剣に。)
 
⑥小さいのう胞の有無等も、数なども細かく確認をする。(そうした、のう胞をきちんと認識していない医師も存在するので。まず昔のエコー機械でも確認できた一ミリ以上のものを確認。三ミリ以上はさらに要確認。)
 
異常発見⇒更に専門病院へ。(明確な結節、良性腫瘍は甲状腺専門の病院で確認。もう異常ですから。)
 
エコー検査ができるか事前に対応は確認する。エコーの機械の新しさも来院時に確認。
(まともな個人クリニックは答えますし、ここ数年の新しい機械なら精度が違う。)
  
⑨身体症状の他の異変は医師に細かく伝達。(疲れ易い、のどが腫れる等。医師に判断材料を適切に提示する。)
 
⑩医師に過剰に頼らない。(被ばく診療の経験のある医師はいない。ないものねだりで、妙薬ばかり探し求めるな。)
 
⑪必ずデータは自分で確認すること。(検査データをもらうのは当然。エコー画像も可能なら極力もらうこと。)
 
⑫初期被曝のある方、結果に何か出た方は定期的にチェックする。(最初は三、四か月毎の確認が望ましい。)

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 安倍首相が、冷温停止だが、収束とは言えないと、原発事故の問題に関してコメントしているのは重要です。下記は産経より。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130313/plc13031322240017-n1.htm

安倍首相、原発事故収束宣言を撤回

2013.3.13 22:20
 衆院予算委員会は13日、東日本大震災からの復興に関する集中審議を行った。安倍晋三首相は、野田佳彦前政権が平成23年12月に表明した原発事故の「収束宣言」に関し「地域の話を聞けば政府として収束といえる状況にない。安倍政権として収束という言葉を使わない」と述べ、事実上撤回する考えを示した。
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自民党だから、信じる信じないとか、再稼働の為だろうとか、いろんな見方はできますが、現況の福島第一原発の厳しい状況に対して、政権サイドから、見直しの文言が出てきていることは、サインとしては大切だと僕は思います。こうしたことが、話されること自体、2年の時間を経過して、福島第一原発が、なんら改善の気配がないことは明らかになっているということです。結局、放射性物質の拡散を押しとどめるために、有効な手段はほとんどなく、水冷による汚染水を、海に排出する以外に方法はないと言う時点で、手は積んでいます。建屋内部の主要部分が高線量過ぎて十分な作業がままらないことも含めて、時間経過とともに「無理なものは無理」というあたりまえの話はどんどん露呈します。

 こうしたことを文言として、すこし認め始めたところから、大きく政策転換するまでには、まだ時間経過は必要と思いますが、実は後戻りは逆にないと思います。それだけ、現場は過酷な話しかありません。

 そのうえで、健康被害は、3年目には、よりはっきりと露呈してきます。これは時間経過とともに残酷な結果が待ち受けているしかありませんから。首都圏という大規模人口のエリアがどうなるのかが、さらにシビアに響きます。

 そうした中できのう、「低線量セシウムが無害」「福島県全域の避難を解除し、全ての県民を家に帰すべきだ」などと国会質問で仰った「維新の会」西田譲議員は元自民党県議で、千葉の八千代市が地盤です。

彼の地元の八千代市は、首都圏でも汚染されているほうのエリアです。
放射能防御プロジェクトのデータです。

 2011.06.05 公園八千代市緑が丘 セシウム合算1299Bq/kg    
 2011.06.04 植え込み八千代市村上南    1244Bq/kg

自分の足元が汚染地ですから、セシウムの害がないことにしたいのでしょうし、それをさらに、橋下市長のようなやり方が通る政党にいると、増幅する結果になっていると思います。これについて、こうした狂気が簡単に発言される状態が、如何に違和感が大きいかを、みなさんで確認しておけばよいと思います。
 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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岐阜県内の土岐市にある核融合科学研究所の「重水素実験」について、下記のメールが届きました。多治見市が同意しないと、実験が行われないため、この多治見市への働きかけが焦点です。知らない方も多いと思いますから、内容を確認して下さい。

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住宅地間近で放射性物質のトリチウムを大量発生させる実験が行われようとしています。

市長、知事が決断を下すまで、時間がありません!

どうか多治見市、岐阜県知事、多治見市の議員へ電話、メール等で反対の声を届けて下さい!!

多治見市役所http://www.city.tajimi.gifu.jp/index.html

岐阜県知事http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/chiji/mail/mailForm.html

多治見市議員(市外局番は0572です)http://www.city.tajimi.gifu.jp/gikai/news/profile/index.html

 岐阜県内で今月、核融合反応が起きる実験への同意書の調印が行われます。私はこの件に関して、どこかの団体に所属せずに、個人的に、多治見市、多治見市議員、岐阜県へと電話やメールなどで実験反対の声を挙げておりまして、

現地の団体さん等ともお話させて頂きました。ですが、悲しい事に流れが余り良い方向へ向かっておりません。

多治見市、岐阜県知事に声を上げる人数が少ないようなのです。

必死であちこちへ電話やメール、お手紙、FAXと拡散のお願いをしておりますが、

残念ながら私の出来る範囲では、声を挙げてくれる人数が余りにも少ない様に感じます。

また、実験は口実で本当の目的は「高レベル核廃棄物埋設施設」と言われております。

※この地区はかつてウラン鉱山がありました。

地下に“研究施設”のある地区なら、搬入した放射性物質を線量計が感知しても、「実験」を隠れ蓑にできます。

また、水爆の問題がつきまとう 本当に恐ろしい実験です。

ノーベル賞受賞者の小柴昌俊さんも、実験反対のお手紙を市長へ出されている程なのです。

手紙には現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くないなどと記され、小柴さんは新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話したそうです。

 補足ですが、核融合科学研究所は1年間に4億円もの電気を使います。

更に、補足ですが、核融合の研究は何故か復興予算を42億円使っています(土岐市の研究所ではありませんが)