宮城県の丸森町は、福島県境にあり、宮城県内で最も汚染が酷いエリアです。このために、懸念は強くあります。
http://www.town.marumori.miyagi.jp/genpatsu/nousan/dojyou.html
(この土壌調査は15センチの深さでおこなっていますから、五センチの深さだと、この十倍程度の数値でもおかしくないです。)
丸森町が甲状腺検査を行ったということで、情報が開示されています。
http://www.town.marumori.miyagi.jp/hokenhukushi/kenkou/koujousenkekka.html
1 検査の内容 甲状腺外科専門医による超音波診断装置を使用した検査
2 検査対象者 2,323人
3 検査希望者 1,996人
4 検査実施者 1,982人(受検率 99.3%)
5 検査の結果
異常なし
①所見なし「のう胞」又は「結節(しこり)」が認められなかった者 1,718人 86.7%
②経過観察「のう胞」が認められたものの、再検査や治療の必要がない者 259人 13.1% 計1,977人 99.8%
異常あり
③要精密検査「結節(しこり)」が認められ、継続した検査を勧める者 5人 0.2%
今度は宮城の丸森町の甲状腺検査が、福島県民調査よりも、よい結果が出てきました。
感覚的に書くと、現在の未成年の甲状腺危険度は、長崎・山梨・青森>福島>丸森町ということになりました。
実際の汚染度は言うまでもなく、福島>丸森町>長崎・山梨・青森(この中でも山梨と青森は汚染地はあり、長崎にはほぼない)です。
もちろん、基準もあいまいだし、ここまでばらつくと、どういう検査なのかという疑念しかありません。
実は2012年の1月に宮城県はこのような話も出していました。
「放射線量が高い地域として丸森町の筆甫地区と耕野地区で県が行った健康調査の結果が報告されました。それによりますと、放射性ヨウ素の影響を調べる甲状腺の超音波検査では、検査を受けた64人のうち、12人にしこりが見つかりましたが、悪性のものではなく、治療の必要もないと判断された。」(NHKより)
なんだかなあと、さらに思います。
首都圏の子供を数百人、甲状腺を診続けている医師からはこういうコメントが、届きました。
「この所見なしの割合はどう考えるべきでしょう?町内の開業医による検査ということですが、診断能のばらつきはどうしようもないですね。あるいは嚢胞の小さいものはカウントしなかったのでしょうね。拾い上げの基準、定義を示してもらわないと、あるいは全国で統一しないと、それぞれを比較できないです。繰り返しで申し訳ないのですが、定義をきっちりしない議論は虚しいです。」
僕も全くそう思います。いったい何のために検査をしているのか。本来、危険を避けるためのはずの検査が、危険がないということを、一義的に、言い張るための検査をおこなっているとしか見えない状態です。なんなんだろう、このいい加減さは。
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。
僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)
講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。
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御免なさい。横浜講演は満席となりました。万一、キャセルの方は必ず他の方の為、こくちーずでキャンセル手続きを。キャセルが出れば、随時受付できるようになります(そういうふうになっています)。
3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」
18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール>
申込やキャンセルなどは→http://kokucheese.com/event/index/78824/
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4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」
場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)中ホール
日時:4月6日(土曜日) 開場13:30 開演14:00 終演16:30(質疑応答含む)
座席:全席自由。受付番号とチケットを持っている方から先着。300席(超過した場合にはフロアに座ることが可能です)
料金:800円(小学生以下無料)
駐車場:有(無料)
講演時間中に 紙芝居を楽屋控え室にて行います(舞台モニターあり)
申し込み方法:
kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします。返信メールで受付番号を発行します(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)
お問い合わせはメールにて。
別途、沖縄県内で紙ベースのチケットも販売致します。
主催:OCRR(Okinawa Committee on Radiation Risk)