「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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朝まで、僕がうまく気持ちがまとまらないので、とりとめもないことを呟きます。きょうは。

2013-03-16 06:10:54 | 福島第一原発と放射能

すいません、きょうは頭がうまくまとまらないので、とりとめもない二、三を書きます。


健康被害の相談はきょうも掛ってくるのですが、僕が不思議なのは、実際の相当な健康被害のケースよりも、ご自身の人生の煮詰まり方を相談してこられる方が多くなっているということです。

感覚としては、理解できるのですが、僕に相談して、何か解決になるのだろうかと、不思議な気持ちになることがあります。

相談をすることによって、次に繋がると良いのですが、いつもそういう訳ではありません。

それから、自分のことや家族のことを相談するのならまだわかるのですが、相談する範囲がどんどん拡大する方もいらっしやいます。

本当に、3.11以降に、実感していることは、自分が引き受けられる範囲は狭いということです。

こうした活動をしている僕でも、本当に引き受けられるのは身内以外は、ほぼありません。

自分の能力でも、経済力でもそうしたことは無理です。

しかも、この話はこれからもずっと続きます。

そうすると、自分のできることはどのくらいまでで、どこまでだったら、達成できるのか、きちんと考えて対応せねばなりません。

僕が現在、おこなっていることは、その範疇の中です。

自分が関わりたい人は本当に限定していますし、身内も含めて、片手いるのか、いないのか位です。

全体に呼びかけることはできても、人間が私的に引き受けられる人は本当に少ないと思います。

自らの限界というか、分をわきまえることが本当に大切な気がしています。


さて、女子アナの海外脱出が、さらに増えています。

留学と言う名目、結婚で海外転勤、以前はよく、フリーになるために、海外に出る人もいましたが、どうやら違うようです。

僕の知る限り、御家が裕福な女子アナから、脱出が始まっています。

また、夫の海外勤務にくっついて行く率が圧倒的に増えています。

これがどうしておこるのか、今の日本の状況をフラットに考えたらどうなのか。

女子アナというのは、一般の人よりも情報が入りやすくて、しかも恵まれた立場の人が多い。

良くも悪くも、最後は、本音を隠せない人も多いです。

僕はなんとなく、指し示している方向なんだろうと思います。首都圏女子の出口を。


別の話題。悠仁親王に関しては、都内の小学校に進学が決まったそうです。御茶ノ水の附属に。

宮内庁、現在の自民党政権が、皇統の維持といううことをきちんと考えてないことが、ここで、はっきりわかると、僕の失望は深まるばかりです。


週明けには、都内に行く予定です。横浜ではきちんとお話は致します。

僕と人間関係の深い方で、僕に何か話したい人は、時間はあけますから、電話かメールを下さい。


ほんとうに今日はまとまりませんね。


 

 

 


「汚染された生を拒否する日本の方々への手紙」というフランスからの連帯。貴女は避難をどう考えますか?

2013-03-15 00:12:02 | 福島第一原発と放射能

 この手紙がフランスから届いたときに、ある意味、僕は感動しました。これは、原発事故の災害を語るのみならず、「避難・移住」という壁に立ちあたっている日本の人々に宛てられていて、福島の皆さんは当然のこととして、東京も含めた汚染地帯での状況を語ること、そしてそこからの脱走を呼びかけることは重要な争点」という認識でこの手紙が書かれております。日本と同じく、ある意味、原発先進国であるフランスから、このような重要な連帯の手紙がきていることは、全国でこの放射能汚染を回避するために、闘っている皆さんにとっても、大きな励ましとなりますし、しかも、その汚染地(東京も含んだ)からの脱走をよびかけることの大切さも、伝えてくれています。こうした知性が、西ヨーロッパから連帯してくれることに、僕は大きな喜びを持ちますし、皆さんにもお伝えしたいと思います。

 これを読んで、貴女は避難をどう考えますか?貴女は「汚染された生」を拒否するのですか?拒否しないのですか?貴女が問われ続けるのです。


       「汚染された生を拒否する日本の方々への手紙」

 

 福島の災害により、フランスにおいても反核運動が少しだけ活気を取り戻しました。私たちも参加したノルマンディーでの二つの重要な結集を思い出しましょう。2011 年11 月にはヴァローニュに800 人が集まり、ラ・アーグ「再処理」工場から出発する核廃棄物運搬列車を妨害しました。その数ヶ月後にはシュフレンヌ(Chesfrene)で、原子力発電所からの送電を行う超高圧送電線の建設に反対するため組織された別の集まりがありました。弱々しくも再生しつつある闘争への貢献を願って、私たちは2012 年の春に一冊の本を出しました。この本の関心はこの災害の社会管理、そして不可視性を組織する国家の論理にあります。あえて挑発的に『フクシマを忘れる(Oublier Fukushima)』と題されたこの本は、1986 年4 月26日のチェルノブイリ原子力発電所事故との多くの類似点を証明しました。
 

 この本の一部の日本語訳をみなさまへお届けします。1996 年から2001 年の間にベラルーシで実現された「汚染地帯の復興」を目指すところのエートスおよびCORE 計画についての詳細を述べたものです。その計画とは主にフランス人専門家を中心として行われた、事故後に避難が行われなかった汚染された村における社会的容認の実験です。フランス人たちは住民に「放射能との共生を学ぶ」ための数多くの「慎重な振舞い」を日常に適用するよう求めたのです。その方法は、添付のテキストに記述されているように、住人の健康の改善にはまったく寄与していません。住人たちは病気を罹患し続け、死亡率は上昇を続けています。復興プログラムのもたらした主な効果とは、親たちに罪悪感を植え付けることです。専門家の忠告を十分に守らなかったから、と親たちは子どもの癌の責任を感じています。彼ら彼女らの多くは汚染された地帯を離れることができなかったのです。「汚染地帯の復興」は、汚染農地での生産の継続と生産品の流通を可能としましたが、汚染の減少には何の役にもたっていません。 

 福島での災害が始まってから1 年半が経過し、チェルノブイリの時と同じフランス人専門家たちが日本人を助けるつもりでいます。福島におけるエートス計画で、彼らは放射線汚染の問題への実践的な解決案を提供する振りをしています。汚染地帯の住民の「意志」を尊重する、という口実で専門家たちは放射線防護と除染の教えを説いて回りながら、人々が汚染地帯に留まることを奨励するのです。2011 年12 月に災害の「収束宣言」を出し、住民の帰郷が可能であると発表した日本国家およびIAEA のプロパガンダを彼らは追随しています。こういった放射線防護の専門家たちは、日本政府に放射線防御基準を年間20mSv まで上げるよう事故の一ヶ月後に忠告したICRP などの国際組織にも参加しているのです。それによって福島県内の学校が素早く再開できた一方で、数十万人を対象とする避難への保証が行われることはないのです。ICPR メンバーとしてこの同じフランス人専門家たちは、経済効率の原則を優先し放射線防御基準の撤廃を目的とする「ALARA(As low as raisonnably achievable)ドクトリン」を普及させているのです。中でもジャック・ロシャールという人物がもっとも有名です。

  フランスにいる私たちは、災害によって汚染された地帯に住む人々の身の上についてほとんど何も知りません。私たちのところにまで辿り着く情報とは公的なソースのもので、すなわち核の専門家によってゆがめられたものなのです。影響を被っている人々による直接の証言はごくわずかです。ですがそのような証言こそが、フランスを支配する圧倒的な核の容認にわずかでも亀裂を入れるために必要なのです。日本人でない私たちも、汚染地帯にとどまる「意志」なるものが家族的、文化的、そしてとりわけ経済的な制約から生まれているだろうことは容易に理解できます。日本国家はごくわずかの人々だけを移住させ、避難民認定のシステムや補償金の支給は恣意的で不透明であるように思えます。経済的な手段がなければ避難の問題が困難なものとなることは容易に想像がつきます。別の土地での生活の再開には多くのお金がかかり、特に不動産ローンなどがあれば経済的な負担は大変なものです。さらに日本の他の地域で避難民を受け入れることも難しいことであるようです。誰も選んだ人などいない状況において、家族、カップル、友情が避難の問題を巡って引き裂かれています。すべてを専門家に任せてしまいたい、という誘惑は大きく、その専門家たちにとっては住民の不安こそがビジネスの基盤なのです。土地から引き離される苦悩、他所の土地に遺棄される恐怖、留まることへの大きな望みに応えるため専門家たちは、すでにベラルーシでそうしたように、シニカルにも偽の実践的解決策を提案します。そして彼らは立ち去ることが裏切りである、との考えを住民に植え付けるのです。その間にも子どもたちは鼻血を流し、甲状腺には問題が出てきています。癌の発症率が爆発的に増加するのも時間の問題でしょう。汚染地帯にとどまることは問題を悪化させるだけです。子どもたちの首の周りに取り付けられた線量計は子どもたちを放射線から守りません。国家にとっては「原子力危機」が過ぎ去り、「社会的信頼」が回復し、経済が弱まらず、歴史上最悪の事故によって原子力産業が損なわれないことがすべてなのです。

 広島、長崎、キシュテム、スリーマイルアイランド、チェルノブイリ、福島…歴史は繰り返します。勝ち誇る資本主義と原子力社会の発展を、災害が養うことをやめるのはいつのことになるのでしょうか?もしも日本の一部が、日常生活をほんの少し変えれば汚染地帯での生命/生活は可能であることの「生きた」証拠となってしまったら、原子力施設の建設、放射性物質の運搬、核廃棄物の埋設場に対して残りの世界は何を言い、何をすることができるでしょうか?疑いなく、何もできなくなってしまうのです。東京も含めた汚染地帯での状況を語ること、そしてそこからの脱走を呼びかけることは重要な争点なのです。避難を集団的に要求し、国際的なものへとすることが政治的に必要であるとわれわれには思われます。それなくしては、フクシマの災厄と汚染地帯で生き残っている人々は、原子力にとってかつてない最大の広告となってしまうのです。避難が裏切りと見られることが少なくなればなるほど、国家の支配から解放される連帯を想像しやすくなります。福島で生産された品物の購入は連帯行動などではありません。ヒエラルキーも、国家に期待することも、産業が提案する最新ガジェットもなしに、避難の必要性を要求すること、それに正しく貢献すること、集団的に組織すること。それが連帯なのです

 

 この手紙は原子力およびそれが生み出す世界に対抗する闘争に参加する数十名の男女がフランス全土から集った会議において提案され議論されたものです。この手紙は反原子力を闘い、日本の汚染地帯における生を少し変更して受け入れてしまうことを拒否する人々への招待状です。共通の闘いを導くための議論、出会いへの招待です。あなたたちの反逆する声を国境を越えてフランスまで届けることは、急いでなされなければならないように思えます。フランスにおける原子力の運命は日本のそれに極めて近いのです。

万国のヒバクシャよ、団結せよ!

アルカディ・フィリンヌは『フクシマを忘れる』を共同執筆した三人の筆名です。
連絡先はこちら:arkadifiline@yahoo.fr (英語かフランス語かドイツ語)

「なお、この手紙のフランス語の原文は僕のFacebookのウォールhttp://www.facebook.com/kouta.kinositaにのせてあります。」

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                 「復興のモルモット」

 

 以下の論考は1996年からベラルーシで実施されたフランスの「汚染地帯復興」プログラム「エートス」についてのものである。創始者の一人ジャック・ロシャールは2011年3月28日に「福島原子力発電所事故によって汚染された地域の事故後管理」を謳う日本政府のワーキング・グループに参加した。ロシャールはエートスの経験の再現を提案した。そして「日本版エートス」開始のために活動することになる幾人かの日本の市民の間に興奮を呼び起こしたのである。


核の宣教団

「チェルノブイリ事故の影響下で生きるということは、生を学び直す、異なる生き方をする、存在の新たな構成要素として放射能を日常生活に受け入れる 、ということなのです。」--フランス語によるエートス紹介文

 ベラルーシ、ウクライナ、ロシアの一部に広がる汚染地域には1000万以上の人々が居住している。原発から数百キロ圏内まででは重化学物質が高濃度汚染地域を生み出した一方、軽量分子はヨーロッパ中を汚染することになる放射線雲を作った。
ベラルーシは原子力産業にとっての恭しい実験場である。最初にそのことを理解したのはフランス人専門家たちで、1996年には「汚染地帯における社会管理」という高貴な性質の研究所に投資を開始した。事情通の原子力高官は一人で二人分の価値がある。「甚大なトラブルに備えておく必要がある」と、放射線分野防護評価研究所(CEPN)長のジャック・ロシャールはこともなげに要約する。実験結果はあらかじめ分かりきっている。馬鹿げた日常の様相に溶け込み、恐怖は消失する。悪夢は明白な事実の外貌を覆い隠さなくてはならない。かくして核の汚染は容認され、近代科学が押し付ける不確実な危険性のリストに加わるに過ぎない。
 1996年から1998年にかけてエートス・プログラムのパイオニアたちの第一波がオルマニー村を包囲した。同村はチェルノブイリからおよそ200kmの距離にある。フランスの核産業全般が生み出す危険な製品を受容させる任務を負った組織であるCEPNが主導権を握る。フランス電力(EDF)、フランス原子力庁(CEA)、コジェマ社(訳注:現アレバ社)、放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)の従業員によって構成されているCEPNは詳細な報告書を作成し、国家的リスク管理手段を作り出した。それはとりわけ核施設が発電所の労働者と近隣地域住民を相手に試みたものである。公然の目的はある種の原子力文化とでも言うべきもの、つまり社会的受容の一形式の達成を普及させることである。ベラルーシにおいてCEPNは1990年以降この役割を担い、汚染の少ない地域への人々の移住を最小限に抑えることに貢献してきた。移住が少ないということは国にとって安上がりとなるということ、さらに原子力ロビーにとっては可視化を最小限に抑えられるということを忘れてはならない。1996年にCEPNは現地での活動を開始するためにショック・チームを収集した。「リスクについてのコミュニケーション」を扱う民間企業であるMutadis Consultantも墓場の役割を演じた。Mutadisは産業施設周辺で起こる諍いを骨抜きにする豊かな経験を誇っている。ウルトラ生産性至上主義であるフランスの穀物ロビーの尖兵であるINRAもチームに参加し、復興プログラムにおけるもっとも実入りのいい部分を担った。それには「大地の成熟と再生のための育成プログラム(FERT)」という田園的な名前がつけられている。それまでコルホーズとして集団所有されてきた農地の民営化をFERTは2001年以来受
け持ち、貸付けに頼ることの人気を高め、産業レベルの量の殺虫剤を畑にばらまき、何よりも汚染食品を流通させた。こういったことすべては現地の同業者であるベラルーシ土壌科学研究所(Brissa)との協力関係のもと行われた。汚染拡散の際にはヨーロッパ中すべての者が汚染食品を消費することになる、という流儀についてベラルーシの経験はフランスの生産至上主義農産物ロビーを教化しなくてはならない。事の始めから、ヨーロッパの科学者および専門家たちは現地の自治体およびベラルーシ国家当局と緊密な関係にあり、お互いに原子力の否認主義という強固な経験に基づいていたのだ。20年来継続している移住の拒否という共通の基盤の上で、科学者および政治屋の見解は研究の方向性について一致している。災害の不可視化、長期にわたって断末魔の苦しみを生きながらえさせること…。要するに、チェルノブイリ事故の結果としての汚染地帯の数百万におよぶ住民の健康被害を否認しなくてはならないのだ。ほどなくして、介入の現場はオルマニー村にとどまらず(もっとも汚染の激しい地域にはほど遠い)ストリン地域全般におよぶことになる。5つの村、住民9万人。2001年11月には盛大な国際セミナーの開催によってエートス2が終了する。ストリンでのそのセミナーにはフランスの人道主義および文化的NGOの数々が過剰に参加した。それらNGOのミッションは専門家の指示を現地で拒否する事であった。西側の人間は存在感を強め続けている。参加者150名は「チェルノブイリ事故による汚染地域での生活条件を向上させるための協同(CORE)」プロジェクト立ち上げの必要性について同意した。COREプロジェクトは2003年から2008年にかけて、エートスのチームと密接な関係にある四つの地域をカバーすることになる。


社会的信頼の回復

 これらプログラムとともにフランスの原子力産業は、ベラルーシの村人たちが彼らを殺していく条件において普通に生きていくことへの支援を宣言する。居住不可能であることが知られている土地を「回復させる」ということは、具体的に何を意味する
のか?それは災害がもたらした現実を受容させることであり、それ以上でも以下でもない。要は、苦痛に満ちた環境で生きることは、専門家の指示を子細にわたって守るという条件さえ守れば可能である、ということだ…。「(プロジェクトは)住民との
信頼の絆を回復させることなのです。(…)『ヨーロッパの専門家の先生方、私たちはここで生活できるのでしょうか?』という質問には、私たちはこう答えるでしょう。『私たちはその質問に答えるためにここに来たのではありません。私たちはここで生
きたいと望む人々を助け、生活条件を改善するためにともに努力するためにここに来たのです。』」( Mutadis Concultantディレクター、G・エリアール・デュブルイユ)苦痛を心理化してしまえば、いつもうまくいくのだ。「放射能汚染は住民の深い不安の要因であり、健康に害を及ぼす可能性がある。」(COREからの抜粋)

 古くからある放射能恐怖症は以後かつての礼賛者によって見捨てられ、「情報被曝」のコンセプトが取って代わった。白血病、結腸癌、肺癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌、乳癌、心臓病、静脈不全、免疫不全、子宮内で被曝した子供たちの精神発達の停止、白内障、突然変異、先天性奇形、神経システム形成異常の原因はそれゆえ情報の欠如による不安なのである。これら厄介な心身疾患を治療するには、「汚染環境に対する住民の信頼を回復」すれば十分なのである。


この身振りとは一体何なのか?

 これら否認論的プログラムは原子力国家の継続を試すための絶好のタイミングで行われることになった。ベラルーシの村々で参加型民主主義と市民の協議体制を説いて回り、災害に毅然と立ち向かう必要性を議論し、彼らがしたことは未来および過去の犠牲者による、彼ら自身の苦悩の管理へのいんちき臭い参加を組織したことである。重要なことは、かくも長期に渡って収奪されていた自己の存在を自らの手中に収めた、という気に村民たちがなった、ということである。実験の要は、モルモットたちとの協議体制が新しいタイプの受容を可能とするであろう、ということでありこれは原子力のケースにおける最近の傾向である。これら偽りの人道主義は村人たちによる馬鹿馬鹿しい「慎重な振る舞い」の採用に基礎をおいている。母胎から死までをプログラムする、日常を支配する振る舞いの措置に村人たちが順応しなければ、彼らは自発的かつ個人的に自身の苦痛の責任を背負うこととなるのである。その生の様式により、瀕死のベラルーシ人たちは近親者の死を目にする元凶にさえなりうるのである。


権力のリレーを組織する

専門家たちは民主主義を口にするだけである。ベラルーシ人たちにとってはまったくもって抽象概念にすぎず、「私は今年死んでしまうのでしょうか?こんな高額な薬には手が出ないのですがどうしたらいいのですか?あらら、肺を一つ失くしてしまった…」といった健康への懸念はこれら宣教師たちの唱える「新たなガバナンス」なるものにとってはまったく無用なものとされる。専門家たちはコルホーズの農民たちを軽蔑している。こいつら田舎者ときたら食うことと養生のことしか頭にない。「協議体制」は必要だが、誰とでも、というわけにはいかない。初期においてはいくつかの職業のみがターゲットにされた。具体的には、キーマンとなる80名のボランティアたち(教師、医師、看護士、レントゲン技師、コルホーズの部隊)に専門家の使う道具が委ねられることとなり、彼らは様々なポンコツ放射線測定機器および紋切り型の文句の使い方を学ぶことになる。社会管理の熱心な執行人となる通常の権力のリレーによりかかるのだが、その秘められた利害は実は別のところにあるのである。


測定なしでは、世界は未知のままである

「孤立して行動し結果だけを伝える専門家が通常行う仕事をわれわれはしていません(…)われわれは彼らの手に測定機器を委ねたのです。」(G. Hériard Dubreuil)汚染測定の訓練を受けた専門家たちは以後人々、とりわけ家庭の主婦に指示と測定機器を普及させることとなる。それゆえ最先端のテクノクラートの隠語は、ついにはもっとも伝統的な社会構造に適用される。自宅、菜園、畑、森林、フライパン、皿、自分と子どもたちの身体などのベクレルを数えること。こうしたことが各家庭で反射的に行われなくてはならないのだ。苦悩の様態を細かく知るために、各自がカードを手にすることとなる。

「現代的なエコロジー文化を住民に広めることが不可欠である」(VladimirPachkevitch、ストリン地区実行委員長)
「チェルノブイリの効能の一つは、事物と生に新たな次元、更なる美点を加えたことである。それは新たなことば、新たな表現、程度の差はあれ理解可能な新たな単位が言語に加わったことにそれは見て取れる。」(ジャック・ロシャール、CEPNディレク
ターおよびエートスのコーディネーター)
家庭を巻き込むことにより、彼らの自責への道が開かれる。測定が神聖不可侵なる「共和国の規定値」を超過する場合は、子どもたちが死に続ける場合は、慎重な身振りを実行すべく母親たちの善意が不足していた、ということになるのだ。木製フライパン、ほこり、肉、牛乳、菜園の野菜。母親たちは毎日測定することになっているのだ。


制御の幻想

 モルモットたちは真の健康管理の文化を取り入れなくてはならない。それは彼らの日常生活から無くなることがない、毒にも薬にもならないことが明らかである測定から身を引くことを不可能とする。数値化された制御の幻想にはいくつかの利点がある。原子力施設が引き起こした厄介事を被る地元民に安心させる目安を与えると同時に、モルモットたちが要求する専門家による鑑定に応えるのだ。なんらかの基準に届かない範囲では、放射能汚染の安らかな常態を脅かすものは存在しない。それゆえ、基準の設定は怒りを骨抜きにする特権的な道具であり、それ以前は黙ってくたばるより他なかった市民参加の意志を結晶させるのである。


シニシズムと善意

「(こどもたちは)汚染地域住民の権利と義務を理解しなくてはならない」ユーリ・イバノフ、ブレスト大学、エートス・メンバー

「放射能との共存を人々に、とりわけ子どもたちと若者たちに教示しなくてはならない。」
ウラジミール・ツァルコ、チェルノブイリ委員会委員長

「ジャガイモ畑を耕すための技術文化を発展させる初歩を人々は身につけ始めている、と言うことができるでしょう。もっとも重要な結果とは、われわれが住民に提案した測定の経済効果なのです。」セルゲイ・タラシク、ベラルーシ土壌科学研究所、

エートス・メンバー

「汚染された土地であっても、クリーンな土地と同じように生産できるのです。」

 ラジミール・ツァルコ、チェルノブイリ委員会委員長

「ストリン地区につきましては、カリ化合物とリン酸塩の肥料を812トン提供しました。これは復興対策の一環です。」
Valery Chevtchouk、チェルノブイリ委員会副委員長


「市場の条件において成功裏に発達する現代的な経済主体のための条件を創出しなくてはならない。つまり、目下のところ萌芽状態にあり、生産収益性の高い農業経済が必要とする中小企業のことである。最終的には現代的なエコロジー文化を住民に広めることが不可欠である。汚染地帯において最新の放射線防御規則を遵守する必要性は、住民それぞれの日常生活に入り込まなくてはならないのである。」Vladimir Pachkevitch、ストリン地区実行委員長

「マリヤは中学校の数学教師で牛乳グループに参加しています。彼女は畑での遠足を企画しています。生徒たちは場所ごとに牧草のサンプルを採取し、採取場所に数字を振って印をつけます。放射線を測定するため、サンプルを測定所に持っていきます。生徒たちが収集したデータから数学の学習が行われます。20以上の演習が行われました。」
2001年11月のストリンでのセミナー議事録からの抜粋

「子どもたちと一緒に、私たちの測定のデータを使って一日に食品から摂取するベクレル数を計算しました。」ナタリア・ボルトバ、Retchisaの学校の教師

「ミーシャは高校で物理と情報技術を教えています。彼は、距離に従って放射線が低下する現象を生徒たちと一緒に学習しようと提案しました。フライパンの灰を例に使いました。『フライパンで一日に生み出される灰を使って、村で一年で生み出される
灰の量を計算。毎月、毎年、家庭毎そして村全体で生み出される灰の質量。その灰を収集し、村の外に保管するのに必要なトラックの運搬頻度の計算。』」 2001年11月のストリンでのセミナー議事録からの抜粋

「つねに警戒し、意欲的であるためには多くの自由な時間が必要です。でも私たちには時間が不足しています。それに私たちの収入に目をやると士気は削がれてしまいます。私たちのわずかな予算で全員を食べさせ、放射線医学の文化、ビタミン摂取、健康であること、ホールボディーカウンターの適切な測定といったすべてを適切に行うことはできないのです。」 Anna Doulskaïa、農業

「たとえば、木を切ったりコケモモの実を探すために1.5から2μSvの空間線量の森を45分で通過しなくてはならないとしても、それは問題とはならない。ただし、何日間も森の中で過ごすようなことは避けなければならない。(…)『時間の管理』を前面に
出すために『禁止』の側面は『消された』のが見て取れる。汚染地帯に行く必要がないのなら、なぜわざわざ行くのか?」2001年11月のストリンでのセミナー議事録からの抜粋

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 実は関西経済連合会が、首都機能のバックアップ体制構築を関西にという提言をきのう政府に出しています。中枢分散、京都御所などの単語が飛び交います。

神戸新聞より。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201303/0005814725.shtml

 関西経済連合会の沖原隆宗副会長(三菱UFJフィナンシャル・グループ会長)は14日、内閣府を訪れ、首都中枢機能のバックアップ体制を構築するための提言書を、古屋圭司国土強靱化担当相に提出した。

 提言では、首都直下地震などに備え、中枢機能を地方に分散する必要性を強調。首都圏からの距離や省庁の地方組織の集積、京都御所の存在などから「関西が果たすべき役割は大きい」とした。

 沖原副会長は「関西がバックアップ機能を担うためにも、リニア中央新幹線の早期の大阪延伸をはじめ物流、インフラの整備を」と訴えた。

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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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御免なさい。横浜講演は満席となりました。万一、キャセルの方は必ず他の方の為、こくちーずでキャンセル手続きを。キャセルが出れば、随時受付できるようになります。

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 

 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/

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4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」 


場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)中ホール
日時:4月6日(土曜日) 開場13:30 開演14:00 終演16:30(質疑応答含む) 
座席:全席自由。受付番号とチケットを持っている方から先着。300席(超過した場合にはフロアに座ることが可能です)
料金:800円(小学生以下無料)
駐車場:有(無料)

講演時間中に 紙芝居を楽屋控え室にて行います(舞台モニターあり)

申し込み方法:
kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします。返信メールで受付番号を発行します(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)
お問い合わせはメールにて。
別途、沖縄県内で紙ベースのチケットも販売致します。

主催:OCRR(Okinawa Committee on Radiation Risk)

 

 




4/6(土) 木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」開催。 

2013-03-14 14:00:00 | 福島第一原発と放射能

木下黄太 講演 IN 沖縄市 「放射能汚染の現状と対策」 
場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)中ホール
日時:4月6日(土曜日) 開場13:30 開演14:00 終演16:30(質疑応答含む) 
座席:全席自由。受付番号とチケットを持っている方から先着。300席(超過した場合にはフロアに座ることが可能です)
料金:800円(小学生以下無料)
駐車場:有(無料)

講演時間中に 紙芝居を楽屋控え室にて行います(舞台モニターあり)

申し込み方法:
kinositakouta_okinawa20130406@yahoo.co.jp に、ご予約(お名前、電話番号、参加人数を記入)をお願いします。返信メールで受付番号を発行します(yahooドメインのメール受信を可能にしてください)
お問い合わせはメールにて。
別途、沖縄県内で紙ベースのチケットも販売致します。

主催:OCRR(Okinawa Committee on Radiation Risk)


安倍総理、原発収束の事実上撤回について。被曝関連、特に甲状腺で、医師にかかる時の注意(少し改定)。

2013-03-14 02:00:59 | 福島第一原発と放射能

事故から2年が経過して現況を語ります。残席30席を切りました(表示の通り)。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/



首都圏は、きのうは風塵がおきたそうです(成田空港など)。煙霧に続き。気象用語の勉強が、ある意味、こんなにできる事態が頻繁におきて、ほんとによかったですね。マスクも、眼の防護も首都圏は必須ですね。

甲状腺などの診察関連で、過去にも書いている内容ですが、一部変更しました。再確認の為。

①過剰に「被曝」のことを言い募らない。大半の医師は認識がない。(あなたの言葉が過剰反応を誘うことも。)
 
②甲状腺関連の学会の医師を、最初は避けた方がよい場合がある。(患者とのトラブルは所属医師が多い、学会内の情報に左右され自粛する。)
 
③まず医師の技量などの水準確認を。(被曝対応よりも、医師としての基本能力がない医師はダメ。これは常識。)
 
④検査を受けるクリニツクの診療が別ジャンルを狙う。(エコー検査ができるところ。狙い目は耳鼻科等で探す。)
 
⑤みつかったのが、のう胞なのか結節なのかきちんと確認する(そこからはっきりわかっていないケースが多数。わからないことは聞くし、少しは勉強していきなさい。頼むから。ちょっとは真剣に。)
 
⑥小さいのう胞の有無等も、数なども細かく確認をする。(そうした、のう胞をきちんと認識していない医師も存在するので。まず昔のエコー機械でも確認できた一ミリ以上のものを確認。三ミリ以上はさらに要確認。)
 
異常発見⇒更に専門病院へ。(明確な結節、良性腫瘍は甲状腺専門の病院で確認。もう異常ですから。)
 
エコー検査ができるか事前に対応は確認する。エコーの機械の新しさも来院時に確認。
(まともな個人クリニックは答えますし、ここ数年の新しい機械なら精度が違う。)
  
⑨身体症状の他の異変は医師に細かく伝達。(疲れ易い、のどが腫れる等。医師に判断材料を適切に提示する。)
 
⑩医師に過剰に頼らない。(被ばく診療の経験のある医師はいない。ないものねだりで、妙薬ばかり探し求めるな。)
 
⑪必ずデータは自分で確認すること。(検査データをもらうのは当然。エコー画像も可能なら極力もらうこと。)
 
⑫初期被曝のある方、結果に何か出た方は定期的にチェックする。(最初は三、四か月毎の確認が望ましい。)

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 安倍首相が、冷温停止だが、収束とは言えないと、原発事故の問題に関してコメントしているのは重要です。下記は産経より。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130313/plc13031322240017-n1.htm

安倍首相、原発事故収束宣言を撤回

2013.3.13 22:20
 衆院予算委員会は13日、東日本大震災からの復興に関する集中審議を行った。安倍晋三首相は、野田佳彦前政権が平成23年12月に表明した原発事故の「収束宣言」に関し「地域の話を聞けば政府として収束といえる状況にない。安倍政権として収束という言葉を使わない」と述べ、事実上撤回する考えを示した。
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自民党だから、信じる信じないとか、再稼働の為だろうとか、いろんな見方はできますが、現況の福島第一原発の厳しい状況に対して、政権サイドから、見直しの文言が出てきていることは、サインとしては大切だと僕は思います。こうしたことが、話されること自体、2年の時間を経過して、福島第一原発が、なんら改善の気配がないことは明らかになっているということです。結局、放射性物質の拡散を押しとどめるために、有効な手段はほとんどなく、水冷による汚染水を、海に排出する以外に方法はないと言う時点で、手は積んでいます。建屋内部の主要部分が高線量過ぎて十分な作業がままらないことも含めて、時間経過とともに「無理なものは無理」というあたりまえの話はどんどん露呈します。

 こうしたことを文言として、すこし認め始めたところから、大きく政策転換するまでには、まだ時間経過は必要と思いますが、実は後戻りは逆にないと思います。それだけ、現場は過酷な話しかありません。

 そのうえで、健康被害は、3年目には、よりはっきりと露呈してきます。これは時間経過とともに残酷な結果が待ち受けているしかありませんから。首都圏という大規模人口のエリアがどうなるのかが、さらにシビアに響きます。

 そうした中できのう、「低線量セシウムが無害」「福島県全域の避難を解除し、全ての県民を家に帰すべきだ」などと国会質問で仰った「維新の会」西田譲議員は元自民党県議で、千葉の八千代市が地盤です。

彼の地元の八千代市は、首都圏でも汚染されているほうのエリアです。
放射能防御プロジェクトのデータです。

 2011.06.05 公園八千代市緑が丘 セシウム合算1299Bq/kg    
 2011.06.04 植え込み八千代市村上南    1244Bq/kg

自分の足元が汚染地ですから、セシウムの害がないことにしたいのでしょうし、それをさらに、橋下市長のようなやり方が通る政党にいると、増幅する結果になっていると思います。これについて、こうした狂気が簡単に発言される状態が、如何に違和感が大きいかを、みなさんで確認しておけばよいと思います。
 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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岐阜県内の土岐市にある核融合科学研究所の「重水素実験」について、下記のメールが届きました。多治見市が同意しないと、実験が行われないため、この多治見市への働きかけが焦点です。知らない方も多いと思いますから、内容を確認して下さい。

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住宅地間近で放射性物質のトリチウムを大量発生させる実験が行われようとしています。

市長、知事が決断を下すまで、時間がありません!

どうか多治見市、岐阜県知事、多治見市の議員へ電話、メール等で反対の声を届けて下さい!!

多治見市役所http://www.city.tajimi.gifu.jp/index.html

岐阜県知事http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/chiji/mail/mailForm.html

多治見市議員(市外局番は0572です)http://www.city.tajimi.gifu.jp/gikai/news/profile/index.html

 岐阜県内で今月、核融合反応が起きる実験への同意書の調印が行われます。私はこの件に関して、どこかの団体に所属せずに、個人的に、多治見市、多治見市議員、岐阜県へと電話やメールなどで実験反対の声を挙げておりまして、

現地の団体さん等ともお話させて頂きました。ですが、悲しい事に流れが余り良い方向へ向かっておりません。

多治見市、岐阜県知事に声を上げる人数が少ないようなのです。

必死であちこちへ電話やメール、お手紙、FAXと拡散のお願いをしておりますが、

残念ながら私の出来る範囲では、声を挙げてくれる人数が余りにも少ない様に感じます。

また、実験は口実で本当の目的は「高レベル核廃棄物埋設施設」と言われております。

※この地区はかつてウラン鉱山がありました。

地下に“研究施設”のある地区なら、搬入した放射性物質を線量計が感知しても、「実験」を隠れ蓑にできます。

また、水爆の問題がつきまとう 本当に恐ろしい実験です。

ノーベル賞受賞者の小柴昌俊さんも、実験反対のお手紙を市長へ出されている程なのです。

手紙には現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くないなどと記され、小柴さんは新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話したそうです。

 補足ですが、核融合科学研究所は1年間に4億円もの電気を使います。

更に、補足ですが、核融合の研究は何故か復興予算を42億円使っています(土岐市の研究所ではありませんが)

 

 

 

 




僕と「日本人の心性」との闘い。東京、飲食の内部被曝だけで甲状腺癌発症リスクありと東大チームが発表。

2013-03-13 01:31:12 | 福島第一原発と放射能

事故から2年が経過して現況を語ります。残席50席(表示と違います)。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 主催「横浜子供の会」 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/


共同通信が飲食物による内部被ばくについての東大の研究チームの発表を伝えています。下記。

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「甲状腺がん10万人に2~3人 東京でも内部被ばくの影響」

 東京電力福島第1原発の事故後1年間に摂取した飲食物による内部被ばくで、都内に住む乳幼児の場合、10万人当たり2~3人の確率で一生のうちに甲状腺がんになるとの推計を、東京大の研究チームが12日発表した。

 事故の影響が東京の子どもにまで及ぶことを示す結果。チームの村上道夫特任講師は「外部被ばくより影響は小さいが、がんの確率が高いか低いかは、人によって受け止め方が違うだろう」と話している。

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 これはまず飲食による内部被曝での甲状腺癌発症リスク。東京で10万人に2から3人。飲食物でも甲状腺癌が、これだけのリスク。もちろんヨウ素やセシウムが入っている食べ物、水によって線量換算して、内部被曝したという想定でしょう。まずこの想定が妥当なのかは不明ですが、そもそもこれには、初期被曝は入っていないだろうし、東京の環境下(土や大気)にある放射性物質を吸気や接触で被曝するリスクが入っていないのです。甲状腺癌にとって、圧倒的に大きなそうした要因を抜いて、それでもこれだけのリスクが存在するという発表が「東大」でなされるという状況です。

 しかもこれは甲状腺癌のみの話。しかも他の核種影響は考慮に入っているはずもない。

だから、僕は東京は厳しいと何度も何度も話しています。一つ一つの情報をきちんと頭で繋いでください。お願いしますから。

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。


 甲状腺関連で、アメリカからも一応気になる論文報告があります。ヨウ素やB線核種の線量が、アメリカの中で大きかった太平洋側の五つの州で、先天性甲状腺機能低下が36症例(2011/3/17~12/31)ありました。2010年の同期間と比較すると16%増加です。ただし実数は5例程度増加したにすぎません。他のアメリカの州は3%位減少しているそうです。www.scirp.org/journal/ojped/ の掲載論文より。ただし、この位では、疫学証明は極めて難しいレベルと思います。実数が少ないし、まだ増加率が大きくない。

 ただし、北米でこの程度の被害が、もしもリアルにそうあるなら、甲信越や中部・北海道のエリアでは、もっと明確に先天性甲状腺機能低下は出てもおかしくない気がします。関西も、この五州と同程度位は、おきてもよいような気がします。

 

 ところで、ぼくが大学時代に授業を聞いたことのある映画批評家の梅本洋一さんが急死されたそうです。虚血性心不全というのが死因。通常は心臓の急死をさします。60歳。面識のあるとまでは言えないけれども、実際に顔を知っている方の、突然の死が聞こえてきたのは、3.11後、僕には初めてのことです。ご冥福をお祈りいたします。

 

 さて、僕は、原発事故当時、いろんなことを考えたけれども、少なくとも、3/14の爆発以降に、テレビ局がスタンスを変えることはできたと思います。僕は、それが出来なかったから、三連休前に離れ、この活動を続けている。この観点では、僕は戦犯と認識しています。

 実際に、もっと明確な被害、更なる大爆発で手が付けられない事態も想定されました。格納容器が持たないなど。幸いこれは回避されているが、実際は、一瞬で漏れたのか、ずっと漏れ続けているのか、そこにしか違いはない状態と思います。

 放射性物質に取り囲まれた環境で生きるのか、そうでない環境で生きるのか、これは個人個人が選択するしかないです。誰かが助けてくれるものではない。国も東電もマスコミも悪いが、自分の人生は自分で切り開くしかない。これが僕は本質と思う。

 僕自身はそうした環境は嫌だし、放射性物質に取り囲まれた環境で生きる感覚はない。

だから闘いは続いています。

この二年の時間の経過は、いろんなことを教えてくれました。

 一番明確になったことは、70年近い時間の経過と、戦後の体制の変化と関係なく、日本人というのは、暗黙の大きな流れに支配され、リアルをシビアに見つめず、さらには異論を言う者を追いやり、さらに弾圧も加える国民性が不変であること。多分、日本人というスタイルは、こうした感覚を共有化する者たちの集団なのだろうと思います。

 しかしシビア・アクシデントの場合、こうした感覚はほぼ役に立たずに、どんどん全体的な壊滅に向かう可能性が高いのです。戦前の日本でも、こうした懸念を口にすることが糾弾される構図はまさに同じでしかない。

 これはガレキ問題の過剰な逮捕、不当刑事告訴という流れで、再認識しました。

 しかも、健康被害に関して、過小評価を政府、行政、大半の専門家や医師が、共謀共同正犯として行っていて、マスコミが追認装置として機能していることはさらに致命傷となります。それによって、どれほどのマイナスがおきるのかということを、無視し続けているのですから。 そして、これが福島のみならず、首都東京で想定されるのです。

 このことに、日本人の一定数が異議申し立てをしていけば、大きく状況は変わるのですが、99%の日本人が誤魔化して生きています。その誤魔化しによって、自分たちや自分たちの大切な人間が傷つくことも、事実上容認しています。さらにその誤魔化しはおろか、異議申し立てを、精力的に潰す輩も一定数は、存在しています。

 こうした中で、新しい日本の在り方を想定するのが極めて難しく、どこまで防備をしながらこの時代の日本で生きていけるのかどうかを、連日考えないとならなくなっています。汚染の回避のみならず、この状況に認識があることが、非国民として、規定される状態は継続していて、極端な政治主張扱いとされる日本です。

 実は二年の時間が経過して、いまだに僕も有効な対応策を想定できていません。少なからず、国外に道を探す方がいるのも、理解できます。実際、経済的な問題もおきたウクライナなどでは、国外に移民が増えました。日本の場合は、この「日本人という心性」と分かり合えない僕の葛藤が続くでしょうから。ただ言えることは、リアルはリアル。現実は現実。いつまでも隠しおおせませんし、誤魔化せません。誤魔化せなくなった時に、物事は大きく変化します。大概。日本という国におきることは、残念ながら、いつもいつも同じことです。そして、殆どの人々はそれまで目を瞑って暮らします。大概は無自覚に。

僕はこの「日本人という心性」と闘い続けます。これが僕の生き方の流儀です。

貴女はどうしますか。どう生きますか。

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「チェルノブイリのかけはし」の野呂美加さんが、あまりにも面白い文章を書いておられます。現在の日本の状態が、かってのチェルノブイリ支援でも似たようなことがあったといいます。僕も知らない時代の皮膚感覚のある話。そして、人とはおよそどういうものなのか、参考になります。リンク元に全文がありますから、そちらを必ずご参照ください。

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「運動に愛があるか」

3月 12th, 2013 

 

「保養運動なんて、差別!」
「保養運動なんて、効果なし!」
として、さまざまなチェルノブイリの救援団体から、かけはしをはじめとする保養団体はバッシングを受けました。
この話を思い出すと、個人的な怒りから何からどんどん出てきてしまって、冷静に整理するのが難しかったものです。
「薬を送る運動」以外は認めない。(当初は医薬品メーカーの回し者かとおもったけれど…)
当時は、学生運動くずれとか、プロの工作員とか、組合とか、日本で市民が自由に運動しにくい圧力は確かに強かったのです。
医師たちの救援こそ、華!であるとして、現地に行く医師たちにはこの人たちはペコペコしていた。
そして、保養のような意味のわからない運動はつぶす!
自分たちの意にそわない運動はつぶす!と徹底的バッシングキャンペーンをしていました。
ときには、チェルノブイリの団体があつまった会議で、「医療援助以外」はくず、辞めろ!まで言った医師もいました。
しかし、フクイチ事故が起こってから2年。
その結果、チェルノブイリの活動をしていた団体が、「ゲっ」と思うようなことをしているのを見かけて、絶句する。
ベラルーシ基準をいきなり持ってきて、食品測定器で福島の野菜を測定して、いち早く応援野菜を始めた。
あそこがやるならいいか…。と誰もが応援野菜を認めた。
何よりも、ベラルーシの医師を育ててきた山下医師が、でたらめを言っているのがいちばん、驚いた。
おいおい、なんのために、あれだけ薬を救援していたんだい?
最初は救援だ!と大慌てでとるものもとりあえず、みなウクライナやロシアに薬を運んだけれど、もちろん、この上のない感謝をいただき、そしてあまりに旧ソ連の官僚国家のボロボロなだめだめ度がまるみえて、義侠心が刺激されたでしょう。
多くの芸能人が現地に行ったり、日本でチャリティーコンサートもしたり…。
そとめには、「いいことをしている」というレッテルがはられていくうちに、次第に自分たちに別の「地位」のようなものができてきてしまいます。
その界隈でしか通じない、妙な、名誉です。
そのために、「ご意見番」になったり、「市民運動警察」のようになったりします。
今は、山下医師をはじめとするエートスグループがやってきて、旧知のチェルノブイリ救援グループがボワボワしている。
彼らはベラルーシにもネットワークをもっているから、つながりあえば、強大な力をたくわえることができます。
救援していた医師は菅谷先生以外はどうしちゃったの?山本太郎以外の、チェルノブイリ救援の芸能人はどうしたの?
広河隆一さんは、沖縄に保養所をつくってくれたり、いろいろな母親たちの運動をサポートしてくれている。
秋田でがんばってくれているチェルノブイリ救援グループと中村隆一さん。
それ以外はみんなどうしちゃったの?
まだ、みんな気がついていない。
それもしかたないでしょう。
今、事故のときに動き始めたグループが同じように崩壊をはじめていると思います。
それを嫌なことと思わないで、なんとかひきとめようとしても、川の流れにさからっているようなものです。
そのグループでさまざまな活動もしたでしょう、時間もエネルギーもささげたでしょう。
でも、寄らば大樹の陰、のような気持ちが自分に芽生えたら、ときには、たった一人になってみるのもいいのです。
チェルノブイリ救援グループでさえ、このありさまです。運動というのは直線的にいかない。
「らせん」なんです。
今はエートスだとか、いろいろあるけれど、いいんです。というのは、無自覚にひっぱられる人が何割がどうしても出てくるから。
それを暴き出したり、すると逆襲を受けるだけ。
3.10でデモにきて、運動を押し上げているつもりで、エートスで足をひっぱっているという団体もあるでしょう。
でも、チェックしきれますか?
私はこちらが多く見えるならあの日はそれでいい。エートス15%入っていて、だいたい健全ぐらい。
集会で引っかき回されそうになったら、そこにこそ、本領発揮で追い出すか、数の力で暴言をはかせないようにするほどのパワーをつけるしかないのです。
排除しきったら、運動がファシズムになるから。

(更に続く・・・・)

⇒この全文は「チェルノブイリのかけはし」のHPhttp://www.kakehashi.or.jp/?p=8199でご覧ください。面白い。


腎臓が両方ない奇形が個人産院で2例相次ぐなど、愛知県東尾張エリアから聞こえてきた健康異常報告。

2013-03-12 05:21:45 | 福島第一原発と放射能

事故から2年が経過して現況を語ります。残席60席程度(表示と違います)。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 主催「横浜子供の会」 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/

  

 最近、甲信越や愛知県などから、健康被害報告が寄せられています。まだその内容が、被曝に関与するものなのかどうかは分かりませんし、これまでのチェルノブイリの常識だと、そこまで被害は拡大するのかと、いぶかしく思う人の方が大半だと思います。僕も現段階では、まだそう思います。

 ただし、僕は前から良く話していますが、僕の見立てが厳しいというよりは、まだ甘かったと、言われる方が多いのではないかという懸念はずっと持っています。

 僕より厳しい懸念を言ってこられる一般の方が、僕の見立てよりもシビアなリアルを届けてくることは珍しくありません。覆されます。悪い方に。だから、僕はいつもきちんと受け止めています。

 もちろん全国どの地域にいても、汚染食材を食べ続けていれば、話になりません。今回の報告事例はその可能性も十分に考えられます。

 しかし、それよりも気にしているのは、セシウムの動き方と、たとえばキセノンなどのガス化した放射性物質は動向が違っていて、特に初期段階での被ばくは関東圏よりもやや広がっているのではないのかという懸念は拭えません。

 その点で、甲信越や愛知県、岐阜県 などでの奇妙な報告は、ずっと気にしてみています。ぼくがその点でずっと引っかかっているのは、おととしの秋にお話を頂いて、ブログに掲載したこの話です。2011/9/7のブログ記事より。

『一週間ほど前に岐阜新聞で、養老、大垣あたりで目のかゆみ、アレルギーの症状を訴えて、今どのくらいのものか調査中とありました。その数日後は西濃地方で数百人単位になっていると新聞報道がありました。そして今日9月7日、「岐阜市羽島市に拡大」と新聞記事にありました。児童生徒や学校教職員らが目のかゆみや、じんましんなどのアレルギーのような症状を訴えた問題で、西濃は全11市町1848人だそうです。岐阜圏域でも岐阜市と羽島市の19小中学校で児童、生徒が同様の症状を訴えてるそうです。岐阜市教育委員会学校保健課は「空気中に特異な化学物質は観測されておらず、眼科医との相談からイネの花粉が拡散したと思われる」としています。西濃地域の詳細は、大垣市1116人、安八郡安八町226人、同輪之内町109人、海津市106人、揖斐郡大野町91人、安八郡神戸町83人、養老郡養老町48人、不破郡垂井町34人、揖斐郡揖斐川町23人、同池田町8人、関ケ原町4人。』

 イネのアレルギーはこの一帯でのみ広がりました。通常、ふつうにあるイネで、なんでこんなにアレルギー拡散をする理由が分かりません。僕はずっと、疑っています。人体に影響しうる軽い初期被曝がどこまであったのか、そのエリアの広さを確認するうえで、この話を何回も考え直しています。

 そして、今回寄せられているのは、ここより東側、東尾張のエリアです。名古屋からその東側で、ある女性の身内や身近に起きている異常の話が報告されています。

 特に両側性腎無発生、腎臓が両方ともない奇形は,「数分から数時間以内で致死的となる」と言われ、古典的なポッター症候群で、極めてまれなものです。これが個人経営の産院で一か月くらいの間に、二度おきているという話です。

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女 20代前半 東尾張地方 2012.2月に妊娠6か月の検診にて胎児に腎臓がないことが発覚し死産の処置をする。

*個人病院の医師が2例目の経験で1例目は、つい1か月前のことだと聞いた(頻繁にあることでないと思うのに変だと思っていた)

②男 40代 名古屋 2011.5月に吐血し救急搬送、何回か神経系の手術  視力低下 原因不明といわれていたが、2012春に片目を失明し、糖尿病だといわれる。
関東、東北などには出かけていない、食事は一切気にしてなかった。(糖尿病だと検査ですぐ判る気がして疑問に感じた)

③女 30代後半 九州 2011年妊娠中期にゴールデンウィークに東尾張地方に滞在。
6月よりお腹がはりだす、7月初めに定期検診にて切迫早産、うちでは対応できないと言われ個人病院より総合病院へ救急搬送され即日入院。
予定日まで2か月と10日もあるので在胎させるために絶対安静。
9月初旬37週にて予定日より20日程早く出産。おぎゃーとないて元気に産まれた赤ちゃんが半日で心停止し、NICUに1週間入るもその後に異常なし。
母親が出産後高熱が続き検査したらGBS(B群溶連菌)とわかり退院するまでに長引いた。

④女 30代前半 名古屋 自転車通勤 2011年ゴールデンウィーク韓国旅行、6月くらい腕や首に謎の湿疹(もともと金属アレルギーもあるが、この時は漆によるかぶれと言われた)喉の不調で通院していた
7月末に以前より気になっていたからと首にエコーしてもらうと甲状腺に異常がみつかる
血液検査(サイログロブリン 69.0 抗甲状腺PO抗体 24.7)薬を飲んだりすることもなく経過観察中
医者の指示で検査 3か月後の12月(サイログロブリン 70.4 抗甲状腺PO抗体 0.3)細胞診もする異常なし
6か月後の2012.6月も変化なしで次回検査は、1年後に検査予定
異常が見つかったときに予想外の展開に気が動転し診断名を聞き漏らしていたようで2回目にしっかり聞いてきた方がいいと伝えたので質問してみたら「聞いて自分で色々と調べて不安になるといけない」と教えてもらえなかったそうです。そんなおかしな話、聞いたことないから他でも診てもらったらと言ったのにそのまま
2011年初夏(何月か覚えてないが海辺の別荘でするけど水着を持っていくのはまだ早いかと聞かれた覚えがあった)にはBBQの翌日より激しい嘔吐、胃腸の不快感で歩くのもやっとで病院に連れていったら胃腸カゼと言われて3日間寝込み完治まで1週間かかったこともあった

⑤女 80代前半 名古屋 持病で心臓病 震災後より心臓が不調、不整脈が激しい時があっていつ死んでもおかしくないと弱気
2012.8 下血したことで内視鏡検査をし大腸ポリープ4個見つかり手術するも痛みに耐えれず3個のみとった

⑥女 60代前半 東尾張 2011.12 乳がん手術 2012.1くらいに目の不調、視力低下 原因不明 

⑦男 30代後半 名古屋 バイク通勤 2011.3.月末 嘔吐 下痢 4、5 鼻水、目のかゆみ、頭痛 
9月頃 コンビニのソフトクリームを食べた直後に悪寒がし突然発熱し38・5 ℃まで上昇(一緒に食べた内2名同時に起きた)  
呼吸困難(アレルギーと言われる) この時期に手にイボができていた
2012.1月 喉不調、発熱し扁桃腺に膿栓(細菌の死骸の細菌塊や食べ物のカス)が沢山あった 

3月 呼吸困難 頭痛  

震災前はアレルギーで医者にかかったことナシ、たまに乱脈あり

⑧女 30代後半 名古屋 

2011.4末雨の日 江南市の室内遊び場へ出かけて夕方より激しい頭痛になり仕方なく薬を飲むも完全には痛みは消えなかったけど疲れているのだと思った。この頃、肌の調子が悪く皮膚の薄い目の周りがひりひりしていた。

5月小牧市の農場直売店に買い物に出かけ店内を歩いて20分くらいしたら気分が悪くなり、また激しい頭痛がおきた(地元の野菜を目当てに行ったのによそのも販売してて被災地の野菜などもあって驚いた記憶がある) 下痢

夏以降に疲れっぽい、階段を上ったりするだけで動悸が激しくなることがあった。

2012.5 喉の違和感、疲れっぽい、もの忘れ、自分で着付く物の言い間違え、誤認

7月末気管支不調、手足の冷え右胸の乳腺炎のような感じ、リンパの腫れだと思う 

9月雨風が強い中、外出した夜に発熱し38度~40度を上下、下半身のみ筋肉痛みたいな締め付ける痛み、関節痛、足に熱感で3日間寝込み熱がなくなっても体に力が入らずフワフワした(たまたまか日進市の花火大会のすぐ後だったはず)
もともとアレルギー性鼻炎、花粉症があったり科学物質に敏感だった為、震災前よりマスク、メガネを着用して粘膜から吸収して症状がでないように予防していたがマスクしても鼻水が出ることが度々ある

⑨男 10代 名古屋  アレルギーあり、気管支呼吸器が弱い 

2011.3月末 嘔吐 

5月 副鼻腔炎 体重減少 

9月ソフトクリーム食べた後に悪寒、発熱 呼吸困難、副鼻腔炎 
2012.4 吐き気、胃腸不快感、 副鼻腔炎 

5月嘔吐、呼吸困難 倦怠感 

10月 倦怠感 喉の違和感、鼻水、

甲状腺エコーにて腺腫様甲状腺腫が発覚(MCV 82.7 MCH 27.3 クロール 97 基準値より若干低め ALP 667基準値より300オーバーだけど成長期は高めに出るとのこと、その他は基準値以内)内分泌科へかかり29項目検査

10月より前にかかりつけの耳鼻科でついでに甲状腺を診てもらおうとしたら「子供に異常はまずない」と言われて触診して終了。
(2011年秋くらいかに今まで見かけなかった患者説明用と思われる甲状腺の図解シートがドクターのデスク近くに用意されていたので甲状腺を診てると思い診てもらったら残念な対応をされた)

⑩女 年長 

011春 目があけにくそうな黄ばんだ目ヤニがでる 軽いものもらい頻発(花粉症用メガネを着用させる) 秋 瞼に玉のようなのがあると受診、霰粒腫、手にイボ、足や手が痛いと言い出す

2012.関節痛、筋肉痛、こむら返りなどで痛くて泣いて寝れなかったり、イボが再発し増える、10月にパチンコ玉大のできものが瞼に出来て受診

霰粒腫、視界の邪魔になる程の大きさ、もの凄い視力が悪いことが判明。別の大きな眼科を受診したら大人なら即、手術するけど悪いものでないから長くかかるかもしれないが目薬で治療(2013現在もまだ完治していない)

視力は偶然なのかもしれないけど大きなできものが出来た目が極端に悪い(視力左0.3、右0.9)遠視、乱視、弱視という診断になりすぐに眼鏡を着けるよういわれ購入(2011年に霰粒腫で眼科にかかった時に視力検査した時は、視力のことは何も言われていない)
足や腕の痛みは、成長痛でしょうと言われていたけど2012年に夏~秋に痛みが頻回の為、整形外科を受診しレントゲン 異常ないけど、目の話などもしたからか今は何もないように見えて何かの病気の前兆かもしれないからどういう状況でなるかとか引き続き観察してまた来て下さいと言われている。

⑪男 2才 2011春 黄ばんだ目ヤニ 鼻水、肌の露出部分に湿疹、

6月下痢、ロタウイルス 

夏 不明熱 鼻水、微熱が2週間続き総合病院でレントゲン、血液検査し白血球が高い(数値は忘れた) 他に異常なし検査後2日で平熱 

秋 耳の後ろのリンパの腫れ 鼻水

2012.1月 嘔吐から下痢(水様便)でおならしても出る、整腸剤を処方され完治まで2週間 

3月京都に行った翌日に突然の嘔吐、発熱40度 痙攣 熱性けいれん翌日はふつう 

4月下痢

震災後に締め切っていた部屋を全開にして風を入れられたこと、黄色の粉、震災後の春にセシウム牛を仕入れていたグループ店舗で飲食したこと
運動会が5月にあるので4月から練習で砂埃にまみれたりと初期被曝の可能性も捨てきれない感じもあります。家族内で次々と起こるおかしなことで今までと違うこと=放射能 のせいかも知れないと思い、がれきの受け入れにも反対してきました。

やっぱり身近でおかしなことが起きてないとどこに居ても放射性物質への危機感は、薄く他人事なのでしょうね。世の中の大部分の人が現実離れしてて戸惑います。 

長文、乱文で失礼しました。いつもエネルギッシュに貴重な情報を発信して下さりありがとうございます。

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 「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。




きょうで二年、世界が変わり、ぎりぎりの闘いが続きます。貴女はどうしますか。移住で好中球減少好転報告。

2013-03-11 03:55:25 | 福島第一原発と放射能

事故から2年が経過して、語ることは何かを考えています。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 主催「横浜子供の会」 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/

 きょうで、まる二年が経過しました。この二年は、長かったようでもあり、それでも思わぬくらいに早く訪れたような気もしています。自分の人生の立ち位置を変えて、こうしたことを行っている自分の感覚を、今日一日、再度確認したいと思います。

 二年前の3.11の14:46にあの震災はおきました。良くも悪くもここから、すべてが始まっています。

世界は、はっきりと変わりました。

僕に見えているものは、3.11前とはあきらかに違います。

否応なく、地殻変動が激しい状態に、日本列島が置かれていること。

そして、原発事故が発生し、その状況が現在も継続していること。

放射性物質が拡散し、それが少なくとも、関東・南東北に大量に降下したままであること。

これを、日本政府も、日本の大半の国民も誤魔化し続けていること。

こうした中で、自分が何を考え、何をしていくのかということは、これまでの自分の人生から考えて、この二年間の流れから考えてもう一度、問い直していきたいと思います。

その中で、二つ準備を進めていることがあります。

放射能防御ということを考えながら、いろんな形で、体制を整えて、次の状況に備えていかないとなりません。そうした観点で、皆様といろんなことを続けていきたいと思います。

これらは、準備が整い次第、お伝えしていくことになると思います。

さて、被災地であり、被曝地でもあるエリアで、配偶者の間で暴力が深刻化している状態が伝えられています。

福島は前年比64%増加。宮城33%増加ということです。児童虐待も過去最高になっています。

実は一年以上前の僕のブログ記事

放射性物質を人体に取り込むことは、人間の脳神経に大きな影響を与えかねない。

でこのように書いたことがあります。

「器質的な精神異常とは、物理的な破壊に起因する精神異常のこととおもいます。放射性物質が脳に具体的に影響するということの意味合いはそういうものかと思います。こうした場合、一般的な精神の病とは異なり、つまり、症状はどうであれ、治すことはほぼ不可能だろうとみられます。なお、リクイデータとは、汚染除去清掃人で、ほぼ死亡している人たちです。すなわち、リクデータのほぼ全員が、人格崩壊したということです。なお、こうした特殊な放射線作業者には、DVが多発することが知られていますが、リクイデータの家庭が大変に悲惨な状況になることは、その家族からよく伝えられる話でもあります。」

勿論、福島、宮城のDV増加には、放射能汚染以外の要因も当然あります。しかし、放射能による要因を見逃してはいけないです。阪神大震災などと比べて、こうした問題がより深刻化している可能性を考えるべきです。

本当におきていることは何なんのか。放射能による影響を過小評価し続けることを、政府・マスコミ・経済人・大半の専門家が、敢えて続けていることで、見えなくなるものはなんなのか。

なんで、皆が見えなくなることを選択を続けるのか。

僕に問い直しが続きます。


そして、もう一つ問い直すべきなのかどうなのかは、二年が経過して、汚染地から避難移住すべきなのかどうなのか、ということだとも思います。僕はこう言い続けています。

    「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

 

 でも、もう二年が過ぎて今さら避難する意味がないのではないか。そう問いかける人もいます。しかし、僕は被曝が蓄積であること。汚染地は汚染地のままであることから、今からでも、避難移住はすべきと考えています。汚染のあるところで、そのまま生きる選択は、僕にはわかりません。

去年の秋に伝えた記事があります。好中球減少症で、乳児の好中球が0%まで低下し、神奈川から西日本へ避難された話です。

乳児が好中球減少症で4.7%→0%、神奈川から西日本へ避難。「放射能防御プロジェクト北陸」参加を。

この話について、避難後にこういう好ましい展開がおきていることがきのう深夜にメールで届きました。

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いつも大切な情報を発信していただき大変感謝しております。

去年10月末に、娘の好中球減少症についてご連絡させていただきました。
移住後の状況についてご報告させていただきます。

移住直前の10月中旬の結果、白血球9350で好中球6%でした。(検査結果と紹介状を後日送ってもらうはずがなかなか送ってもらえず、12月中旬に検査結果だけ病院から送っていただきました。)

移住直後に発熱が長引き一時入院しましたが、それ以降は何度か風邪はひきましたが数日で改善しています。
移住後2ヶ月後の検査では白血球10100で好中球16%でした。

先日、先生(木下が紹介した医師)に経過を報告しました。先生の感覚では、もともと好中球が低いというよりは好中球だけ影響を受けて下がったのではないか?とおっしゃっていました。

はじめに検査した値から、一時は0に落ち込み、4ヶ月かけてやっと最初の値に近づいた状態だったため、移住後の変化はすごく大きく感じています。

他には、うっすらあった目のくまがなくなり、食欲もでてきました。(移住前に夏にこちらへきたときも食欲の変化はありました)
神奈川では生後2ヶ月頃から頬の肌の乾燥→掻きむしる→炎症がひどく、皮膚科で薬を処方してもらっていましたがなかなか治りませんでした。(生後9ヶ月くらいまで続きました)
皮膚科では同じような症状の赤ちゃんが多く、毎日10人以上は同じ症状のこどもがきている、空気中に花粉や埃などいろんなものがまってますからね、と先生が話ていました。
お風呂から出ると炎症がひどくなる印象かあり、関東の外(地下水)で同じようにお風呂に入ったときは炎症はひどくならず、むしろ改善していたこともありました。当時は水からの影響もあったのでは?と思っています。
現在は肌の乾燥はあっても悪化することはありません。

今回は移住後まだ一度の検査ですのでこれだけですべて判断できませんが、改善の徴しが見えて少しほっとしています。

長女はエコーも血液検査も異常はありませんでしたが、 神奈川では車やバスの移動が多かったにもかかわらず「疲れた」とよく言っていました。こちらではよく歩きよく遊び疲れたなんてほとんど言わなくなりました。

明日であれから2年ですね。
あれだけの事故が起きて、健康被害やチェルノブイリ後に何が起きているかを知っても、みんなどこかで自分や家族は大丈夫だと思っているし、かつては私もそうでした。
我が子に異常が見られたら神奈川にはいられないと思っていましたが、やはり異常が起きる前に行動すべきだったと思っています。
世の中で騒がれる影響の確率がどうであれ、母数がいくつであってもその1人になりうるわけです。
そういうことを友人に伝えても、なかなか伝わらずいつももどかしく思います。

移住後はいつも、自分たちがなぜここにいるのかという現実と向き合うことになりますし、初期被曝の影響を考えると、自分自身もいつどうなるかわからない不安はあります。
それでも命をつなぐため、親としての使命を全うするために、今日1日を生きています。

木下さんがブログにいつも書いていますが、まずは検査をしてほしいと思います。
現実と向き合うことはつらいことですが、すべてはそこからしか始められません。
またご報告させていただきたいと思っています。
木下さんもお身体お大事になさってください。

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この方は、去年の秋に移住されています。

勿論、単純に因果関係は言えませんが、神奈川で産まれたお子さんが、誕生後、数%から0%まで好中球が減少しました。この数パーセントの状態から、神奈川にいるときには変化はありませんでした。

それが移住し、西日本の放射性物質のほぼないエリアで生活をしていくと、一時0%まで下がった好中球が、2ヶ月で16%までは好転したということです。

ぼくはこうした報告を聞くと、これからの避難移住が意味のないこととは、全く思いません。むしろ、そうした判断をすることよって、命を繋ぐ契機になると思っています。

人間が思い切っていろんな柵を断ち切り、新たに人生を歩むことは大変だと思います。

僕も3.11から今迄、ずっと大変です。

でも、命を繋ぐ選択をとらないと、人は本当に生きていくことはできません。

誤魔化しの人生のレールを走らされるだけになります。

本当に生きること、それによって新しい自分を勝ち取ること。

そして繋がりを造り直すこと。それが真実の「絆」だと、僕は思います。

僕はぎりぎり闘いが更に続きます。

貴女はどうしますか。本当に、貴女はどうしますか。


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3.11。もう二年になります。いろんな思いがありますが、黄色のものを身につけましょう。

二年が過ぎて、自らを見つめるために。犠牲者を思い、日本を思い、いろんなことを考えながら。

僕も自分のフェイスブックでこのイベントhttp://www.facebook.com/events/420877934666201/をたてました。

こういうイベントをきょう開催しているのは、僕のブログ読者からスタートした「福島第一原発を考えます」「福島第一原発を考えます2」のFacebookのグループでもです。2の方が初心者向けです。参加したい方は、

http://www.facebook.com/#!/groups/fukushimadaiichi/

http://www.facebook.com/#!/groups/264874763523469/

また下記の「放射能防御プロジェクト」でもこのイベントを開催しています。地域ごとの連携が欲しい方は、参加して下さい。

【「放射能防御プロジェクト」 一覧】 

 放射能防御プロジェクトホームページ  http://www.radiationdefense.jp/

  ただしこちらは、手が回らず更新されていません。過去データの参照場所としてお使いください。「放射能防御プロジェクト」へのお問い合わせも僕に直接メールください。

  「放射能防御プロジェクト」の全国のエリア別のグループについては、Facebookのグループは下記の通り。現実の活動の、ネット上での連絡場所になります。あなたの居住する地域や、避難したい地域、関係のある地域に、ご参加ください。こちらは、全国で一定程度機能しています。活発なエリアもあります。

 

 放射能防御プロジェクト北海道

http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/238760466232853/

 

 放射能防御プロジェクト東京(関東全域) 

http://www.facebook.com/?ref=logo#!/groups/286356271460140/

 

 放射能防御プロジェクト中部(甲信越含む) 

http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/141209445967172/

 

 放射能防御プロジェクト北陸 http://www.facebook.com/#!/groups/135591699922058/

 

 放射能防御プロジェクト近畿 http://www.facebook.com/groups/262087893818390/

 

(現在非公開ですが、参加は可能。参加希望者は問い合わせに必ず返答して下さい。)

 

 放射能防御プロジェクト中国

http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/cyugoku.info/

 

 放射能防御プロジェクト四国

http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/rdp.shikoku/

 

 放射能防御プロジェクト九州

http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/357554564308882/

 

 放射能防御プロジェクト沖縄 http://www.facebook.com/#!/groups/303467553070206/

 

 放射能防御プロジェクト ヨーロッパ

http://www.facebook.com/groups/262087893818390/#!/groups/256282161066976/

 

   さらに、医師向けのネットワークも非公開グループで設置しています。医師で参加希望の方は、Facebookに登録していただき、僕に友人申請していただければ、こちらでお入れいたします。医師のメーリングリストもありますが、まずグループにご参加ください。

   放射能防御プロジェクト女子会 http://www.facebook.com/#!/groups/190023214461507/

    独身女子、お子さんのいない既婚女子のみが対象。

 

二年が過ぎて、自らを見つめるために。犠牲者を思い、日本を思い、いろんなことを考えながら。

【セシウム注意】東京都内で寒冷前線等の影響で煙霧状態。表土の土埃が大量に舞って霞んだ。吸うな。

2013-03-10 14:45:45 | 福島第一原発と放射能

とにかく東京都内は黄砂襲来や春霞のような状態です。

しかし、これは、寒冷前線などの影響で、寒暖差が急に激しく変化し、風により舞い飛んでいる状態です。この突風ですが、表土壌の土埃を吹きあげます。都内の表土のセシウム汚染は数百Bq/kgは普通に存在します。場所によっては、数千Bq/kgから数万Bq/kgの汚染が存在しています。特に、表土や吹き溜まり、アスファルトの段差、ちょっとした構造物の上にセシウムはあります。

これが突風によって舞い上げられています。

煙霧というような状態とみられます。

煙霧は、「地面から吹き上げられて大気中に浮かんでいる細塵(さいじん)や煙の粒子。またそれらのために遠方の風景がはっきり見えなくなる現象」です。

この上に、関東の山地からセシウム花粉が舞い飛びます。

中国のPM2.5や黄砂のような遠隔地からの現象ばかりでなく、今回は、きわめて至近なエリアに発生源があります。

このため、セシウムのみならず表土にある放射性物質を巻き上げる危険が大きいです。

まず吸気を防御してください。最低、花粉症マスク、できたらN95マスクを装着してください。

次に目がやられます。花粉症メガネやゴーグルなど、防御できるモノがあれば、眼の防御もして下さい。

ひょっとすると耳栓もしたほうがよいかもしれません。

特にきちんとした用事がない方は、きょうは外出はしない方がよいです。

お子さんの外出は極力避けて下さい。

そして、空気清浄機は室内で最大限で運転させてください。

こういう防御をすぐに行うことが被曝都市・東京では、もう常識なんです。

黄砂や中国大気汚染よりも、この事は厄介です。気がついて、きちんと行動してください。

お願いします。

【追加の「煙霧」対処方法】

 きょうの煙霧は眼がやられる人が多いと思います。眼を洗うことは必須。洗い流す感覚で、目薬的なものを使うべきかもしれません。精製水でもかまいません。薬局で買えます。

 うがいを室内で何回かは行う。外との出入りがあるたびに、できれば、うがいする。

 帰宅後に、かならず外着で身につけたものを、玄関で脱ぐ。洗濯へ。即座に風呂に行き、シャワーで髪を洗い流す。粒子の付着を減らす。

鼻の穴の中も、洗った方がよいです。


あすは、3.11。もう2年になります。黄色のものを身につけましょう。僕の身近のちょっとしたサプライズ。

2013-03-10 03:43:50 | 福島第一原発と放射能

あすは、3.11。もう2年になります。いろんな思いがありますが、あすは黄色のものを身につけましょう。

 

 台湾では、台北・高雄・台中などで、10万人規模の大きなデモがあったそうです。原発をめぐる声が、日本よりも、隣国の方が高まっているというリアル。

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 事故から2年が経過して、語ることは何かを考えています。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 主催「横浜子供の会」 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/

  

 きのう驚いたことがあります。僕は西日本では、舞洲の清掃工場から、かなり離れたエリアにいます。100キロ以上は離れていますし、山の防御もあるため、このエリアでは、大阪ガレキへの懸念が存在するとは思っていませんでした。

 ただし身の回りで、「関東は危ない」「東京には戻らん方がええ」などという話は、「地震」「放射能」のふたつの観点から、何回か話に出たこともあります。ものすごく田舎ですが、多分ふつうの田舎よりは、やや意識が高い場所なのだろうとは思っていました。ガレキの話は出たことがありません。

 他の人間が、咳が続き、たまたその通院に立ち会いました。内科&呼吸器科の小さいクリニック。

 立ち会ったところ、いきなり、待合室で声高に患者さんが、「ガレキの焼却で放射能がでていて、この辺も気を付けないとならない。」という話をしていた人がいました。

 こんな話を、こんな田舎で聞くとは全く思っていなかったのですが、その話が普通にされていて、大阪の市街地や京都の街中でもなかなか聞こえてこない話が、いきなり展開をしているのに、少し驚きました。

 そして、さらに驚いたのが、ここのお医者さんとの話です。僕はこの医師とは初対面、彼は僕が何者なのかはわかっていません(診察されているのは僕ではないので)。

 咳の状態を診察しながら、医師はおもむろにこういう風に話を切り出しました。

 「ちょっとおかしな話をするかもしれませんし、いろいろと考え方はあるかもしれませんが」とまずお断りがありました。

 「実は大阪のガレキ焼却が2月から行われていているんです。放射性物質なんかが拡散している状況です。実は僕の自宅近辺も特に当初は線量が上昇しました。さらに黄砂や中国のPM2.5の複合アレルギーがおきている状態だとおもいます。」と説明されます。

僕の顔は分っておられないお医者さんです。

そこで、僕が木下で、大阪のガレキの件も反対側で関わっていると言うと、

 「あっ、ブログ知っています。たしかテレビをやられていた方ですよね。なるほど。本当に、この辺でも、ガレキ焼却の最初は線量が上がったんです。クリニックのあたりは変化がなかったんですが、隣町では、あがりました。橋下のせいで本当に迷惑ですよ。身内の避難も考える可能性までありえるから、生活が脅かされる、ほんとに酷い話です」などとおっしゃられました。

 「関東は、本当に厳しいですよね。でも、食べ物も含めて、このあたりの西でも、放射能は懸念しなければならないですよ。」と強くおっしゃいました。こんな田舎でも、懸念をして、対応を考える医師が普通にいるという現実。これは、ちょっとしたサプライズでした。

 届いていない現実も常にありますが、しかし届いて懸念をする人々がいる。それが思わぬ処です。ある意味、灯台下暗し。そして、医療者の中にも存在するということもリアルだなと実感しています。

 さて、この記事、「僕は飲食店の産地確認は大声で必ずします。」大阪ガレキ体調変化報告二月分まとめ、622名の訴え。の京都の個人営業の飲食店の御主人に確認しました。

 なんで、ここまでしているのかというと、バンダジェフスキー博士も、実はここで夕食をとっていただいたこともあるからです。食材はふつうに確認もできたし、そもそも、ほとんど大丈夫なお店でした。

 店の中で、トラブルになったこともありませんし、京都では値段の割に、美味しいお店で、僕のおすすめです。該当者の名前も含めて、店の御主人に、経緯をお伝えしました。

 「その人間はアルバイトで、もう辞めています。こんな電話が掛ってきたことに驚いています。申し訳ない。こちらは、(木下に)来店して頂きたいです。」と言われました。多分、辞めたアルバイトがそういう事をしていたのが、ほんとによく分からず、話の中身にも狐につままれたような感じでした。

 辞めたアルバイトの自作自演であることが確認されました。

 店が迷惑で来店してくれるなと言うなら、行きませんが、個人店舗で店主が僕に「来店してほしい」という答えですし、そもそもこういう電話がどうしてくることになったのか、合点もいかない様子でした。その元アルバイトのしたことにぴんときていない様子です。

実はこの話について、執拗に嫌がらせ投稿をしている人間がいます。

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いやぁ、だから、飲食店でいちいちひとつひとつ、産地を聞かないと食べられないなんて、たいへんでしょう、と。
それと、大声で、というのはだめでしょう。他の客への迷惑は考えませんのか。
「迷惑なら二度と行かない」じゃなく、迷惑と考えるのが、大人の感覚でしょ。
プロの料理人は、誇りをもって料理を提供しているんです。で、飲食店は楽しい雰囲気も商品です。
はなから疑いを持って(信頼に足らず)、まして大声で雰囲気を邪魔するくらいなら行く必要なない、と。
大声出さなくても教えてくれる、あるいはメニューに書いてある店だけに出没してくださいませ。
これが、工作(?)でもなんでもない普通の感覚。頭がおかしくもないし、嫌がらせでもない。
前出の記事のコメントを読んでいると、反論が殺到しそうだが、ここにいる産地を聞かないと、気がすまない人たちは、
どうぞ、店や他の客に迷惑にならない形で、自己の思いを遂げてください。それだけです。

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 まず、今回の当該店舗の主人が、僕に「来店してほしい」と言っていますから、この人の言いがかりは話になりません。

 さらに、この投稿が根幹からダメなのは、大人の飲食店への来店の流儀ばかり、言い張っていることです。ただの論外ですし、こうした感覚そのものが、被曝と言う実態を日常から隠ぺいする感覚だと僕は思います。

 3.11以降、そうしたあなたたちが暮らしていた普通の環境は、なくなったということです。実際に食材産地を気にする人がいる、其のことを確認することさえ、公に言うなと強要しようとする、これを多数の心理にしようとする感覚そのものが、放射能の被曝という現実を忘却させる話です。これは、本質的に間違っています。いいですか、この話は徹頭徹尾、確認するしかない。店によっては認識は当然ずれる。人によってずれる。だから確認するしかありません。勿論確認できない水準の店は行きません。危ないものは、極力食べません。もともとそうです。

 実は僕はこうした食材確認の話は何十店舗でもしていますし、そうした観点で札幌の、多くのレストランの会合で深夜にセミナーをしたこともあります。僕の話を聞いて、米の産地を不明⇒富山に変更したレストランもあります。話をした数十店舗のうち、2、3店舗は対応がおかしく、そうした店舗には、冷たい言葉を返すと、店主が硬直した店もありました(流通しているものはすべて大丈夫と発言した蕎麦屋でした。2度と行きません。当然ながら。)。

 今回の騒ぎがあったことで、店舗にはさらに確認させることになります。一軒一軒の店舗で放射能を回避するようにさせる。其のことが大切です。こうしたことを、大人の流儀面してやめさせようとする輩は、人間の屑です。

 そもそも他の客に迷惑になると考える時点で頭がおかしい。放射能のことを考えずに食事ができると考えていることが本来おかしいです。

 こういう大人の流儀をひけらかす下らない人間が、会食の席で、現実に目の前にいたら、ただ僕は潰します。覚悟してください。

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健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。 

 僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

  講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

   「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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環境省は「日本国内で未成年の甲状腺癌が多発する」と言い出しているのと、同じことだと僕は思います。

2013-03-09 04:09:35 | 福島第一原発と放射能

 

事故から2年が経過して、語ることは何かを考えています。 

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 

18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 

関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/

 

まず、みなさんと確認しておくことがあります。

甲状腺の対照群調査の結果から、甲状腺のことばかり気になっていると思います。

もちろん、チェルノブイリで、起きていることの中で、IAEAやWHOでさえ、甲状腺の疾患を、被曝影響と認めているため、その部分の議論が圧倒的に皆さんの間で大きくなることが、わからなくはありません。

しかし、僕は従前から、みなさんに甲状腺のエコーや検査のスクリーニングを続けることだけでなく、血液検査、特に白血球、その血液像をきちんと確認すること(分画)。好中球などを確認することをしつこくみなさんにお願いしました。

なぜだか、わかりますか。

甲状腺は、最悪の場合、がんになりますが、比較的予後が良い。助かる可能性の方が圧倒的に高いのです。しかし、お子さんの場合、転移がはやく進行するケースがあり、転移が進んでいると助からないケースもあります。ですけれども、これはきちんと確認を続けることで、最悪の事態は回避できます。

しかし、血液疾患がおきた場合、最悪の事態を回避できる可能性はものすごく下がります。

隠ぺいに重きがある政府側が、他の疾患のことは、当面全く認めません。

しかし、彼らが認めようが認めまいが、実際の疾病として、おきてくるのは、皆さんや皆さんのお子さんです。

この話は、どこか空想世界のおとぎ話ではありません。実際に、1人1人の身に、のしかかってくるのか、それを防ぐことができるのかという闘いが続くことになります。

ですから、危険度の高いことの兆候から確認を続けるしかありません。甲状腺のチェックはその一つの指標にしかすぎませんし、危険度は低い方なんです。これで被曝影響の全容がわからないケース(甲状腺にダメージはない場合)が、むしろ多いと考えるべきです。

だから、とにかく警戒を、下げないでください。その緩みがあなたやあなたの大切な人を追いやります。

僕は貴女を助けたいのです。


甲状腺の嚢胞や結節が、いったいどの程度のことなのかは、今回は、福島県「県民健康管理調査」が現在、どの程度の結果が出ているのか。特に結果としてはよりよくない、B判定が出ているものを先に、確認します。

http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/koujyosen-ketuka2501.pdfより

B判定 5.1㎜以上の結節や20.1㎜以上の嚢胞を認めたもの

H23年度 186人  0.5% (検査総数38,114人)

H24年度 548人  0.6% (検査総数94,975人)

このように、B判定は、0.5%から0.6%ということになっています。時期のずれ、県内地域のずれもありますから、この程度の偏差が偏ることはありえるとおもいます。


さて、今回の対照群です。長崎・青森(弘前)・山梨(甲府)です。データが0-3歳児を含んでいないことが、対照群とは、単純には言い難いものです。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16419

B判定 5.1㎜以上の結節や20.1㎜以上の嚢胞を認めたもの

44人 1% (検査総数4365人)

この通りだとすると、実は、この三県で、福島よりも重いデータが出ていることになります。母数が桁が一桁違いますが、少なくとも数千人単位のデータですから、環境省の言われるとおりでしたら、データとして認めるべきでしょうし、数のみの観点では、数千で疫学データとして成立します。


そして、あれだけ被曝している福島、しかも現在、甲状腺癌が3人。甲状腺癌の疑いが7人となっています。あわせて10人です。これが、最低限、政府と福島県が認めているものです。この10人は38,114人が母数からのものです。そうするとおよそ4000人に1人、癌になる可能性が高いということです。

甲状腺がんの頻度にはいろんな意見がありますが、こどもの甲状腺癌は100万人に1人の頻度とも言われています。過去には、大人も含んでの人口10 万人当たりの年齢調整罹患率は男性 2. 56,女性 7. 17 というデータもあります。福島で、甲状腺がんが多発しつつあることは、議論の余地がありません。

 

現在の福島がそうであるとすると、甲状腺癌となりうる状態に、最も近い状況にある可能性が高い、B判定がでているものが、福島よりも、長崎・青森(弘前)・山梨(甲府)の方が、確率がおよそ倍も高い可能性が出ているのです。

ひょっとすると、日本国内で甲状腺癌は多発するとでも、環境省は言いたいのでしょうか?

とてもおかしいです。A2判定=「5.0㎜以下の結節や20.0㎜以下の嚢胞を認めたもの」も、奇妙な結果が出ています。

まず福島でA2判定 5.0㎜以下の結節や20.0㎜以下の嚢胞を認めたもの

H23年度 13,459人 35.3% (検査総数38,114人)

H24年度 41,398人 43.6% (検査総数94,975人)

長崎・青森(弘前)・山梨(甲府)でA2判定 5.0㎜以下の結節や20.0㎜以下の嚢胞を認めたもの

2,469人 56.6%(検査総数4,365人)

なんと、これも増えています。福島の検査の中では、地域差や時期がずれて、このくらいの甲状腺の小さな異変が増加している可能性は考えられると思っていました。これはシビアだと。

しかし、この対照群の検査では、他の地方が、さらに多くなっている。こんな話はおかしすぎます。

詳細が出ていないので、はっきりは、わかりませんが、A2判定については、一つの可能性として、いったいどのくらいの大きさから画像でチェックして、確認をしているのかと言うことです。というか、どこからなにがあるのかと考えるかと言うことです。確認の仕方の問題です。

わかりますか。

1ミリより小さい嚢胞でも、最新機械は映ります。そうしたものから、積極的にカウントするスタンスと、そうしたものをそこまでカウントしないスタンスだけでも、おそらくずいぶん差が出ます。

実はこうしたことによるおかしな話、甲状腺検査になれていない医師などの変な診断の話は、僕は、毎日、よく聞いているような感覚です。たぶんきちんとした統一的な認識ができていません。だからずれが出る。これによって、果たして出てきたデータが妥当かを考えなくてはならないのではないか。

A2判定では、僕はそう思いました。

もっとまずいB判定が、どうして、対照群の方が、倍の確率なのかは、本当に不可解です。とても、変です。

別の観点でも言いますと、結局、甲状腺の異常は、一定の大きさの場合、細胞診で確認するしか方法がありません。しかも、事前の細胞診で、クリアだったのに、摘出後、実は癌というケースも多いのです。

とにかく、この話に関しての疑問を僕なりの考えを指摘しておきます。

実は都内で、3.11後に1000人近く見ている医師は、いわゆるA2判定にあたる嚢胞や結節は、3割程度と言っていました。

この医師は、見えるものをなんでもカウントしている感じではないです。そうするとこのくらいの割合。彼はそんなふうに話していました。

ただし、カウントしようと思えば、小さくても、なんでもカウントできるとも言えるそうです。その人、その人、見方に近い話と思います。曖昧。こうしたことが、甲状腺のエコー検査についてまわるということです。だから、わからない。

この医師はさらにこういいます。「木下さん、この対照群のB判定が1%が間違いないのなら、実は、大変な事。100人に1人は全国どこでも、一定の結節や大きな嚢胞が、未成年にでることになる。そうだとしたら、全国の子供全員に、甲状腺のエコーを受けさせないとならないかもしれない。この検査のやり方が本当に正しければそういうことになる。勿論、被曝後の日本では本当はそこまでするのが望ましいかもしれない。」

そして、僕はこの対照群検査を、なんで厚生労働省でなく、環境省がおこなっているのかなと思います。本来職務とは違う筈。そして、これを自らが、過去に進めていたことを、民主党の細野氏が昨夜わざわざツイートhttps://twitter.com/hosono_54/status/309990247758983168していました。

「私が環境大臣の時に、実施するよう指示していた調査結果が、ようやく出ました。福島県民、とくに子供の健康は私たちの責任です。すでに福島県立医大の拠点化など、様々な取り組みをスタートしていますが、これからもあらゆる努力を惜しみません。

僕は細野氏について、次のような話を書いてます。http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/7f8c0ae679dbf6781b501a112bbefdf0

安定ヨウ素剤を配らなかった判断側にいた人間、そしてそれを内心「しまった」と考えた人間が、その後、ガレキを広域拡散し、そして、甲状腺癌の対照群調査を環境省にやらせている構図です。こういう構図の時に、どのくらい妥当な話が、結果として出てくるのか、すこし考えれば、はっきりとわかるような気がします。

しかも今回は、3.11の前、危険を訴える声が抑え込みやすいタイミングで、しかも詳細データがまだ出せない状態であるとしている時期に、あえて速報値だけを出してきました。これは、記者感覚でいうと、概ねこういうことなのですが、何かの意図があって誘導したい時に、まず速報的な概要のみを知らせるパターンです。中身の内実を細かく検証させずに、大手メディアの記事を一方向にさせるのには、こうした手口は好都合です。検証して内実を調べると、速報的数値の意味合いが違ってくることはあっても、即座に対応できません。イメージ作りを優先させたい場合の、露骨な手法です。

いろんな点で、今回の流れをみなさんにきちんと考えていただきたいです。

僕は、貴女が考えてほしいと思います。

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 健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。 

 僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

  講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

   「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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「僕は飲食店の産地確認は大声で必ずします。」大阪ガレキ体調変化報告二月分まとめ、622名の訴え。

2013-03-08 04:10:45 | 福島第一原発と放射能

 

事故から2年が経過して、語ることは何かを考えています。

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 

関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/


 3/1の官邸前に関しての新聞記事ajw.asahi.com/article/0311di...。200人から300人の参加者ということです。日本という国とそこに住む民の愚かさがどんどん露骨になる結果が露呈します。主催団体の反原連の問題はどうでもよいです。それよりも、そういう全体状況しかならなかった現実を考えたいと僕は思います。結局、多少の株価アップでごまかして社会をそのまま廻そうとしています。それで黙り込む大衆。僕は気分が重いです。二年を前にして。何もまだできていません。道は遠いです。

 大阪ガレキに関しての体調変化報告、二月分がまとまりました。報告された方は、622名となり、喉の異常、鼻の異常、眼の異常が多くなっています。勿論こうした症状報告のうちで、関係のない症状を仰る方もいるとは思います。ただしこうした訴えが1000人を超えてくると意味のある数字になると僕は思います。京阪神の皆さんで、ガレキ焼却以降に体調不良を訴える方は、「大阪おかんの会」にアクセスして、体調の変化を報告してください。こうした状況を積み重ねるしか突破方法が在りませんから。

この中には、体調不良が続き自然流産となった事例や心臓がおかしくなり運ばれたケースなどもはいっています。ただ、大半は喉や鼻、眼の異常です。

「大阪おかんの会」⇒http://ameblo.jp/osakaokan2012/

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622名:体調変化レポートNo,9(2/1~2/28)

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報告エリア

大阪府

⇒ 大阪市…188

⇒ 豊中市…41

⇒ 吹田市…29

⇒ 堺市…23

⇒ 八尾市…19

⇒ 箕面市…14

⇒ 東大阪市…13

⇒ 高槻市…11

⇒ 枚方市…6

⇒ 岸和田市…5

⇒ 寝屋川市…5

⇒ 守口市…6

⇒ 河内長野市…4

⇒ 泉佐野市…4

⇒ 和泉市…3 

⇒ 池田市…3

⇒ 柏原市…2

⇒ 阪南市…2件

⇒ その他:1件以下

貝塚市・門真市・藤井寺市・豊能郡・

高石市・松原市・茨木市・泉北郡 ・泉大津市


兵庫県
⇒ 西宮市…46
⇒ 神戸市…43
⇒ 芦屋市…9 
⇒ 明石市…8
⇒ 川西市…8

⇒ 尼崎市…7

⇒ 伊丹市…5

⇒ 宝塚市…5 

⇒ 三木市…4

  姫路市…4

⇒ 川辺郡…3

⇒ その他:1件以下
西脇市・加東市・三田市・洲本市・加古川市


京都府

⇒ 京都市……30 

⇒ 木津川市…3 

⇒ 京田辺市…2 

⇒ 城陽市…2 

⇒ その他:1件以下

泉大津市・長岡京市


滋賀県

⇒ 大津市…

⇒ 甲賀市…2 

⇒ その他:1件以下

栗東市


奈良県 

⇒ 奈良市…10

⇒ 生駒市…

⇒ 北葛城郡…2 

⇒ その他:1件以下 

生駒郡



和歌山県

⇒ 和歌山市…4 

⇒ 岩出市…2


報告が1件以下の県

⇒愛知・徳島・岡山・三重


*報告1件でも複数名の報告も含んでいます。


症例数



症例総数1425/報告人数622名

① 喉の異常・咳・痰…446

② 鼻の異常…鼻水・痛み156+鼻血70=226

③ 眼の痛み・かゆみ…224

④ 頭痛…115

⑤ 皮膚の異常…57

⑥ 肺、気管支の異常・息苦しい…56

⑦ 心臓・動悸・胸が痛い…54

⑧ 倦怠感…47

⑨ 発熱…36

⑩ 腹痛・下痢…33

その他…吐き気、骨・筋肉、吐き気、耳、めまい、眠気、ヘルペス、痙攣等

 

*( )は、前回からの変化。

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岐阜在住ですが、茨城産の焼き芋が好きでしょっちゅう食べていた高齢の女性がいます。去年の秋口から体調不良で、正月明けに入院。悪性リンパ腫で、19日で亡くなりました。高齢なのに、悪性リンパ腫の進行がとても早かったことと、ほんとに茨城の焼き芋が好きで常食されていたそうです。この二点が引っかかって一応お伝えしておきます。

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岐阜市80代後半の女性。悪性リンパ腫、入院19日で死亡。

この方は岐阜県岐阜市に在住されていました。実はもう亡くなってちょうど1か月ほど経ちますが、2月5日に亡くなっています。 体調異変のはじまりは昨年11月の後半から12月初めだったと思います。そのころから12月下旬まで立て続けの体調不良で気管支炎、膀胱炎、急性胃腸炎(ひどい下痢)などに罹られました(その都度対症療法的に病院はかかっている)。年末からは食欲も体力も急に低下して歩くのもままならくなったため、医療機関の1月の正月休み明けに病院に行かれると肺に水かたまったいるとのことで、大きな病院に紹介され精密検査を受けると「悪性リンパ腫」ということ。しかも悪性度が非常に高く、予後はかなりもう絶望的で1か月程度の余命の宣告があったとのことです。いま思えば11月からの体調異変のときから発病していたのでしょう。

 

実際にはその後1/18入院、2/5に死去でわずか入院19日目のご逝去でした。私は入院中数回お見舞いにお邪魔しましたが、他人の私が見ても本当に急坂を転げ落ちていくように日に日に病状は悪化していったと思います。

 

 この奥さん、実は原発事故後、茨城産のさつまいもの焼き芋をよく食べて見えたので、私は何度も注意を喚起したのですが、この方はかなりの高齢者ですが、特にリンパのがんというのが気にかかります。

 

岐阜県は土壌汚染などは関東などに比べれはかなり低いとのことなんですが、食品に関しては関東などと同様十分に注意しなければと思います。うちの両親にはいつも東日本産の食品はできるだけ避けるように話している次第です。

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 京都の飲食店のアルバイトをしていた人間が、僕の発言が気に入らなかったらしく、「僕が店から出入り禁止の通達が出ている」というような虚偽のツイートを続けていました。お店が会社で、社員に通達という装いをしていましたが、実際は個人店舗で通達無し。その時にアルバイトでいて、僕を恨んでいたようです。僕の声が大きく、魚の産地を確認する話に関して、「場をわきまえろ」と言いたかったそうです。

 これは断言致しますが、まったくわきまえるつもりはありません。声は地声でおおきいです。これもやめるつもりは全くありません。お断りします。

 産地の確認ができなくなるとそもそもダメですし、危険なエリアの産物をあえて西の店舗が導入する必要はありません。これはシビアな話です。ひそひそ話ではありえません。そもそもきちんと話す話です。

 こんなことさえ、声高に言うなとツイッター上で、客に対して、元アルバイトが言う行為をそのものは完全におかしいです。そして、こんな認識をしている人間がいること自体、おかしいと断言します。

 そもそも、この人間は、僕がツイートした内容、「孫の命よりも、見栄や体裁や見せかけの家族の絆、『嫁ぎ先に申し訳ない』と口走り、そんなことを優先する年寄の親なんて、人間として存在価値があるとは思えない。」という内容に対して、特に存在価値という部分に対して文句をつけてきました(それまでこの人物とのネット上でのやりとりはありませんでした)。

 彼は、僕の画像をネットで、調べたらしく、それで来店した僕と分かり、中傷してきました。大きな店舗の社員店員を装っていましたが、実際は、個人店舗のやめたアルバイトです。僕が詰め寄った結果、謝罪と共に、こういうメールを返しています。

一通目「Twitterの方では失礼しました。
お店の方はあってます。社員と書いたのは間違いで私はアルバイトでした。
しかしながら、私はもうアルバイトをやめております。
×××-××××-××××こちら、私の電話番号になります。
私への文句は私にどうぞ。」

二通目「あと、入店をお断りするのは、私の口からでまかせです。
私が来て欲しくなかっただけです。熱くなってしまい事実無根の発言をしました。
あそこは、個人営業店でした。
旬の魚を使った造りや、×××料理がオススメでした。
私は、個人的に貴方の発言がお店に迷惑だと感じました。
木下様は妄想だとおっしゃるかも知れません。
それでも、私は納得が行きませんでした。
私も、脱原発に一票です。
被曝は大嫌いです。
魚だって産地は気になりますし、福島県産なんて書かれて居たら少し気になります。
しかし、それを他のお客様がいる前で大声で言うのは違うと思い、熱くなってしまいました。
この度は、すいませんでした。」

こちらは今後店舗の主人と直接話す、迷惑なら二度といかないと伝えると。

三通目「はい。」
四通目「こちらこそ、ご迷惑おかけしました。」と返信がきました。

 これ以上、この男と話す価値もないので、この輩とは、今後話すこともありませんが、認識がすさまじく甘いです。客の側が産地を気にすることを言うなんて当たり前です。しかも僕は何回か、この店に行き、人も連れて行っている。その客に対して、元アルバイトがこういう発言を平然としています。こちらが、他の客の前で、言うのも当然です。そんなことも、いい加減に誤魔化す店かどうなのか。それが大切だし、僕は客が1人でも多く食材のことは認識すべきと考えています。こうしたいい加減な自分の感覚を持ち続けているスタッフを、この店が雇っていたことは間違いありません。しかも、こうした人間が、平然と客の中傷をしているということです。

 客の中傷を元従業員がネットでするのは、相当な話です。

 店側に確認して、いい加減な返答をしたら、さらに詰め寄ります。ただし、この人間自体は、店をやめているので、店側には突然の困った話になるかもしれません。いずれにしても、店の見解はきちんと確認します。

 こういう馬鹿な話は僕は放置しませんし、放置しなかった結果、京都の一つの店舗でおきていることが、よりクリアにわかります。現実にも遭遇したら、一つずつ、僕はこういう類の話を潰します。これは、大事です。

 こうしたやりとりは、大切です。そうしたことを、嫌で見たくない人は、僕のフォローもブログも読まないで下さい。こういうことは本質的なのです。リアルです。

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 【ただ呆れ果てていること】

 山本節子先生の弟子グループで、陰謀史観を唱える人が、大阪にいる事が判明しました。京大の市民側の先生が、データねつ造するとまで、世迷いごとを言っているそうです。呆れ果ててモノが言えません。下地准教授が中核派(事実関係が違うと思いますが)で、その下地氏と連携している木下も中核派のシンパと、そのグループの方が、大阪で話しているそうです。僕は別に下地氏と連携ばかりしている訳でもないですし、そもそもこういう事を平然と言うのが、あほらしくて話になりません。僕は、中核派なんて何にも関心もなければ、関係もありません。虚偽のことを第三者に言いふらしたのは、もう「名誉棄損」です。発言している余りにも馬鹿な人が、だれかわかっています。法的な手段を取ったほうがよいですか。

 本当の過激派のことも、あたりまえの政治的なことも現実を何にも知らずに、妄想が膨れ上がっているのだと思います。ものすごく、恥ずかしいです。山本節子先生の教えを乞うのは個人の自由です。だからといって、怪しげな陰謀史観をふりかざすのは、周りの迷惑ですし、恥ずかしい行為です。なんなんだろう、ほんとに。溜息しかでません。馬鹿馬鹿しい。分をわきまえろ。

 富山でも、大阪でも、本当に、ごく少数の女性に、こういうことがおきています。ただの恥知らずです。



バンダジェフスキー博士のメッセージと彼への批判を比較して下さい。この二年間で高校同学年父母5人死亡。

2013-03-07 01:30:00 | 福島第一原発と放射能

 東京都23区内で、西側の高校です。この二年足らずの間で、生徒の両親が5人亡くなりました。すべて同じ学年の父母。同じクラスの父母でも2名いらっしゃるそうです。都内全域から生徒は通っている学校。一学年はおよそ400人くらい。1人は突然死であることは間違いない話。

 一昨日は、ある父親の葬儀だったそうです。病歴も一切無く、薬剤師をされていたそうで、風邪をひかれ、自分の薬局に薬を取りに行く途中で、突然死されたということだそうです。

事故から2年が経過して、語ることは何かを考えています。

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 

関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会 

申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/


 バンダジェフスキー博士の来日講演と対話から、僕が大切と思ったことを再掲載しておきます。僕自身、バンダジェフスキー博士の信仰者でもありませんし、彼にもいろいろ欠陥もあります。研究にも、限界も当然あります。当たり前です。あの時代のソ連邦⇒独裁国家ベラルーシ⇒逮捕拘束資料廃棄されていますから。機材も厳しい。しかし、遥かに厳しい現実にきちんと向き合っています。日本のほとんどの医師や医療関連の専門家、反原発関連の専門家よりも。

 さらに最近、本当にレベルの低い妨害をする頭のおかしい人間がいるので、その人間たちの言説とバンダジェフスキー博士の見解と、どちらが意味があるのか、まずもう一度確認してください。

 また他にも、京都大学の今中哲二助教のように、チェルノブイリに詳しい日本人研究者(原子力系統ですが)の立ち位置で、しつこくバンダジェフスキー博士の足の引きずりおろしを続けている方もいます。僕には異様な行為に見えます。

 さらに、こういう御話をされる方もいます。

「バンダジェフスキー氏の結論が、バンダジェフスキー氏の結論というより、自覚的科学者が共有して認める真実であるかのような理解で、広く話題になっていることと、バンダジェフスキー氏の結論がすべて正しいということを前提にして、放射線被曝安心論を言う人を、非難する人が多いことに疑問があります。

これは、僕のところに頂いている話です。世の中、一般的には、被曝に理解があり、市民の側に立っているイメージが強い医学者からのものです。

 僕はこの医学者の方が、こうした見解を実名で公にされるべきだと考えます。そこまで言われるのなら。

 なんというか、こうした人々は、結局、被曝による健康被害が現実に、福島以外で起きる可能性がない、首都圏や宮城・岩手などでおきないのだと考えたいとしか、僕には思えてなりません。

 僕は、今の日本の被ばく状態が、どうなってくるのかという現場のつきとめの方が大切で、ある意味、バンダジェフスキー博士への評価など本質的には、どうでも構いません。それでも、博士の方が遥かにまともな気がしますが。

 医療者であれ、反原発の専門家であれ、今のこの事態にリアルに立ち向かうべきなのに、やっていることが全然違います。政党が背景にあり、反原発を唄っているあるタイプの病院が、被曝対応に本質的に無理解なケースが多いことも、いろんなところから聞いています。そういう病院が信頼度が高いとは限りません。個別の医師で信頼できる人もいますが、それはかなりレアです。よく言って、ケースバイケースです。

 僕は、いろんな意味で、本当に、怒りが抑えられません。

バンダジェフスキー博士の話から書いた一年前の記述をほぼ再録致します。


① 博士本人は、ある意味汚染された場所の医科大学を、ベラルーシ政府側から引き受けさせられた人物であること。元々政府に否定的な学者というわけでなく、そもそも政府の意向も受けて、その現地の汚染に立ち向かったスタンス。

②事故発生から数年した、90年代当時の現地の状況が酷く、彼は亡くなった方の解剖を進めて、当時のベラルーシの技術水準で、臓器ごとに可能なかぎりの放射能の検査をおこなったこと。

③生きている人の調査は、開架型(椅子型)のホールボディカウンターでおこなっていたこと。生きている人のBq/kgはこれで出されたもの。このため、精密型のホールボディカウンターよりも数値が高く出ていると考えられること。

④調査・検査をやったことで、病気の多発、死者の増加について、彼が提示しているのは、臓器にセシウムが大量に蓄積されている実態を明らかにしたこと。彼はセシウムがこの事象の主な原因と考えていること。

⑤この実態を明らかにしたため、政府の意向に反したとして、逮捕され、長年にわたって刑務所に入れられたこと。それによって研究データの大半が残存していないこと。

⑥少なくとも、ベラルーシをはじめとして、そのエリアでは、死者が、生まれる人々を上回る状態が継続して続いていること。人口が大きく減り続けている社会に、この国々が恒常的になっている状態があること。

⑦人口の減少は、放射性物質による影響しか考えられないこと。特に他の大きな要因はないこと。

⑧福島第一原発の事故は、彼の考えではチェルノブイリよりも広範囲ではないが、深刻度において、さらに問題が大きいという認識があること。福島県内の汚染程度が酷いこと。チェルノブイリは汚染が農村地帯が多かったが、今回は東京のような大都市にまで酷い汚染の地域があって、深刻度が桁違いとなる可能性があること。ゴメリの汚染と江戸川区の汚染にあまり差がないこと。また、セシウム以外のほかの核種の影響も甚大であること(これが未解明なこと)。

⑨死者の増加は、キエフでも顕著に増えていて、さらに高濃度のエリアでは、かなりの勢いで増えていること。ゴメリなど。これは、今回の福島第一原発事故によってもおきる可能性が高いこと。それを考えた場合、福島は当然のこととして、宮城や東京、関東の汚染エリアから移住できる人は移住したほうが良いこと。子供、妊婦、妊娠可能な女性は優先。

⑩日本、特に関東・東北のエリアでこれから起こることについて、博士本人が相当な危惧を抱いていること。これをとめることそのものは、実は、大変に難しいこと。

⑪こうした中で、政府がガレキの広域拡散を進めようとしているが、放射性物質が付着したガレキを、汚染の少ないエリアに移すことも、さらに移送して焼却することもありえない行為ということ。放射性物質を拡散させないことが大切で、旧ソ連でもおこなっていないこと。

⑫日本政府や行政当局が情報隠蔽をおこなっていることは間違いないこと。これについて、市民側が風穴をあけるしか方法がないこと。

⑬ペクチンなどの排出剤は効果が最低限しかないこと。短期的一時的なもの。アップルペクチンは、そのままりんごを皮ごと食べるほうがマシなこと。しかし、排出剤に頼ることは何の意味もないこと。それよりも安全な、放射性物質が含まれていない食品を食べることが望ましいこと。

それよりも可能なら、福島のみならず、関東・東北のエリアの中で汚染地域からは移住するのが望ましいこと。優先は、妊婦、子供、妊娠可能な女性だが、全年齢で放射性物質の影響はあるため、逃げることのできる人は、全て、逃げるべきであるということ。沖縄、札幌、京都などで、博士は関東東北から避難移住した全ての人々に「あなたたちの選択は正しい」と明言したこと。

東京23区の土壌汚染状況が、ぼくたちの調査で平均してセシウム合算で800Bq/kgを超える状態(キエフ以上)であることを伝えたところ、「可能な人は逃げたほうが良い。最低でも保養に出たり、汚染されていない食べ物を食べないとならない。でも、移住がベターだ」と話していたこと。

世田谷区でほこりに50グラムで75Bq検出された一般の木造家屋の話を伝えると、「そこは危険だ」と断言し、可能なら移住したほうがよいと明言したこと。吸気による危険も大きいと本人も判断していること。

⑰日本の大半のメディアは、博士の来日についても、記者会見の内容に関しても、完全に無視するか、ほとんど記事にしようともしていないこと。一部メディア以外、掲載する雰囲気はほとんどないこと。博士が伝えている内容そのものの衝撃が大きく、「無視」という結論に大半のメディアが至っているのが今の日本の現実であること。というかこの内容を報じると、首都圏に人がいるかどうかという議論になることを消化できないとして記事にしないとするマスコミも存在した模様。

⑱ほとんどのメディアが無視するにも関わらず、品川区の1000人会場も即日満員、世田谷区の四百五十人会場も二回で九百人が三十分程度で満員になるなど、一般の皆様へのインターネットを介しての情報発信が強くなってきていること。マスコミと一般の皆さんの間に乖離現象もおきていること。

⑲今後起きることへの懸念が強い中で、博士本人は日本に対して最大限の協力をしたいという意志は持っていること。しかし、博士本人が有効な防御策を数多く持っている訳ではなく、彼の協力に助けられても、放射性物質との闘いはきわめて厳しいということ。

以上です。1年前の話とは思えないほど、今の日本にも、強く響く内容と思います。彼のこうした言説と、彼を批判する人々の言説を、あなたたちが比べて下さい。

これは、貴女にも突きつけられていることですから。逃げないで下さい。

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 健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。 

 僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

  講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

   「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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【ガレキ広域処理で東北被災地から火事場泥棒する富山の自治体】

震災復興特別交付税7億2400万円をもらう高岡市。広域圏にある氷見市は1億8600万円、小矢部市は9000万円。「東北の絆」「ガレキ位受け入れろ」とこう言い張る方々へ。ご自覚ください。そういういい加減な言説が流布して、東北はむしり取られるだけです。高岡の職員は、ごみ処理施設の建設費に充当させるため、ガレキは受け入れると市民に答えています。

東北に行くはずのお金が、関係ない富山の自治体にむしり取られる現実。これがリアル。

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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013030402100006.html

富山震災がれき 対住民告訴に抗議

市民ら集会 中止要請へ 「広域処理は不要」

 震災がれきの試験焼却で出た灰の搬入を妨害したとして富山地区広域圏事務組合(富山市など五市町村)が住民を告訴した問題で、ジャーナリストや住民ら百八十人が三日、富山市内で抗議集会を開いた。住民側は四日、岩手県との間でがれき処理の契約を結ぶ富山県と、地元の富山市に対し、広域処理の中止を求める住民監査請求をする。

 フリージャーナリストの木下黄太さんや、俳優の山本太郎さんらが出席。木下さんは「現場の警察官が現行犯逮捕をしていない。告訴権の乱用だ」と語気を強め、山本さんは「告訴は精神的な打撃が大きい」と訴えた。

 告訴された可能性がある住民グループ代表の中山郁子さん(44)は「最終処分場のある富山市の池多地区全体への説明を求めただけ。告訴されるようなことはしていない」と話した。

 集会には、昨年十二月に大阪市内の駅でがれきの受け入れに反対するビラをまいた際に威力業務妨害容疑で逮捕された阪南大の下地真樹准教授も出席。「広域処理の安全性や必要性に根拠がない。告訴は反対運動を萎縮(いしゅく)させるためだ」と主張した。

 住民監査請求では、被災地でがれきの処理が進んだため、広域処理の必要はなく、復興資金の無駄遣いになるなどと訴える方針。

 この問題では、組合が昨年十二月、富山県立山町の焼却施設で岩手県山田町のがれき二十五トンを試験焼却。同月十八日に灰を積んだトラックが最終処分場に向かった際、住民十数人が道を約十時間ふさいで搬入を止めた。複数の警察官が出動し「これ以上やると威力業務妨害になる」と警告。最終的に住民が道を空け、トラックは処分場に入った。

 組合は二月七日、住民の行為が威力業務妨害にあたるとして十数人を県警に告訴した。  【北陸中日新聞より引用】 

 

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木下黄太講演IN横浜 

「健康被害の現状と放射能防御~事故から二年が過ぎて」 

3月20日(水・祝) 18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 
関内ホール<小ホール> 
 JR関内駅 北口 徒歩6分、市営地下鉄関内駅 9番出口 徒歩3分 
 地図 http://kannaihall.jp/access/ 
定員 260名(予約優先) 
託児はありません。ベビーカーのおあずかり不可。 
主催 横浜子供の会

申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/

*参加費:おひとり(中学生以上)1000円。当日お支払いください。なるべく、お釣りのいらないようにお願いします。

*申し込みは、中学生以上はお一人ずつ行って下さい。 

*同伴の小学生がいる場合、小学生と書いて、メッセージ欄に、その人数を明記して下さい。なお、幼稚園児以下はお膝でお願いします。これも、幼稚園児以下と書いて、人数を明記して下さい。 
*申し込み完了メールが予約票の代わりとなります。携帯画面かプリントアウトして当日、受付にて、ご提示ください。 
*全席自由。 
*キャンセルされる方は、必ず、こくちーずのキャンセル画面にて手続きを行って下さい。問い合わせのメールフォームからキャンセルできません。

 

 



 

 


 

 


我が子の被曝を懸念するが、妻に受け入れられない男たちへ、台湾からの光明。

2013-03-06 00:27:27 | 福島第一原発と放射能

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 

「健康被害の現状と放射能防御~事故から二年が過ぎて」 

18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 

関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会 

申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/

 

 一昨年の秋に首都圏から、台湾の台中市へ避難、移住された男性がいらっしゃいます。小学生のお子さんと一緒に避難されました。原発事故以降は、福島産の農産物を避ける程度はされていて、群馬、茨城とかの野菜、肉、卵なら食べておられたそうです。ご本人にいくつかの身体症状かと思われる状態があったそうです。しかし、奥様と放射能の話をされても分かり合えず、男性からみると、奥様は、所謂「安全厨」的な方だそうです。

男性はお子さんの健康に配慮されて、お子さんとお2人だけで台湾に行かれたそうです。ビザを取られて、子供は台中の学校に通わせているそうです。

僕は健康相談や、台中に伺った時にお会いする可能性があったのですが、日程があわずにお会いはしませんでした。その時に奥様から、親権を巡って裁判になっているお話はなんとなく伺っていました。親権というのは考え方が難しく、大概は、母親が圧倒的に有利なケースが多いですし、被曝避難という現象を、どういうふうに台湾当局が考えるのかは今後の参考になる話です。

しかも、実は、子どもを放射能避難させたいのに、それを阻まれて苦悩する夫たちという存在は、僕はずっと深刻な相談を聞き続けています。日本国内で、法的に親権で勝てる可能性は極めて低く、男たちにとって、我が子を守りたいという想いを、妻という驚異の壁に阻まれる現実があるからです。

女性たちよりも、遥かに深刻で、追いつめられる、男たち。こうした突破口が台湾から聞こえてきたことは、わずかな光明になるかもしれません。


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http://japan.cna.com.tw/Detail.aspx?Type=Classify&NewsID=201303040002

「原発怖い」台湾に避難した夫、妻に娘連れ去りで訴えられる
2013/03/04 15:58:51

(台中 4日 中央社)2011年の福島第1原発の事故を受け、幼い娘を連れ単身で台湾に避難してきた日本人男性が、2人の台湾暮らしに反対する妻と裁判を争い“在台権”を勝ち取った。台湾紙「聯合報」が4日付で報じている。

被災地からほど近くに住んでいたというこの男性は、事故発生の年の11月、食品などへの放射能の影響が心配だとして、妻ら家族の反対を押し切り、仕事を辞め7歳の娘を連れて台湾に避難、今は中部の台中市で暮らしている。

昨年2月に娘の様子を見に来た妻は、言葉の通じない環境で友達もおらず寂しそうにしている娘を目にし日本に連れ帰ろうとしたが、夫がこれを拒否したため台中地方裁判所に提訴、夫には様々な問題があり、娘に対する保護者としての権利を直ちに停止して欲しいと訴えた。

妻側は、自分が父親から受け継いだ遺産2000万円分を夫に持ち逃げされ、また提訴を取り下げなければ娘を連れてフィリピンに逃げると脅されたなどと主張したが、台中地裁では、現在小学校3年生になる女児は現地の学校にもなじんでいるとして、女児の生活の安定性を重視。裁定により、妻は毎月来台し娘と面会することができるが、夫の了解なしに娘を連れ台湾を出てはならないとされた。

原発事故の影響は数十年単位で続くと主張する夫は、今後は台湾に避難する日本人がさらに増えると思われるので移民仲介業で生計を立てるつもりだと述べ、妻にもぜひ台湾に来て欲しいと希望している。

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「被災地からほど近くに住んでいた」というのが、まず首都圏ということです。また「遺産2000万円分を夫に持ち逃げされ」は、事実関係が多少違うというご本人のお話はありました。しかし、概ね、このとおりだそうです。

この話が大きいのは、お子さんがきちんと台湾の学校になじんでいる状況を重く考えた台中の裁判所が、この男性がお子さんと台湾に留まることを認めたことです。被曝影響をどう考えるのかということが、大きくマイナスにはならず、彼とお子さんの生活実態が台湾で確立していることで、妻が子供を台湾外に勝手に連れ出すことはできなくなったという判断です。

もちろん家庭事情とか、そのお子さんがどういう状態なのかとか、いろんなことが影響すると思います。ビザの内実なども含め。しかし、これは、被曝避難と言う事。さらに父親が主導し、母親が反対し取り戻そうとしている構図でも、留まることが認められたという事なんです。

いろんな意味で、女たちよりも、さらに男たちの内実の苦悩は、この原発事故を巡って、本当は深いと僕は認識しています。そして、この話はそうした男たちの中、ある人々にはエールとなるものなのだと思います。久しぶりの嬉しい話として、書くことに致しました。

追伸

「判決文は実は受け取ったばかりなのです。地裁が裁定した内容は、記事の通りだと思います。しかし、私が知るより先に、なぜ新聞に出ているんだろう?」というのを、ご本人から伺っています。台湾は、先に新聞に出るのでしょうか。これは、面白い。判決文は後で受け取ることは多いんですけど。

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富山ではいくつかの新聞が「ガレキ阻止大会」を報じています。

上は『毎日新聞』、下は地元紙の『北日本新聞』です。

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健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。 

 

 僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

 

  事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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木下黄太講演IN横浜
「健康被害の現状と放射能防御~事故から二年が過ぎて」

 

3月20日(水・祝) 18:30開場、19:00開始(~21:00予定)
関内ホール<小ホール>
 JR関内駅 北口 徒歩6分、市営地下鉄関内駅 9番出口 徒歩3分
 地図 http://kannaihall.jp/access/
定員 260名(予約優先)
託児はありません。ベビーカーのおあずかり不可。
主催 横浜子供の会

申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/

 

*参加費:おひとり(中学生以上)1000円。当日お支払いください。なるべく、お釣りのいらないようにお願いします。
*申し込みは、中学生以上はお一人ずつ行って下さい。
*同伴の小学生がいる場合、小学生と書いて、メッセージ欄に、その人数を明記して下さい。なお、幼稚園児以下はお膝でお願いします。これも、幼稚園児以下と書いて、人数を明記して下さい。
*申し込み完了メールが予約票の代わりとなります。携帯画面かプリントアウトして当日、受付にて、ご提示ください。
*全席自由。
*キャンセルされる方は、必ず、こくちーずのキャンセル画面にて手続きを行って下さい。問い合わせのメールフォームからキャンセルできません。

 

 




何故、医師としての被曝対応が、日本の医者はできないのか。首都圏スポーツ関係男性に相次ぐ突然死。

2013-03-05 06:43:23 | 福島第一原発と放射能

 

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 

「健康被害の現状と放射能防御~事故から二年が過ぎて」 

18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 

関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会 

申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/

ずっと思っていたことを書きます。僕は、バンダジェフスキー博士を来日させた時も、ずっと思っていました。そこに集まる医師たちの大半はなんなんのか。彼らは何がしたくて、集っているのか。

カルディコット博士の後も感じています。

最初から、来ないタイプの医師は論外とおもっています。少なくとも、本人の知見をきちんと確認すべきなのに。

もちろん、そうして集っている医師の方が、被曝問題を認識はしています。でも、それだけです。それで、いろんなデータを探して、集めて、この問題の批評をおこないたがっている人たちが多いです。

どちらかというと、放射能の問題に関心がある医師としての立場が大切なのかという方が多いです。

批評がただ悪いとは言いません。でも、そんなことは、汚染地では二の次だろうと僕は思います。汚染地である以上、健康被害が実際におきているのかどうかを、診ていくしかありません。細かく、一人一人の患者をチェックし、チェルノブイリ後に、ヨーロッパの医療機関がとってきたような、スクリーニング感覚を現実の患者たちに対応していくしかないと思います。まず、リスクを避けるためには、それしか医療的な対応はありません。

この被曝という時代に、これは、被曝なのかどうかというご高説をのたまうよりも、被曝症状に類似する可能性がある健康症状を、被曝影響か?を前提として、考え続けるしかないと思います。被曝影響という要素を加えて、患者に向き合うしかありません。そうして初めて、患者への対応がうまくいくのが、被曝後、この時代の在り形と思います。

そして、そういうふうに立ち向かっている医師が、首都圏で圧倒的に少ない現実に驚かされます。

反原発の医師の中には、被曝影響を認めない人は確実にいます。それどころか、チェルノブイリで救援的な動きをした医者の中にも、今回の被曝を軽視しようとする感覚が強い事例があります。

本来、こんな悠長なことをしている時間の余裕はありません。

まず目の前の患者を確認してください。おかしな事態が起きているのかどうかをきちんと確認してください。

診療行為の中で、患者の肉体を見続けると、思わぬひび割れが目につくのかどうかということです。悪い兆候を見落とさないで下さい。。あなたたち1人1人に、そういう医療をすすめて欲しいのですが。残念ながら、日本の医師は教わっていないことに鈍感で、踏み出そうとはしません。それよりも、プライドやデータ情報が優先します。

今の日本の被ばく状態が、どうなってくるかという、現場のつきつめの方が大切なんです。二次的な情報の評価などどうでもよいです。それよりも、目の前の状況を精査できるのかどうか。その現場感覚で、考えながら診察にあたる医師がどのくらい日本に存在するのか。

僕はこれが悲観的になりがちです。ごめんなさい。

体調不良が続いている避難者男性の方から、メールを頂きました。この方の周辺、首都圏在住の男性が、相次いで突然死されています。四十代になったばかりで突然死されているケースなどで、お二人ともスポーツ関係者と言うことです。

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2011年3月15日にわずか、90分の外出による初期被曝を体験。
体調不良を起こした私は現在、西日本を拠点に活動しています。
汚染地帯・東京へは、毎月3~4日ほど滞在しては、西日本へ戻るというパターンです。
 
先月も同じ流れでした。東京に入る前、関西の知人より東葛地区在住のあるスポーツ関係の方が突然死した情報を聞かされました。ホットスポットの東葛地区ということで、当然ながら放射能の影響を受けてのことと想像をしました。

東京入りし、いつもの訪問先へ顔を出すと「西日本は、PM2.5が大変ですね」
「放射能から逃げても大陸から放射能が来ますね」などとやや皮肉られた言葉も。

そんな中、「そういえば、Aさんが先週亡くなったんです。朝、起きて来ないのでご家族が覗いたら、冷たくなっていたそうです。」と。
Aさんも前述の東葛地区の方と同様の職種。年齢的には40歳になったばかりですが、どう見ても30代という若さ。
3.11直後の初期被曝も避けられ、健康状態は良好。スポーツ関係の仕事ですから、通常の人よりはるかに頑強でした。
暮れに転職し、世田谷から東葛地区に転居。昨年までは、仕事の関係で、絡むことも多く、よく放射能の議論にもなっていました。
当時の住まい・勤務先が世田谷ですので、土壌汚染プラス、ガレキや清掃工場の影響なども過りました。
外食が多く、まったく気にしていなかったようです。
転居後は、東葛地区ということで、汚染の厳しいエリアにもかかってくるため、その影響もあるかもしれません。
また、喫煙者でしたので、国産たばこはの汚染情報も知らせ、注意を促したりもしていました。
業務の中で、お客様向けに用意する飲食も西日本の食材を使うようにも伝えていましたが、
毎回、議論に。Aさんの奥さまは、医療関係ということもあり、
放射能についての知識は専門家なんだとか。「嫁さんが『神経質な人がガイガーカウンターを持って、
騒いでいるけど、私たちは、仕事でいつも取り扱っているんだから、何にも問題ない。
もし口に入っても、うんちやおしっこで出るから大丈夫!』と言っている。」という答え。
毎度、専門家対素人の雑学という扱いとなり、平行線の議論が続いたものでした。
しかし、残念ながらこの議論の続きはできなくなってしまいました。

また、別の訪問先(多摩南部・40代男性)では、毎月会う、仕事の関係者より、「全身の骨が痛む」という
話を聞きました。医師からは、膠原病の可能性があると伝えられ、今後、本格的な検査が始まるとのこと。
彼も同様に喫煙者であり、飲食は一切気にしていませんでした。

その他の場所でも、体調不良の情報を耳にします。いよいよ始まったな…と感じると同時に
初期被曝を受けてなくても、汚染地帯で、ノーガードで暮らしてきたことで、何らかの影響が蓄積されいるのではないか?
呼吸により取り込みが最悪であるならば、この汚染たばこを喫煙するという負荷が更に重く身体を蝕んでいるのではないか?
と想像します。

すでに首都圏を見極めるという時間は過ぎているという印象です。
テレビの情報、専門家の情報なるものを信じ、素人の雑学を信じないという現実。
まだ、私は、放射能に神経質な変人扱いですが、そのレッテルが消えてしまう頃にはどうなるのか?
時間が経過すればするだけ恐ろしい時間帯に入っていく。そう確信せざるを得ない状況です。
木下さんが発信する情報と同じような現象が次々と起きているように感じます。
ここから、どんな準備をすれば、多くの人が救われるのか?
本当に苦しい時間帯に差し掛かりました。

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健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。 

 僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

  事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。





富山ガレキ阻止大会、会場カンパの御礼。僕の京都講演で大阪ガレキ逮捕救援カンパ関連報告。

2013-03-04 16:28:25 | 福島第一原発と放射能

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 

「健康被害の現状と放射能防御~事故から二年が過ぎて」 

 

18:30開場、19:00開始(~21:00予定) 
関内ホール<小ホール> 主催 横浜子供の会 

 

申込→http://kokucheese.com/event/index/78824/




「 富山ガレキ阻止大会
池多のお母さんへの刑事告訴 許せんちゃ!みんなの力ではね返そう!」にご協力いただきましてありがとうございます。急遽ホームページの運用を宇部のグループの女性におこなっていただくなど、陰に陽にいろんな支援を頂き、感謝しております。

そして、参加者はおよそ二百人。ユーストリームの視聴者は七千人達しました。準備期間一週間あまり、日曜午前の開催としては、本当に大成功と思います。各地で協力していただいた皆様に感謝いたします。

なお、今回のガレキ阻止大会に関しては、開催した放射能防御プロジェクト北陸のあるメンバーが、開催費用を一時全額を立て替えておこなっていました。

そして、今回、会場カンパをお願いしたところ、11万6212円のカンパを会場より頂きました。ありがとうございます。会場費、交通費、印刷費など大会の必要経費はこれでほぼまかなえると思います。本当に助かります。

カンパの残金が出た場合については、刑事告訴されている池多地区の支援でお渡しすることを考えております。放射能防御プロジェクト北陸に残金を残さないつもりです。皆様、ありがとうございました。このカンパについての問い合わせは、放射能防御プロジェクト北陸のグループ内で行っていただくのか、僕に問い合わせて下さい。

企画者として、放射能防御プロジェクト北陸とあわせて、皆様に御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

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僕の京都講演で、大阪のガレキ逮捕に関しての救援カンパをおこないました。

カンパは、関西大弾圧救援会によっておこなわれたもので、講演主催として防御プロジェクトが協力させていただきました。

皆様にご報告致しておきます。

カンパについてのお問い合わせがなにかありましたら、関西大弾圧救援会にお願いします。

「3.2講演会に参加させていただいた、大阪市此花区の川崎昭仁と申します。
皆様の、ご厚意により、関西大弾圧のカンパをさせていただき、有難うございました。
101,403円ものカンパが集まりました。
ありがとうございました。
どこで、折を申し上げたらよいのかわからず、コメントさせていただきました。
木下さんはじめ、皆様のご協力に、感謝いたします。

関西大弾圧救援会
大阪市此花区梅香1-12-7-302
川崎昭仁」

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