上野原駅から無生野行きのバスにのり、下尾崎で降り二十六夜山に登り、浜沢に出ました。全く同じ名前の山が御正体山の北、直線距離で10km離れた場所にあります。どうして同じ名前の山が近くにあるのだろう……、きっと歴史的に何らかの理由があるのだろうと思います。
山は2時間少々で降りてこられたので、時間的に余裕があったので、立野峠に出て梁川駅に出ることにしました。その途中に浜沢薬師堂があり、そこに上野原市指定天然記念物の「浜沢の大ケヤキ」がありました。
「根回り9.5m、目通り幹囲8.15m、樹高約19.5mです。北側が急傾斜の深い谷に接するので、露出根が斜面に沿って下方に広がっています。幹に開いた大きな空洞は、昔から子供たちの遊び場でした。昭和20年代、薬師堂が栗谷小学校浜沢分校の仮教室に使われていた頃、空洞は子供が出入りできるほど大きく開いていたそうですが、その後に周りの樹皮が包み込み、空洞は次第に小さくなっています。落雷による折損や腐朽が見られますが樹勢は旺盛で、強い生命力に満ちています。」と説明書きがありました。
この木の裏側はかなり腐朽していました。