霧が峰は山頂付近まで車で行け、山登りには面白くなさそうなので、登っていませんでした。でも、簡単に登れる山でも意外といい景色に出会えるので、そういうこだわりがなくなってきました。百名山でもあることなので、行って見ました。
上諏訪駅からバスで45分ほど、霧ケ峰インターチェンジで降り、八島ヶ原湿原に出て、物見石、蝶々深山、車山、車山肩バス停まで約4時間30分ほどの歩程でした。予想以上のいい景色が望めました。残念なのは新緑という感じではなく、枯れ草が目立つ感じでした。少し、来る時期が早すぎたようです。
写真は、車山へ登る途中で撮った蝶々深山(1836m)です。樹がまったく生えていないのは、どうしてか不思議に思ったので調べたら、カヤを採るための山だったようで、樹を生やさないように管理していたようです。茅野という地名も、茅(カヤ)の野原という意味で、いいカヤの取れる地域だったのでしょう。現在、カヤの需要はまったく無いですが、茅葺屋根の時代はいくらでも必要だったのでしょう。