4月1日の入社式についてコロンブスという靴クリームメーカーのイベントが多くのテレビ番組で報じられた。まず先輩が新入社員の靴を磨き、新入社員が磨き返すという儀式だった。こうやって入社早々に靴磨きの技術が継承されるのだろう。
マスコミが報じた訳ではないが、これはエイプリルフールのジョークから生まれた儀式ではないだろうか。駄洒落だからだ。靴磨き(shoe shine)と新入社員(sin-nyu syain)や新社員(new syain)は語呂合わせになっている。new syainにshoe shineをさせたら面白いというジョークから生まれた儀式だろう。
ところで洋菓子のシュークリームは和製外来語だ。英米人にとってshoe creamとは靴クリームのことであり、こんな物を食べたいとは思わないだろう。正しくはフランス語のchou à la crème(「クリーム入りのキャベツ」という意味)だ。
コロンブス社にとってのライバル商品にキウイという油性靴クリームがある。これはオーストラリアで開発され今ではアメリカのジョンソン社が世界中で販売している。この靴クリームで磨くと靴がピカピカになる。別にコロンブス社の肩を持つつもりではないが、この光沢が実は曲者だ。表面に油性の皮膜を作るから光るだけなのだから、これは女性の厚化粧と同じようなものであり上塗りを重ねていれば有害になる。プラスチックや金属であれば表面にコーティングを施しても問題は起こらないが、皮革は元々動物の皮だから空気に触れていなければ急激に劣化する。靴を長持ちさせたければキウイではなくコロンブスの靴クリームを使ったほうが良かろう。キウイでピカピカに光らせてもそのまま放置せず一旦クリーナーなどで拭い取り、再度使う時に塗り直す必要がある。これは女性が就寝前に化粧を落とさねばならないのと同じことだ。
綺麗に見せることと質の維持が対立する典型例だろう。キウイを使ってピカピカに磨けば傷み易くなるように、スリムに見せるために必要以下の食事しか摂らなければ健康を損なって結局醜くなる。永続きする健康美こそ本当の美しさであり、その場凌ぎの美しさはまやかしに過ぎない。健康を損なってまで美しく見せようとすることは本末転倒だ。
マスコミが報じた訳ではないが、これはエイプリルフールのジョークから生まれた儀式ではないだろうか。駄洒落だからだ。靴磨き(shoe shine)と新入社員(sin-nyu syain)や新社員(new syain)は語呂合わせになっている。new syainにshoe shineをさせたら面白いというジョークから生まれた儀式だろう。
ところで洋菓子のシュークリームは和製外来語だ。英米人にとってshoe creamとは靴クリームのことであり、こんな物を食べたいとは思わないだろう。正しくはフランス語のchou à la crème(「クリーム入りのキャベツ」という意味)だ。
コロンブス社にとってのライバル商品にキウイという油性靴クリームがある。これはオーストラリアで開発され今ではアメリカのジョンソン社が世界中で販売している。この靴クリームで磨くと靴がピカピカになる。別にコロンブス社の肩を持つつもりではないが、この光沢が実は曲者だ。表面に油性の皮膜を作るから光るだけなのだから、これは女性の厚化粧と同じようなものであり上塗りを重ねていれば有害になる。プラスチックや金属であれば表面にコーティングを施しても問題は起こらないが、皮革は元々動物の皮だから空気に触れていなければ急激に劣化する。靴を長持ちさせたければキウイではなくコロンブスの靴クリームを使ったほうが良かろう。キウイでピカピカに光らせてもそのまま放置せず一旦クリーナーなどで拭い取り、再度使う時に塗り直す必要がある。これは女性が就寝前に化粧を落とさねばならないのと同じことだ。
綺麗に見せることと質の維持が対立する典型例だろう。キウイを使ってピカピカに磨けば傷み易くなるように、スリムに見せるために必要以下の食事しか摂らなければ健康を損なって結局醜くなる。永続きする健康美こそ本当の美しさであり、その場凌ぎの美しさはまやかしに過ぎない。健康を損なってまで美しく見せようとすることは本末転倒だ。