昨年最大の科学スキャンダルとして多くの人がSTAP細胞問題を挙げるだろう。しかしこれは本当に重大な不正だったのだろうか。STAP細胞問題による犠牲者は笹井博士と、無駄な研究に時間を割いた科学者ぐらいだろう。一方、薬のデータ捏造による犠牲者はとんでもない数だ。降圧剤や認知症治療薬などのデータが捏造されていたことが昨年も多数発覚した。
STAP細胞のような基礎研究で捏造があっても殆んどの人は被害を受けないが、臨床医療に使われる薬のデータの捏造は死を招きかねない。死に至らないまでも治る筈だった人が治らなかったり医原病の患者にされる。昨日(8日)には市販薬による死亡者がこの5年間で15人だったと消費者庁が発表したが、本当の被害者の数はこんなものではない。桁が違う。こんな大問題がなぜ軽く扱われているのだろうか。
これは鼻薬が効いているからとしか思えない。製薬会社は最大の鼻薬のメーカーでもある。私の知る限りでは、製薬会社は商品原価率が最も低い企業だ。逆の言い方をすれば粗利益率が最も高い企業だ。製薬会社よりも利益率の高い商売は麻薬などの違法取引以外には無いだろう。こんなボロ儲けできる商品を売るための販促費は膨大だ。有名人を使ってテレビCMをバンバン流す。新聞や雑誌への広告料も巨額だ。こうやってマスコミを手懐ける。
その一方で平成25年の1年間だけで医師に対して約300億円も支払ったそうだ。この中には正規の研究費も含まれるだろうが多くは賄賂だ。こんなやり方で薬をどんどん使わせる。
70歳以上の人の55%が高血圧症と診断されて降圧剤を飲まされているそうだ。このことを異常と思わない医師こそ異常だ。70歳以上の半数以上が異常値であるなら、逆にこれこそ正常値なのではないだろうか。動物の生体機能は合理的だ。支障が生じればそれを補う方向に変動する。高齢になると血圧が上がるのは固く細くなった血管でも充分に全身に血液を循環させるための適応だろう。健康な高齢者の血圧が基準値にされるべきであり、高血圧症とされている人の大半に対する治療は不必要どころか有害でさえあるだろう。
あるいは薬の過剰投与も問題だ。飲み切れないほどの薬を処方するから年間の「残薬」は「年400億円を超えるとの推計もあり}(朝日新聞デジタル4月8日)、明らかに医療費を無駄遣いしている。
医療費の多くは保険料と税金だ。こんな不正な手段によって国民の財産を収奪する彼らこそ、生活保護費の不正受給者や不良議員以上に悪質な税金泥棒(tax eater)なのではないだろうか。
STAP細胞のような基礎研究で捏造があっても殆んどの人は被害を受けないが、臨床医療に使われる薬のデータの捏造は死を招きかねない。死に至らないまでも治る筈だった人が治らなかったり医原病の患者にされる。昨日(8日)には市販薬による死亡者がこの5年間で15人だったと消費者庁が発表したが、本当の被害者の数はこんなものではない。桁が違う。こんな大問題がなぜ軽く扱われているのだろうか。
これは鼻薬が効いているからとしか思えない。製薬会社は最大の鼻薬のメーカーでもある。私の知る限りでは、製薬会社は商品原価率が最も低い企業だ。逆の言い方をすれば粗利益率が最も高い企業だ。製薬会社よりも利益率の高い商売は麻薬などの違法取引以外には無いだろう。こんなボロ儲けできる商品を売るための販促費は膨大だ。有名人を使ってテレビCMをバンバン流す。新聞や雑誌への広告料も巨額だ。こうやってマスコミを手懐ける。
その一方で平成25年の1年間だけで医師に対して約300億円も支払ったそうだ。この中には正規の研究費も含まれるだろうが多くは賄賂だ。こんなやり方で薬をどんどん使わせる。
70歳以上の人の55%が高血圧症と診断されて降圧剤を飲まされているそうだ。このことを異常と思わない医師こそ異常だ。70歳以上の半数以上が異常値であるなら、逆にこれこそ正常値なのではないだろうか。動物の生体機能は合理的だ。支障が生じればそれを補う方向に変動する。高齢になると血圧が上がるのは固く細くなった血管でも充分に全身に血液を循環させるための適応だろう。健康な高齢者の血圧が基準値にされるべきであり、高血圧症とされている人の大半に対する治療は不必要どころか有害でさえあるだろう。
あるいは薬の過剰投与も問題だ。飲み切れないほどの薬を処方するから年間の「残薬」は「年400億円を超えるとの推計もあり}(朝日新聞デジタル4月8日)、明らかに医療費を無駄遣いしている。
医療費の多くは保険料と税金だ。こんな不正な手段によって国民の財産を収奪する彼らこそ、生活保護費の不正受給者や不良議員以上に悪質な税金泥棒(tax eater)なのではないだろうか。