富の源は食料とエネルギーだ。食料と水があれば人間は生きられる。現時点で食料は足りている。分配が不充分なだけだ。栄養過多の人の過剰分を回すだけで飢餓は解消する。
エネルギーは絶対量が足りない。人はエネルギーを使うことによって豊かな生活をする。電気とガソリンが無ければ生活が破綻するほど、文明はエネルギーに依存している。このエネルギーは従来であれば先進国の15億人がほぼ独占的に使っていた。これを13億人の中国人と12億人のインド人が使おうとすればそれだけで3倍近いエネルギーが必要になる。仮に残りの30億人を見捨ててもエネルギーは足りない。今、一時的に原油価格が暴落しているが、今後不足することは確実だ。
現在、食料が足りているのは実はエネルギーのお蔭だ。機械化された農業によって生産性が飛躍的に高まったからだ。だからもしエネルギーが足りなくなれば食料まで足りなくなる。
現代文明は石油・石炭・天然ガスといった化石燃料に依存している。地球が数十億年掛けて蓄えたストックを消費して文明生活を満喫している。化石燃料が枯渇すればストックではなくフローに頼らざるを得なくなる。フローとして使えるエネルギーは太陽と地熱だけだ。将来、この2つだけしか使えない時代が来る。その時点でのエネルギー不足は深刻であり現在のレベルでの生活など到底維持できない。
危険と分かっていても原子力に期待せざるを得ないのはこんな事情があるからだ。核融合が可能になればこれは地上の太陽であり無尽蔵のエネルギーが手に入る。原子力は決してその場凌ぎの対策ではなく、未来を見据えたエネルギー戦略のために欠かせない。
現時点での原子力発電は実験機のレベルに過ぎず常に大事故の恐れがある。危険ではあるが放棄できない原子力をどう扱うべきか?重大な事故が起こっても構わないという覚悟が必要だろう。事故が起これば放棄して逃げるという焦土作戦だ。現在の科学技術では制御できない原子力発電所は、事故が起これば放棄できるような場所以外には作るべきではなかろう。数百年掛けて実験を積み重ねればノウハウも蓄積され新しい技術も開発される。その時点では都心に原発を作ることも可能になるだろう。それまでは危険極まりない代物だ。
エネルギーは絶対量が足りない。人はエネルギーを使うことによって豊かな生活をする。電気とガソリンが無ければ生活が破綻するほど、文明はエネルギーに依存している。このエネルギーは従来であれば先進国の15億人がほぼ独占的に使っていた。これを13億人の中国人と12億人のインド人が使おうとすればそれだけで3倍近いエネルギーが必要になる。仮に残りの30億人を見捨ててもエネルギーは足りない。今、一時的に原油価格が暴落しているが、今後不足することは確実だ。
現在、食料が足りているのは実はエネルギーのお蔭だ。機械化された農業によって生産性が飛躍的に高まったからだ。だからもしエネルギーが足りなくなれば食料まで足りなくなる。
現代文明は石油・石炭・天然ガスといった化石燃料に依存している。地球が数十億年掛けて蓄えたストックを消費して文明生活を満喫している。化石燃料が枯渇すればストックではなくフローに頼らざるを得なくなる。フローとして使えるエネルギーは太陽と地熱だけだ。将来、この2つだけしか使えない時代が来る。その時点でのエネルギー不足は深刻であり現在のレベルでの生活など到底維持できない。
危険と分かっていても原子力に期待せざるを得ないのはこんな事情があるからだ。核融合が可能になればこれは地上の太陽であり無尽蔵のエネルギーが手に入る。原子力は決してその場凌ぎの対策ではなく、未来を見据えたエネルギー戦略のために欠かせない。
現時点での原子力発電は実験機のレベルに過ぎず常に大事故の恐れがある。危険ではあるが放棄できない原子力をどう扱うべきか?重大な事故が起こっても構わないという覚悟が必要だろう。事故が起これば放棄して逃げるという焦土作戦だ。現在の科学技術では制御できない原子力発電所は、事故が起これば放棄できるような場所以外には作るべきではなかろう。数百年掛けて実験を積み重ねればノウハウも蓄積され新しい技術も開発される。その時点では都心に原発を作ることも可能になるだろう。それまでは危険極まりない代物だ。