Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

映画 「告白」 レビュー

2010年08月03日 16時35分43秒 | Weblog

告白 - goo 映画 (あらすじやキャスト情報)
映画「告白」公式サイト (絶賛派?否定派?)


この映画の評判が両極端だったり、「ホラーっぽい要素があるようで笑える映画」という宣伝が気になって観ることにした。
(これはオレの一人勘違いであることが後にわかる・笑)


前々から観るチャンスは狙っていたが、行きつけの映画館のタイムテーブルがオレと合わなかったり、一日1回しか上映されなかったりだったがようやく観ることが出来た。


この日は土曜の昼下がり(7/31)。
もう封切りから2ヶ月も経つのに7割くらいの入りだった。


オレが座席指定で予約した1時間前は、オレのほかに3名しかいなかったのにね。
まだそこそこ話題作ということか。


気に入らないのは、座席指定であるにも関わらず、オレの隣に悠然と座席指定した客がいると言うことだ。


ほぼ満席なら仕方ないが、暗黙の了解ルールを知らん客がタマにいることを残念に思った。


どんな客かと思えば、小太りのJK2人組。
彼女らの会話が耳に入る。


「ホントは蘇我がよかったけど、観たい映画もあまりないから、コレになっちゃったけどイイよね~」


聞いていると大して観たい映画もないのだが、映画のアフター事情を考慮するとタイムスケジュール的にこの告白しかないようだ。


彼女たちは映画のマナーもダメダメで、ことあるシーンごとにペチャクチャ喋る。
人のことは言えないが、ボリューム的になんだか暑苦しかった(笑)


ここの映画館だけなのかも知れないが、本編前の予告が、あまりに長すぎる(約15分以上あった)ことも不快に思ったことの一つだということを、レビューの前書きとしておこう。


では感想を。(ネタバレなし)


R指定(R-15)の映画であることは知っていたが、ラストシーン以外、かなりリアリティが追求されていたと思う。


逆に言えば、ラストシーンのCGが雑すぎて残念だったことか。
あそこまで描写するなら、ラストもこだわって欲しかった。


本編ストーリーの感想だが、最初正直、冒頭の20分で映画が終わってしまったのかと時計をみたくらいアッサリ仕上げだったのだが、「告白」と銘打ったタイトルの意味が、ここから始まる。


普通、どんな推理小説でも主要登場人物の動機付け行動をイチから再現するシーンは少ない。
ましてや、かなりの登場人物の”告白”というショートショートストーリーがつながっていることで一つの作品となっていることは、強い印象を残すものだろう。


よくいえば、一つの事件を関連者全ての視点で回想されることになっているので、映画を見終わった後は「なぜ?どうして?どうなったのか?」という気持ちにならずに痛快な気持ちにさせてくれるとも言えようか。


告白。
この映画は、松たか子の告白から始まるのだ。
(タイトルも簡単なようで非常に身の詰まったタイトルなのだ)


この映画、面白いのが主演の松たか子は、作品中3分の1も登場しない。
主人公は、狂気の沙汰とも映る、とあるリアル学級の生徒たちだろう。


その中でもメインで登場する生徒が複数いるのだが、公式HPにもキャストとして名を連ねていない。(A、B、少女A)


この3名は、なかなかの演者だと思ったけどな。
今後の活躍を期待するとして・・・だ。


主演の松たか子は、愛娘を殺された教師役。
木村佳乃は、その生徒の”過保護な”母親役だった。


オレは最初、この二人を区別できず、松たか子が一人二役を演じたのかと思ったくらいキャラがかぶっていた・・・というか似通っていた。


どちらがどっちという注文はないけど、キャラの違いを明確化しておく必要はあったと思うな。


総合評価としては、からり良くできた作品と一定の評価はしたい。
しかし、あまり本編に関わらないクラス内の描写や、生徒たちがダンスしているシーンとか理解に苦しむところもあった。


また、冒頭にも述べたが、ラストシーンが雑!
どうせR-15なんだから・・・・・


----あ、エンドロール後、もしかしてのサプライズ演出がありそうなエンディングなのだが、実は、何もない。


オレが観たときは、幕が下りるまで誰も席を立たなかったが、エンドロールが流れたら席を立ってOKだぞ。


あ、最後に。
オレがこの映画に「絶賛」なのか「否定」なのかと聞かれたら、この感想のとおり
「どちらでもない」だ。


血なまぐさいシーンがメチャクチャ多いワケじゃないけど、血液の描写はあるので、値が苦手な人ではなければ、こんな作品も一度は目を通しておいてもいいデキだと思う。


今の日本の中で、社会性や現実をまざまざと感じながら、今までの映画にはない視点から鑑賞できる作品であることは間違いない。


たしかに、絶賛派と否定派と存在するのもわかる気がするが、
絶賛する気も否定する気もオレは起きなかった(のがホンネさ)

コメント
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