【鉄チンとは30年間無縁のオレ】
(この記事は、すでに”みんカラ”にてレポートしているものを一部修正してUPしたものです。)
鉄チン・・・言わずと知れたスチールホイールのこと。
なにより車両クラスやカスタムに全く興味の無い方だったら、それすら何のことか知らない人もいることだろう。
自分は中古車でさえアルミホイールを(初期に)装備していたクルマしか乗ったことがないので、鉄チンの存在は理解しても、初期装備車にかかる詳細まで理解していなかったことに、端を発する。
せいぜい、知っていることといえば鉄チン装着車の場合、ホイールキャップが初期で標準整備されていることくらい。
だから、今回のような事態に遭遇すると頭を抱えると悲しい以上に懐からも大泣きたい気持ちでいっぱいなのだよ。
【鉄チンの諸々が無知だった・その1】
最初に、今のクルマを買うにあたって初期装備が鉄チン+ホイールキャップ仕様であることを確認していた。
だから、そんな趣味でもない鉄チン状態での納車はとても恥ずかしいので、純正OPからエスティーロのホイールを選択し、10万円超の大出費だったがそれを選択した。
この選択の詳細は、鉄チン状態のままでディーラー(以下、「D」という。)へ納品され、別に調達した当該アルミへDが鉄チンに装着されていたタイヤを履き替えるという作業を行うという。
当然、この工賃も新車の代金として(表には出てこないが)徴収されている。
よって、ここで余った鉄チンは購入者の所有物となるので、納車時には持って帰る必要がある。
(拒否もできるらしいが貰えるものは貰っておこうと貧乏人よろしくで受け取ってしまったのが、まず失敗案件なんだよな。これも無知の案件。)
【鉄チンの諸々が無知だった・その2】
およそ25年前のスキーシーズンの頃は、鉄チンにスタッドレスなどを履かせるのが結構あった事例だよな。
しかし、今は案外安いアルミもあるので、わざわざ重たい鉄チンに無理して履かせる流行は、いつしか衰退。
今や鉄チンで頑張る人は、クルマや足元に興味のない人くらいだろう。
だから、余った鉄チンは今の時代なら“ただの不要物”。
そう、使わない鉄チンなんか「鉄くず」なんだよ。
そんなことを知らずに、下取りしてくれるであろういくつかのカーショップへ持ち込んだが、完全に門前払いだったのは当然のこと。
それにタダでも引き取ってくれないという始末。
これがのちにその1につながっていくということなんだわ。
【鉄チンの諸々が無知だった・その3】
・・・新車の購入書類にサインする前に、Dとの問答で一瞬悩んだ問題がある。
それは、エスティーロのアルミを10万円超で入れて初期設定のタイヤと入れ替える作業をするのなら、わざわざ中途半端に高いアルミを買うよりも、もっとデザインが良くて社外のアルミを買ったとしても同じことやってくれるのかということ。
実はこの答え、Dで手配できるものならOKだという回答を得ていた。
もちろん、カーショップで買うより割高だろうし、お望みなら鉄チンもお持ち帰りできるという事情もついてくるが。
まあ、鉄チンのままで納車して、まんま同サイズの社外品をカーショップで買った方が断然お得だろうけど、ゴミは出ないとメリットはある。
【鉄チンの諸々が無知だった・4】
エスティーロのアルミをOP選択して、納車時に初対面となったワケだけど、予想どおりパッとしないというか「こんなもんだよな」というルックスにガッカリしたけれど、ホイールキャップであるよりかは断然いいだろうと前向きに考えた。
即日で、前もって買ってあった冬タイヤに履き替えたのだけど、依頼した”とある”民間のタイヤ交換会社の店長に「あれ?アルミなのに貫通ナットだという初期仕様って珍しくない?」って言われたのよ。
なんのことかとよく見ると、たしかにボルトの先端がむき出しになっている。
(せっかく大枚を払って付け替えたアルミなのに、貫通ナットのままってどうなのよという状態がこれ。)
そこでやっと気づいたのよ、鉄チンだとホイールキャップがあるから貫通ナットで問題ないため、初期装備なのだと。これも鉄チンに関するラプソディーだわ。
タイヤ交換後にソッコーでカーショップへ買いに行き、その現場で持ってきた十字レンチとラチェットで袋ナットへと自力で交換したわ。
16個の黒い袋ナットも安くなかったし、痛い出費と労力。
やっぱこの年齢でも色々知らないことがあるということなんだよな。
(ソッコーで近所のカーショップへ行って袋ナットを付け替えている様子。もうちょっといい色がよかったけれど、ここで追金するのも悔しくてさ。どうせ純正の延長、これで妥協しました。)
【じゃあ正解はどうだったのか?】
鉄チン付の標準装備のまま納品(納車)してもらうこと、これに尽きる。
そしてカーショップへ行って同サイズの社外アルミを買ってスタッドレスに履き替える。
そこでは袋ナットの購入も忘れずにし、標準装備されていたタイヤとホイールキャップを売り飛ばす。
余った鉄チンは、金属ゴミとして売るか「ジモティー」とかのツールを使って人にあげちゃってもいい。
それが、最も安価で足回り問題を解決できた手段だったな。
もう50になろうとしているのにこのザマだというのが情けないわ。
クルマ人生30年。
もっと経験していって、次回は完璧な新車更新を目指すとしよう。
(貫通ナットであるよりもずっとマシになった。色味は気に入らないがボルトが錆びるリスクを考えたら、早いほうがいいだろ。)
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