<その5からの続き>
【目的地:マルトマ食堂にて】
並び初めて30分、行列が1ミリも進まないことに加えて、傘も持たず小雨も降り始めたことで心が折れそうになるも本降りにならない限りは耐え忍ぶ覚悟で並び続けた。
なお、行列が遅々として進まない理由は簡単で、一向に店から客が出てこないことに加え、8名くらいのピッチで客を入場させることから、少々動いたら25~40分位待つという図式になっているためだ。
自分が結局、店舗内に入れたのは並び始めて2時間20分後であり、オーダーを取りにくるまで20分弱、食事の時間は20分弱をさらに待つことになった。(ゆえに結局3時間コースだったということね。)
(店前には、このような可愛らしい看板がお出迎えしてくれている。しかし、2時間以上待たされてからの看板登場だけに、ちっとも癒されなかった??)
【タネとカラクリ】
そもそも食堂自体が、店内24名程度、食事スペースは12~14畳くらいしかないのでかなり狭い。
加えて厨房の作業人員は、最大4名のところホール係を兼任でそれぞれ実働しているので1プラス3状態。
これでは…って感じで色々納得させられるわけで。
人気店になってしまったからには、これでは店員さんたちが必死でブン回しても限界があるんだよね。
(これが多くの人が注文するホッキカレー<1200円>。ホッキの量もすごいが、カレー自体も中辛よりちょっと辛い味付けがメチャクチャおいしくて、オレにはハマったなぁ。)
【最大の混雑要因】
これは、厨房周りの球数不足だけにとどまらず、実は客自身が混雑の原因を作っていることも分かった。
では、そのほんの一例を以下へ綴ろう。
1.
長時間待たされてようやく着席したはいいが、なかなかオーダーを取りに来ないので、しびれを切らして店員を呼んでしまうこと。
これは、キチンと店員さんが入店順を覚えていて順番に注文を取ってくれるシステムになっているので、オレを含めてほぼ一見客だから、こういう呼び出しでタイムロスを生じてしまっている。
2.
テーブルにあるメニュー表よりも、実は日替わりで用意されているメニューのほうが相当お得で魅力的であること。
さすがに事前にHP等から予習してきても、心変わりが皆生じるというもの。
そのためオーダーしたのに急遽変更や追加したり、ひどい人だとショウケース前で大粘りする客もチラホラ。
これでは回るものも滞ってしまいがちなのだ。
3.
お土産が出来るものと出来ないものが明確化されていないため、客に混乱が生じているため。
当然、全員がイートイン客だが、ついでに持ち帰りを要望する客も少なくない。
しかし、どこまでがいいのか、いつ発注するのかの案内がないため、2で紹介したとおり、すでに食事中でも発注をかけるケースが多発。
店員さんも「出来るものと出来ないものがあります」とヌルっと答えつつ、客をいなしながら作業をしているので、客側も結論が分からずのまま困惑してしまいがちなのだ。
4.
壁一面に芸能人の写真とサインが貼付してあること。
これは、待っている時間にはいい時間つぶしにはなるが、だったらこのお店のルールやお土産可能リストを貼付しておくべきだと思うのだが。
客が待ちきれずその写真やサインの写真を狭い店内で見て回ったりすると、どういうことになるかわかるよね?
って話。
(カレーや定食には、小さなお椀ながら”あらの味噌汁”がついてくる。こちらに関しては、まあ特別美味しいということもなかったことに加え、メインメニュー登場前の早い段階で出てくるから、あまり記憶もないのが本音。)
【マルトマ食堂にて:2】
厨房側にあるショウケースや当日作った各フライは陳列分限りなので要は先着順。
しかし、すぐ目の前は漁港というメリットから、当日にしかないメニューとしてドンドン追加される。
だから朝イチにも三文の徳があるが、朝イチだけが優遇されているメニューばかりでないということだ。
ちなみに、お味などの評価については、食べログで語らせていただきますのでよかったら。
(せっかく来たので、オレが最も大好きな食べ物でもある”北寄貝”を刺身2人前でもオーダーしていたんだ。このボリュームで1200円。つまり、カレーと同じ値段なんだけど、カレーに入っているホッキ量のほうが断然多い。刺身である故、たしかに鮮度は良かったのだが・・・結果論になるけれど、なんだったらカレー2杯食べたほうが良かったかもな・・・っていうのが率直なところだった。)
<その7へつづく>
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