【はじめに】
毎年、晩夏初秋に行われる“火薬類取扱保安責任者試験”(以下「当試験」という。)については、資格マニアの方でなくても、その資格の存在くらいはご存知かと思う。
当試験は、甲種・乙種とも難易度的に50%前後であって、激しく難しいものでもないといういわれがある。
かなり偏った分野であるが、だからといって一年に一回しかない受験機会に加え、高額な受験料の負担を鑑みると、簡単に失敗するわけにもいかない。
そして、いつものように、手っ取り早く過去問を仕入れてサクサク勉強する作戦が、今回ばかりは通用しない事情もある。
なぜなら、試験問題を持ち帰ってもいいことになっている割には、過去問集などが市販化されていないという背景がある。
それはなぜか?
なんといっても全国で受験者が、毎年300名強しかしないという人気のなさが、これらを物語っていると言えよう。
そう、だから過去問題集を発売したって売れるわけもないってことよ。
そうなれば、大枚叩いてでも当試験の受験対策講習会に参加して、石橋を叩いたほうがよいだろうと判断したわけだ。
【受験のきっかけ】
過去にも語ったことがあるが、元々は見送っていた資格。
これは、自分が崇拝する資格マニアさんのコメントから、そう決断していたのだが、前年に発破技士の実技講習に参加した際、後述の専務理事さんから、
「どうせなら、この流れで当試験も受けたほうがいいんじゃない??」
というワンフレーズを仰られたので「それもそうだな」と思ったことがきっかけだ → 単純だなぁ。
【難易度など】
さきほど50%の合格率だと申し上げたが、あくまでも関係者が受験した結果がこれなので、実際にはこの数字が示すほど簡単ではないと思われる。
過去問集が市販されていないというのもポイントであることに加え、結構エグイ計算問題を電卓なしで求めなければならないというハードルもある。
【合格率が高い都道府県はどこ?】
東京都火薬類保安協会および千葉県火薬類保安協会からの情報しかないのだが、甲種で言えば全国平均の合格率が平成28年度で52.3%のところ、東京都が64.6%、千葉県が72.7%であるから、両県の受験者について地力が高いとも言えそう。
(千葉県は合格率が全国No.1だってさ。数字上では、ぶっちぎりだよね。ちなみに乙種に限れば、千葉県の受験者の合格率は100%だぜ??)
参考までに、関連講習会参加者の合格率はどうかとなると、東京都は79.3%と一気に跳ね上がる。
そして当試験における勉強にはもってこいとされている教本「香川本」が有名な香川県を含む四国地方の合格率も気がかりだが、実際のところは謎のままだ。
「火薬類取扱保安責任者養成講習」について(2)へつづく
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完全解説!火薬類取扱保安責任者試験 [ 手束誠治 ]
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