Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

NEXにて(初乗車記)

2017年02月04日 23時59分59秒 | Weblog

【はじめに】


成田エクスプレス(以下「NEX」という。)は、関東在住の方なら周知の事実であろうが、JR東日本が運転する成田空港駅と首都圏をつなぐアクセス特急であり、全車指定席の列車だ。


運転開始当初は、スピード重視の折り、千葉駅を全列車通過するということで大問題になったこともあった。
しかし今は、時間だけなら京成電鉄が運転するスカイライナーに分があるため、朝夕の時間帯にかぎれば完全に通勤特急になっているのが現状だ。


まあそのおかげで、自分も利用する機会が生まれたわけだが、調べもしないで値段にビビっていたこともあって今日まで乗車することがなかった。
ある日、平日に都内へ出向くのに丁度いい総武快速線が時間的になかったことがある。


千葉駅始発の電車に余裕をもって乗車したかったのがその理由なのだが、通勤時間帯は千葉駅始発の列車が非常に少なくなっている。
そのため、確実に着席乗車するためには、総武快速線が使えなければ特急列車しかない。


時間帯的には佐倉始発の特急列車が存在するのだが、当列車の編成は全席自由席となっているため、おそらくこの列車に乗車したら着席できない恐れがある。


そうなると、指定席を持つ列車の縛りが生じると、自動的にNEXしか選択の余地がなくなる。
そして運よく朝の数本は、千葉駅発着便も存在するため、今回料金度外視で思い切って乗車してみることにしたのだ。


【きっぷを買う】


へき地勤務の当方としては、仕事時間中はおろか帰宅後に「みどりの窓口」へ営業時間内に立ち寄れるところが正直ない。
そこで思いついたのが「ネット購入」だ。


JR東日本だと「えきねっと」という看板で対応しているが、事前予約をキャンセルされてはたまらないからかクレジットカードのみ受け付けている。
当方は、御存じのとおりクレジットカードは保有していない。


しかし、最近スマホを導入するにあたり、JCB付きのデビットカードをこしらえたところ。
今のところ、原則クレジットカード決済であるがデビットでも対応しているサイト(機関)は、自分が確認しているだけだと「Tカードがチケットの代わりになるTチケット」以外は準クレカとしてどこでも使える。


楽天は勿論、UQモバイル然りアマゾン然りだ。
そこで思い切って「えきねっと」でもデビットカードで決済できるかチャレンジしてみたら、なんと一発通過。


これさえできれば、えきねっとで買ったは旅券は、当日の朝でも指定席対応自販機で受け取れる。
(それがないとみどりの窓口OPENの時間帯だけしか受け取れない。)


しかも、自分の希望の席まで「映画館よろしく」で指定できるのはありがたい。
自分が申し込んだのは、前日の夕方であったが、閑散期でもあって好きな席を取り放題の状況だった。


つまり、自分が乗ろうとしているNEXはガラガラであることが想像できたわけだ。


【いざ乗車】


ふたを開けたら、ビックリ仰天。
乗車率は千葉からの乗車で「ほぼ」100%だった。


利用者の6割以上が外国人であることを見受けられたので、おそらく、当日および直前調整などで席が埋まったのだろう。
それにしてもビックリした。そういう利用者層であるにもかかわらず、外国人への配慮は気薄のようにも思えた。


たとえば、トランク室にロックをかけて保管し運悪く解錠出来なかった場合においては、最終到着駅で対応するとしていることだ。
人員の問題もあろうが不親切すぎやしないだろうか?


もう一つは、東京駅到着の12分以上も前に降車する人は準備するよう案内が入ることだ。
具体的には、新小岩を過ぎてしばらくしたら「まもなく東京到着」とアナウンスが入るのだ。


東京がどこだか知らない人にしてみたら、普通に準備しちゃうよね。
結局、そのアナウンスをまともに信じた外国の方が錦糸町の手前くらいから、ずっと立たされている状況になっていた。


オレが万国共通語は話せていたら、「まだ到着まで10分以上ありますよ」と伝えることが出来たのに。
せいぜい地下にはるところや馬喰町あたりでアナウンスしたら?って思ったね。


【コスパはどうなの?】


座席(シート)そのものは、JRでは最もいいシートの部類に入るものだったように思う。
加えて言うなら、京成スカイライナーよりも格段に奥行きもあって頭もソフトにホールドしてくれるし、座席間のスペースも十分に確保されている。


京成の線路幅よりもだいぶ小さいこともあって、通路が狭いのは仕方ないとしてもこれなら及第点を挙げられる。
そして少なくても、総武快速線等のグリーン車より全然いい。


当たり前のことだが、NEXだからといって特別特急料金は設定されていないので、同じ区間を過ごすにあたり房総特急で過ごすシートとNEXのシートを比べてしまうと、だいぶ損得の感情が生じてしまう。


料金(平日)は、千葉-東京間だと、総武特急自由席なら510円、総武快速線のグリーン車は770~1030円、NEXおよび総武特急指定席だと1030円になる。


確実に座れる特急指定席と飛び込みで乗車した場合における総武快速線グリーン車(自由席)が同じ料金設定になっていることがミソだ。
こうくらべるとNEX利用が大きく優位だが、使える列車が超限定的なのであくまで参考程度だ。


コスパ比較の前に、同じ土俵に乗せられないというほうが勝ってしまうといえよう。


【千葉県内におけるJR特急事情】


千葉県は、NEXおよび房総特急を除けば、総武本線をめぐる「しおさい号」という特急列車が8往復しかしていない現状。
京葉線ルートがない時代は、成田線回りの特急列車もバンバン走っていたし、房総特急も必ず千葉駅経由だったので、千葉-東京間は、1時間に1~2本以上は特急列車が走っていた。


しかし、自由席における特急料金キセル対応のため、車掌を増やすことのデメリットや総武快速線の房総ルート拡充を鑑み、特急列車そのものが衰退する。
つまり観光特急だけ残せばいいという発想から、総武快速線を2階建てグリーン車2連結にしてその穴埋めを図ったものと考えられる。


だったら・・・オレは提案したい。
特急は全車指定でも構わないので、しおさい号の増発または快速線グリーン車を増結するか指定席の導入をぜひ検討して貰いたい。


 


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« nobizou的 “印象のいい神社、... | トップ | タナベの開発スピードって、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事