< この謎(件)は、皆さん解決しておいた方がいいぞ!! >
この記事の出典:「クラシル」アクアパッツァとブイヤベースは何が違う?特徴や作り方について徹底解説!
【きっかけ/はじめに】
美味しいアクアパッツァを探す旅に出ると、これってアクアパッツァなの?ブイヤベースじゃないの?と悩ましい出来事に遭遇することが多々出てくると思うのよ。
そのため、ここで自分自身で勉強して確認しておくためにも、今一度整理しておこうと思い記事にしてみた。
なお、この記事の出典として「クラシル」のレポートを引用していることを申し添えておく。
【そもそも何料理?】
単純にアクアパッツァもブイヤベースもイタリア料理だとばかり思っていたが、
実はそれって大間違い。
アクアパッツァは、イタリア南部(ナポリなど)の郷土料理。
対してブイヤベースは、南フランス発祥のフランス料理なのだ。
だから、ブイヤベース風アクアパッツァとか、アクアパッツァのブイヤベース仕立てなんていうのは、イタリア料理でもなくフランス料理でもないのだ。
【じゃあアクアパッツァとは?】
改めて確認しておくが、アクアパッツァとは、「オリーブオイルで焼いた魚を水で煮込み、白ワインやトマト、ムール貝などを加え、塩で味を調える料理」とある。
つまり、アクアパッツァとは、「オリーブオイルで焼く、水で煮る」ということが大きなポイントになる。
なお、「本来は焼いた魚を海水で煮込み、トマトとオリーブオイルだけで仕上げる素朴な料理」だとも記されている。
よってアクアパッツァとは、シンプルな漁師料理であり、家庭料理でもあるわけだ。
(この画像は、真鯛のアクアパッツァのフリー素材。トマトが入っていて、メインの魚がいることがわかるよね。)
【対してブイヤベースは?】
ブイヤベースとは、「魚のアラ、エビ、香味野菜、サフラン、トマトなどを煮込んだ濃厚なスープ料理」であり、さらに魚介を加えた「具沢山のスープ」であるものを指すようだ。
また、本場マルセイユ市(南フランス)には「ブイヤベース憲章」というものがあり「地中海岩礁の魚を4種類以上使用する」「タイ、オマールエビ、ムール貝、タコ、イカは加えない」などのルールがあるそう。
ゆえに、魚介の煮込み系料理で使われがちのムール貝が入れば、もうそれはブイヤベースではないということになる。
要は、スープ料理なのよ、ブイヤベースって。
【ルールがあるのがブイヤベース】
結論からいえば、ポイントとなるのが、トマトに明確な線引きラインがあるということ。
アクアパッツァは、水で煮込んでトマトを使用するものの、一緒に煮込むかどうかはポイントではなく、魚を食するのがメイン。
しかしブイヤベースは、複数の魚をトマトなどとしっかり煮込むものの、スープとして味わうのがメイン。
だから、塩味でトマト色がついていないスープは、ブイヤベースではないことになる。
(こちらは、ブイヤベースのフリー画像。こちらは複数の切り身魚と野菜、トマトが入っていてスープ料理であることがわかるよね。)
【結論】
アクアパッツァとブイヤベースは、似て非なるもの。
しかし、ブイヤベースにはルールがあるけれど、アクアパッツァには基本ルール以外に汎用性があるということ。
これから、もし貴殿がどちらかを食する機会があるなら、よくチェックしてみてください。
少なくても、アクアパッツァもしくはブイヤベースに、いずれかの料理名が混在していたら・・・
もうそれはそれでないということを認識しておきましょう。
(アクアパッツァでもないし、ブイヤベースでもないということです。)
御清聴ありがとうございました。
素敵なお食事を!!
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