<乙種コンプリートを改めて振り返る>
今回の記事から、タイトルを「めざせ!フルコンプリート!」から国家資格というフレーズを付けさせていただいた。
まあ、その理由は平成23年当初に立てた目標の「乙種コンプリート」は達成され、有言実行がなされたことから、残る目標があとひとつとなったためだ。
そして添付写真のとおり、乙種はひとまず平成24年中に取得することが出来た。
先月の段階で昨秋に受けた乙5類の試験結果が分かっていたため、乙類のフルコンプリートは分かっていたが、改めて免状を目の前にすると、これまで挑んだ月日がジワジワと滲んでくると共に達成感にも溢れる。
思えば、学生時代に丙種と乙種4類を取得後、22年も経ってから再開した他の乙種全類取得について、勉強も受験も楽しみながら行うことが出来たのは、この歳で得た久々の感覚だった。
それでこれまでの受験経験もさることながら、感慨にふけっている時間はもう終わりと判断して、早速年末から甲種の勉強を始めている。
平成24年の目標が乙種のコンプリートならば、平成25年の目標は甲種の合格と決めたからだ。
以前も語ったことがあるように、乙種合格より甲種合格の方が格段にレベルは高い。
つまり甲種の試験難度がハンパじゃないことは、下記リンクからも想像が付くことだろう。
http://www.shoubo-shiken.or.jp/org/result.html
ここでは、乙4類受験者の合格率が3割と同程度を示しているが、これは乙4類受験者のほとんどが学科消防法令も受験内容に含まれているため、乙種では4類だけがズバ抜けて合格率が低いことに由来する。
ちなみに、甲種合格率は3割強と乙4類と合格率が同程度であるが、受験資格がない乙4類と受験資格に制限がある甲種とでは、単純に比較できない差がある。
そこで簡単だが、まず甲種の受験資格をご紹介しておこう。
①大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、高等学校の専攻科、中等教育学校の専攻科 防衛大学校、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校、外国に所在する大学等における化学に関する学科又は課程を修めて卒業した者
②大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
ほぼ①と同様で、化学的な大学等において当該学科の単位を修めていることが証明できる者
③乙種危険物取扱者免状を有する者で以下のいずれかの条件を満足している者
③-1 乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験が2年以上の者
③-2 第1類又は第6類、第2類又は第4類、第3類、第5類のうち、4種類以上について乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者
http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/qualified01.html
上述のとおり、甲種の受験資格には消防における最低限の知識が有しているかの条件が必要なことであるため、ある程度のバックグラウンドを持つ者が受験して3割の合格率であるということは、どれだけ大変か理解して欲しい。
なお、この資格が素晴らしいことは③-2のように学歴がない者にも受験資格が用意されているということを申し添えたい。
この条件があるから、オレも1年かけて、乙類コンプリートへの道というタイトルで、甲種の受験資格を得た道のりを過ごしてきた。
しかし、この条件一覧を熟読していたつもりだったのだが、最近になってとても大事な一行を見落としていたことが分かったのだ。
その一文とは、①にある「高等学校の専攻科における化学に関する学科又は課程を修めて卒業した者」という箇所で、オレは普通科高校ではなく化学系の学科を卒業したものである。
恥ずかしいことに乙5類を受験するタイミングでこのことに気づいたのだが、たとえそうであっても、乙種はコンプリートすることを目標としていたから、特段大きなコトではないもののショックだった。
つまり、乙5類の交付を待たずに甲種を受験できたわけだから、このタイムロスは大きい。
調べてみると最短ならば、先週の1/20には甲種を受験できており、オレが待っていた受験日が4/14であることを踏まえると、まるまる四半期を棒に振ってしまった。
まあ、いいか。 おそらく一発合格は出来なかっただろうから、密に勉強する時間が出来たと考えよう。
http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/schedule_later.html
あ、そうそう余談だが、過去ログで「乙4取得後、乙種フルコンプを目指すための段取り」を偉そうに語っているが、今思うと決してそうでない。
改めてだが、今後、乙種コンプ(乙4は取得していることが条件)から甲種を狙おうとしている人にお勧めのローテーションを綴ろうと思う。
(上述の①②の条件に当てはまらない人に限る)
まず、オレの乙種に係る試験結果は、乙4は忘れてしまったが、まず乙1(試験順)から順に。
乙1 100点
乙6 100点
乙2 90点
乙3 80点
乙5 100点
残念ながら乙2は、第一問目の共通問題で引っかかり、乙3は2問も不覚をとってしまったが、まあ合格と言うことにさせていただいた。
これを踏まえると難易度は、乙3が一番難しくて、乙5が一番簡単だったことと、上述の③-2の条件から、
乙1&乙6 ⇒ 乙3 ⇒ 乙5 ⇒ 乙2 と受けることを勧める。
チャレンジする気であれば、どこか3・5・2のうち2本を同時受験もアリだが、とにかく乙2は最後に受験することを勧める。
それは、乙4をすでに合格しているわけだから、乙2が受からなくても(受験前でも)、乙1または乙6と乙3と乙5を取得した時点で甲種の受験資格が生じるためだ。
まあ、オレがこんなことを早く気づいていれば、ここに示すとおりの順番で受験したんだけど、このことに普通の人は気づくだろう。
もっとも、オレの場合、早く甲種の受験資格があったことに早く気づけってね。
(とんだ天然野郎だわ・笑)
ひとまず、甲種の試験に勉強に集中したい。
勿論、今年の目標は、甲種合格によってタイトルどおり完全コンプリートを目指す。
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